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カンザキ マサヒロ

VIPルームの外にでた瞬間、一気に息を吸い込んだ。

魔法にかかってたみたいな感覚だった。


あの瞳、あの唇、あの髪、あの声、あの手、あのガッチリスラッとした身体。

全部が完璧過ぎるくらいの彼。


私の脳から 焼き付いて離れなかった。

まだ、ダンスフロアに人がいっぱいいた。

外の空気が吸いたくて、2階へ足早に登った。 ベランダに出て 持っていた ミネラルウォーターを一気に飲んだ。


口の中がカラカラに渇いていたのが すぐに潤った。

外の空気は気持ち良い。


私は 彼から貰った名刺を確認した。


神崎グループ

代表取締役社長


神崎 雅弘 〈カンザキ マサヒロ〉


本社TEL △△△―△△△―△△△△

携帯TEL〇〇〇―〇〇〇〇―〇〇〇〇




社長だったんだ!

確かに偉そうにしてたな。

そう思い、私は持っていた小さいbagにしまい 携帯を見た。

時間はもうすぐ午前2時になる所だった。

るみからメールが届いていた

(今、どこ?? 連絡して )


私は急いで返信をした。

(今、2階のベランダで涼んでるよ。まだ踊ってるの??)


私は携帯を閉じて プールがある場所に行き、そこにあるベンチに座った。


凄く広くて 綺麗なプール。

ここでpartyできそうなぐらいの広さ。

ベランダなのにDJ ブースもある。

繁華街のど真ん中だから 多少 音鳴らしても平気なのかな??


夏のpartyは プール入りながらDJの音楽を聴く。

最高じゃない!!


私は一人でニヤつき ボーっと都会の夜景を眺めた。

こんな都会のど真ん中で 高級クラブを造った人に感謝したい気持ちになった。


そうしているうちに 知ってる声が聞こえた。

「みさー!そんな所に居たんだ、2階にさっき探しに行った時 居なかったから 探し回ったよ〜」


るみはそう言って 私の隣にドスンっと座った。


「ごめん、色々あって。。。」


「えっ??そうなの?何かあったの?」


「うん また帰る時に話すね」


るみは 私が持っていたミネラルウォーターを取り、グビグビと音を鳴らして飲んだ。


「あー 美味しい!! ここ最高よね!酔っちゃった!」


るみは いつもの酔った顔をしていた。


「あれからどれくらい飲んだの??」


「テキーラ3杯と 白ワイン1杯」


「テキーラ飲んだの??!」


「うん、さすがに3杯は失敗した!」


るみは 身体を横に揺らしながら ダンスフロアから聞こえる音楽に乗っていた。




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