新たな一面
私はなんとか キスされないようになんとか顔を横にして下を向いた。
この男の力が強すぎて 震えた。
その時、
一瞬で私のそばから 男性が居なくなった。
えっ?
何があったの?!
私は恐る恐る 顔を上げると
あのVIP室の彼が立っていた。
カンザキマサヒロだ。
何で??
彼は 私の身体を押し付けた男性の胸ぐらをつかんで 立っていた。
「俺の女に手だすとは根性あるな」
そう言って 男性を凄い形相で上から睨み付けた。
男性はすぐに
「すみません! 知らなかったもので、つい。」
ビクビクしながら答えていた。
「今すぐ この場所から出て行かないと殴るぞ」
そう言って男性の胸ぐらを もう一度強く上に掴んだ。
「かっかっかっ!帰ります!」
そう言って、男性は逃げる様にダンスフロアから出て 消えて行った。
私は ほっとしたせいか身体から力が抜けて 前に倒れそうになった。
彼が私の側に近づいて、倒れそうになった身体を 支えてくれた。
「大丈夫か??」
「大丈夫じゃない」
私はそう言って彼の肩に頭を置いた。
彼の香り。
とても甘くて優しい香りがした。
彼は 私の頭を 優しくなでてくれた。
良い気持ち。。。。
さっきの強引さは 何処にいったのだろうと思いつつ、彼の肩に頭をおいて その優しさに 浸っていた。
音楽は さっきより落ち着いた曲になっていた。
彼の胸に頭を置いて 力が抜けている身体の全体重を彼の腕に預け 彼の身体を感じた。
とても 暖かくて 落ち着いた。
彼ってこんなに身長あったんだ。183?くらい?? 肩幅も広くて胸板も厚みがある。
何かのスポーツしてるのかな??
とにかくさっきの強引さとは全然 違う。
守られてる感覚。。。
「助けてくれてありがとうございます」
私は彼の目を見つめて言った。
「君は 飲みすぎだよ、、、 、 わざと 男を誘ってる感じに見えた。 今の君は いつでも襲われる用な格好をしている、、、君のシャツのボタン開きすぎだ」
私は自分のシャツをすぐに見た。
えっ??!!
ボタンが 2つも開いていた。
恥ずかしい!!!!
私はすぐにボタンを閉め 胸を隠した。
「君は凄くキレイだ、、、僕も君を抱きしめたくなった」
私はドキッとした。
抱きしめてほしい、、、、
そう思った。
彼は店員にすぐにミネラルウォーターを持ってこさせる用に命令し、
すぐに店員がミネラルウォーターを彼に渡した。
彼は私の頬にミネラルウォーターを当てた。
冷たくて気持ちぃぃ。
ミネラルウォーターを取り 私はごくごく飲んだ。
さっきより 大分 落ち着いたみたい。。。
その時、るみが私達の方に 足早に近づいてきた。
「みさ!! ここに居たのねっ 安心した〜
踊ってると みさが居なくなってたから 何処に行ったのかと思ったよ 」
そう言って 私をハグした。
るみは すぐに彼に気づいた。
「誰?? この人? 何かされた!?」
るみは私に心配な顔をしながら聞いた。
「違うの。彼は 襲われそうになった私を助けてくれたの」
るみは 困惑顔で 私と彼を見つめた。
「えっ!!?どうゆう事?? みさ 襲われそうになったの?? どこのどいつよ!!」
「 彼が 追い払ってくれたから もう大丈夫」
私はるみを 安心させようとすぐに言った。
「気付かずでごめんね、大丈夫なの?」
るみは 私をまた ハグした。
るみは 側にいる彼に 上から下まで品定めするように、じーっと見つめてから
こう言った。
「みさを 助けてくれてありがとうございます」
彼が
「みさを 守る事が僕の役目ですから」
笑顔でニコッと笑い微笑んだ。
今、私の名前を ケロッとした顔で言っていた。
不思議な感覚だった。
初めてあった人に 《みさ》とゆう一言が。 私の名前を言っただけなのに
嬉かった。
「じゃあ、みさ 僕の誕生日だった事を忘れてたよ。今頃 また皆で探してると思うから 行くよ。
もう お酒は飲むなよ、 また連絡を待っている」
彼は 私の頭にキスをし、VIPルームに戻って行った。