小学校
小学校に上がっても、引っ越した一軒家での生活は、変わらず、更に酷くなった。
一軒家だから、騒いでも周りは気に掛けない。
夜6時から、地獄とかした。
6時に帰って来る父親の為に、母親は食事を私は片付けをして、心の準備までして待っていた。
それまでも、何度も母親は私を連れて家を出たが、最初の問題は私が虐待の事が分かって居なかった事。
他の家で暮らす事など無い為、自分の家の異常に気が付けなかった。
今思うと馬鹿だと思う。
知らないと言う事は、とても危ないと知った。
そこに罠が有っても、罠を知らなかったら嵌る。
それと同じだった。
更に、父親は外側は完璧で、親族全てが騙されていた程だった。
逃げると、周りに反対され話し合いの場を設けられ、父親は、
「悪かった。もうしない。」
と言い張り、連れ戻された。
それからは、脅しも強くなった。
「逃げても分かるからな。どこまでも行くからな。母親がおかしいんだ。アイは分かるよな?」
と散々言われた。
いつも決まって、母を責めながら、私に向かって
「なあ?そうだよな?お前も分かるよな?そうだろ!」
と話を振られて同意するしか無かった。
少し抵抗すると、首を絞められる。
少し違う事をしたら、足を持って、引っ張られた。
だが、決まって残る傷は付けなかった。残っても転んだ程度の物やたんこぶ位で、外傷が無かった。
だが、当然首を絞められると苦しくて暴れるし、引っ張られて裂けない程度に力を込められると、喉が枯れるまで叫んだ。
逃げる気力も無くなっていった。
生きるだけでいっぱいいっぱいだった。
小学校に上がってからは、性的な虐待も多くなった。
揉んだり、触ったりはもちろん、舐めたり、甘噛みしたり…
流石に気持ち悪くて、抵抗したが、力で適わないし、叫んでも誰も助けてくれない。
そのうち抵抗を諦め、成されるがままになった。
隣接した家に遊びに行って驚いたのは、アイスが出て来たり、沢山おもちゃが有る事だった。
今思うと、何故助けてくれないのか分からない。
あれだけ、叫び声をあげたのに、掠り傷とは言え沢山怪我してたのに。
父親の怒鳴り声だって聞こえた筈なのに。
父親のいびきでほっとする毎日。
起こさないように、小声で会話して水も飲めない、トイレ、お風呂、歯磨きも出来ない。
不潔でいじめも受けた。
でも、家よりましだったから、普通に学校に行った。
性格に問題も出て来た。
人の物が欲しくて盗んだ。
流石に店の物は取らなかったが。
結局罪悪感で、先生に白状して、家に連絡された。
この時の体罰は自分に非が有るため、甘んじて受けた。
性的な虐待は更に酷くなる。
高学年になると、発育が良かった私を、たまに呼び出し、揉んだり、触ったり、敏感な所を摘んで楽しんだり、舐めたり、甘噛みしたり、抱き枕にし始める。
寝ている間に何が有ったか知らないが、知らない方が良いだろう。