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トカゲルーム  作者: Lin x
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6/7

依頼放棄!?

予定よりかなり遅れた投稿となってしまい申し訳ございません。


この一カ月は本当に忙しいため投稿も不定期になってしまうかもしれませんが、出来るだけ更新しますので宜しくお願いします。


Lin x

「…あのさ、お前が何で選ばれたか、お前、知ってんの?」


さっきまで一言も発せずに林君の話を聞いていた先輩が、地面に目を落としたまま彼に問いかけた。


「きっと、一緒に走った海斗のタイムと俺のタイムを後藤先生が書き間違えてしまったんだと思います…」


「んじゃあ、そうやって後藤の先公に変えてくれって伝えとく、って伝えればいいんじゃねえの?」


ようやく顔を上げた先輩が、眼で林君を射すくめる。私があの目で見られたら、恐怖でその場に立っていられないだろうと思うくらいの、鋭い目つき。先輩は林君の何を怒っているんだろうか?


林君はその場から逃げだしこそしなかったけれど、明らかに怖がった様子で先輩を見つめながら、口をもぞもぞと動かした。


「…担任が…これは最終決定のものだからどんなことがあっても変えられることはないって言われていて…怒ってる皆を見ていたら、いいわけが口から出なくなってしまって…それで…」


「それで、何なんだ?」


一生懸命話そうとしている林君を先輩が遮ったことに驚いて先輩を見上げると、先輩の目には明らかに強い怒りが映っていた。理由の分からない怒りが、先輩を支配しているのが容易に分かる。


「周りの奴らに睨まれたからって自分でリレーの選手引き受けやがって、俺にそのしりぬぐいをさせようってか? そんなの、お断りだね。あり得ない。俺、出てくわ。二度と話かけるな!」


茫然としている私達をよそに、先輩は部屋を出て行ってしまった。一番先に我に返った佳奈ちゃんも、「私、先輩を説得してくるから」と言い、私と林君がとめる前に隠し扉を抜けて行ってしまった。


放心したまま、お互いの顔を眺めあう私達。


――私と彼は、部屋に二人っきりで残された。

さて…二人を部屋に残して、っちょっとロマンチックな雰囲気を出したいとこですが、その続きは次、ということで。


次は一応5月6日までに投稿する予定です。

宜しくお願いします。

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