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epilogue
「俺にお前が守れるかな。」
魔王はそう呟いた。
あの時の魔王みたいに。
今魔王の目の前にいるのは、目を覚まさないいつもそばにいた幼なじみが眠っていた。
生きる目的をなくした少女は、まるで電池が切れた機械のように、動かなくなった。
しかし、生きている。
彼女の薄い胸は小さく上下している。
ああそうだ。
少年は再び思い出した。
「俺はお前を守るために…お前のために魔王になったんだ。」
そして世界は向こう数百年、魔王とその子孫により、平和を保ち続ける。
お久しぶりです。亜鉛です。
この作品を投稿して、7月で2年になります。
そこで、この作品をリメイクしようかなと考えています。
そこで、読者の皆様には是非、アドバイスなどの意見をいただきたいと思います。些細なことでも構いませんので、何かあればすぐに申し付けください。
それでは、今後とも宜しくお願いします。