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普通は何なのでしょう?  作者: アイ
4/10

小学校

小学校に上がっても、引っ越した一軒家での生活は、変わらず、更に酷くなった。

一軒家だから、騒いでも周りは気に掛けない。

夜6時から、地獄とかした。

6時に帰って来る父親の為に、母親は食事を私は片付けをして、心の準備までして待っていた。

それまでも、何度も母親は私を連れて家を出たが、最初の問題は私が虐待の事が分かって居なかった事。

他の家で暮らす事など無い為、自分の家の異常に気が付けなかった。

今思うと馬鹿だと思う。

知らないと言う事は、とても危ないと知った。

そこに罠が有っても、罠を知らなかったら嵌る。

それと同じだった。

更に、父親は外側は完璧で、親族全てが騙されていた程だった。

逃げると、周りに反対され話し合いの場を設けられ、父親は、


「悪かった。もうしない。」


と言い張り、連れ戻された。

それからは、脅しも強くなった。


「逃げても分かるからな。どこまでも行くからな。母親がおかしいんだ。アイは分かるよな?」


と散々言われた。

いつも決まって、母を責めながら、私に向かって


「なあ?そうだよな?お前も分かるよな?そうだろ!」


と話を振られて同意するしか無かった。

少し抵抗すると、首を絞められる。

少し違う事をしたら、足を持って、引っ張られた。

だが、決まって残る傷は付けなかった。残っても転んだ程度の物やたんこぶ位で、外傷が無かった。

だが、当然首を絞められると苦しくて暴れるし、引っ張られて裂けない程度に力を込められると、喉が枯れるまで叫んだ。


逃げる気力も無くなっていった。

生きるだけでいっぱいいっぱいだった。


小学校に上がってからは、性的な虐待も多くなった。

揉んだり、触ったりはもちろん、舐めたり、甘噛みしたり…

流石に気持ち悪くて、抵抗したが、力で適わないし、叫んでも誰も助けてくれない。

そのうち抵抗を諦め、成されるがままになった。

隣接した家に遊びに行って驚いたのは、アイスが出て来たり、沢山おもちゃが有る事だった。


今思うと、何故助けてくれないのか分からない。

あれだけ、叫び声をあげたのに、掠り傷とは言え沢山怪我してたのに。

父親の怒鳴り声だって聞こえた筈なのに。

父親のいびきでほっとする毎日。

起こさないように、小声で会話して水も飲めない、トイレ、お風呂、歯磨きも出来ない。


不潔でいじめも受けた。


でも、家よりましだったから、普通に学校に行った。

性格に問題も出て来た。

人の物が欲しくて盗んだ。

流石に店の物は取らなかったが。

結局罪悪感で、先生に白状して、家に連絡された。

この時の体罰は自分に非が有るため、甘んじて受けた。


性的な虐待は更に酷くなる。

高学年になると、発育が良かった私を、たまに呼び出し、揉んだり、触ったり、敏感な所を摘んで楽しんだり、舐めたり、甘噛みしたり、抱き枕にし始める。

寝ている間に何が有ったか知らないが、知らない方が良いだろう。


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