表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/23

ダンスフロア

「まだまだ、踊り足りない!」


るみは 私に向かってニヤリとした。


「あんだけ踊っておいて??まだ足りないの? どこから そんな力が湧いてくる訳??」


「 みさは一回も 踊ってないんでしょ?せっかくクラブに来たんだから踊りに行こうよ〜!」


確かにクラブに来たんだから 一回も踊らないなんて 勿体無いよね。


「解った!せっかく来たんだから踊りに行こう!」


「やった! みさはいつもノリが良くて大好き!」


るみは私をぎゅうっと抱き締めた。


1階に戻るとさっきより ダンスフロアの人は少しマシになっていた。


これぐらいの人だったら 踊れそう。

私達はバーカウンターへ行き、テキーラ2杯を頼んだ。

テキーラを飲むと 恥ずかしさがマシになる。踊る前に テキーラで乾杯した。


テキーラを一気に飲む。

私は炎の様に顔が真っ赤に染まった。

テキーラを飲むのは半年以上ぶりだ。


やっぱりテキーラは苦手だ。


るみは私の手を引っ張り 一緒にダンスフロアの中へ入って行った。


その頃、音楽は最高に盛り上げる曲をDJ がここぞとばかり かけていた。


私もお酒の勢いと日頃のストレス発散の為に音楽に合わせて 踊った。


るみと私は はしゃぎながら 音楽とダンスは最高潮に達していた。


テキーラが効いてきたせいか 頭がぐらんぐらんしながらもリズムに合わせて踊った。 最高!!




そこへ 私達の前に二人の男性が近づいてきて 「 一緒に踊ろう!!」

と言ってきた。


二人の男性は私達と一緒ぐらいの歳で20代前半の全体的に細身の体型でスーツなのに オシャレに着こなしていた。


るみは二人に全く興味がないのか 聞こえていないフリをして男性とは反対に背を向けて踊りだした。


私もすぐに無視しようとした瞬間、一人の男性が私の背中へ手を回して身体を密着させてきた。


私は「辞めて」とすぐに言った。


彼も凄く酔った感じで 私を抱きしめながら 「 めっちゃタイプ! 俺と踊ってよ!」


と私の耳元で音楽に合わせ大きな声で叫ばれた。

意外と彼の腕の力が強くて離れようとしても離れられない。


どうしよ、、、


るみは 私達の事に気付かず一人で踊っていた。


私は その男性の力でゆりとの距離を離され ダンスフロアの壁側まで連れてこられてしまった。


るみが何処に居るかさえ解らなくなった。


音楽が急に R&Bにかわり、流れ始めた。


壁に私を押し付け、さらに彼は私の身体を密着させてきた。


男性は自分の胸を 私の胸に わざとらしく、くっ付けて私の着てるシャツの真上から 谷間を覗き込んでいた。


私はお酒のせいなのか、声が全く出ず 頭がもうろうとしていた。


恐い。 この男の力が強すぎて身動きさえ出来なかった。


そして、男性は自分の股間を私の太ももに擦り付けてきた。


えっ!!!


勃起している!!


私は直ぐに男性の顔を見た。

男性は興奮した顔でニヤリとし、私の口にキスしようとした。


嫌!! 誰か助けて。。。。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ