表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/14

prologue

「俺はお前が好きだから!何があっても絶対守るから!」


なんて言ったのに。

あの時そう言ったのに。

今少年の目の前にいるのは、一糸纏わぬ姿で腹部から血を流して倒れているあの時守ると誓った少女だった。


「……君のせいじゃ……ないから……私が……悪いんだから……」

「違う!お前は何も、何もしてないじゃないか!なのに、なんで……」

「違うの……これは……あの人たちを説得できなかった……私が悪いの……だから……」


だから、泣かないで。


その言葉を告げることなく、少女の目は光を失った。

少年は再び誓った。


「……お前を殺したあの国を、この世界を、人間を!俺は一つ残らず消してみせる……絶対に!!」


そして少年は『魔王』となった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ