異世界の説明?2
一通りの説明を終えた神様?は満足気だった。
とりあえず説明を要約するとこうだ
現在此処、【ユグドラシル】と言う世界では神様がほんのちょっと目を離した隙に色んな進化をした者たちで溢れかえる世界になってしまった。
科学と魔法の入り混じる世界。
戦争が絶える事のないこの世界を神の代理として正しく導いて欲しい。方法は一任する。
と、言う感じらしい。
「そんなの神様なら自分でやればいいじゃないの?」
「私はこれからまた新しい世界の創造とか、神様進級試験とかで忙しいんですよぉ〜
まぁータカシがピンチの時には私も少しはお手伝い出来たらしますので!!」
手を組み祈る様な眼差しでこちらを見てくる。。
「ん?進級試験?神様ってそんなもんあるの??」
「?ありますよぉ!!まぁ進級することで担当の世界が増える一方で、手当も熱くなるんですよぉ〜ヾ(*ΦωΦ)ノ」
その手はなんだ。。
「神様で手当てって・・なに?これが終わるまで俺は地球に帰れないとかって言うの?私の願いを聞き届けてくれた暁にはそなたの願いを一つだけ〜とか?」
「え?タカシさんはもう地球に帰れませんよ?今頃は地震で家の下敷き。お通夜が営まれてるんじゃないですか?あと、そんな簡単に願いをぉ〜とか出来たらユグドラシルの事をタカシさんに頼むわけないじゃないですかぁ〜☆ww」
うわぁ〜さらっと爆弾発言を。。
「え?帰れないんすか?一生このまま?
このユグドラシル?」
「はい☆いつもゲームしながらこんな世界で生活したいなぁ〜って言ってたじゃないですか?
あ、あと少し、タカシさんの身体をいじらせてもらいましたから☆神の使いなんでとりあえず神気を授けてます!それである程度の魔法なんか使えたりしますよ☆
あと、『ジッパー』って唱えると物入れに便利な魔法が使えます! その中に今後必要そうなものを入れてますなら足りないものは自分でなんとかして下さいね!では」
ヒュッと風が吹いたと思ったら神様は消えていた。
いや、俺はこれからどうしたらいいの?
神様がいた場所を呆然と眺めている俺は、とりあえず今後の事を考えるの事にした。
手を前に出し『じ、ジッパー』と唱える。
そうすると目の前に黒い亀裂が入りジッパーが現れ、自動で開いていく。
な、何が入っているのかな・・恐る恐る手を入れて漁る。最初に掴んだ物は靴だ!それから次々とGパンにTシャツ。まずは着替えの類、大きいのもを掴んで出して見ると・・椅子だ。。
しかも俺の部屋にあったやつか。。
うん。とりあえず着替えるか。。