表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/33

第32話「春の予感」

ライトな百合x成長物語です。

バレンタインデー!

 二月の空気は、澄んでいるのにどこか甘い。息を吐くたび白くなるのに、コンビニの棚だけは赤や桃色で、冬の端っこに小さな春が引っかかっているみたいだった。


 合格発表の日。二月十日。


 朝、目が覚めた瞬間から、心臓がうるさかった。

 窓の外は薄い曇りで、日差しが白くぼやけている。布団の中はあたたかいのに、手を出すのが怖い。スマホを掴むのが、怖い。


 画面を開いて、サイトのページを開いて、受験番号を入力する。

 指が冷えて、打ち間違えそうになる。


 ――大丈夫。

 大丈夫だって、秋穂が言った。

 神社の境内で、手を握ってくれた。

 「間違ってないよ」って、笑ってくれた。


 だから私は、息を吸って、画面を更新した。


 ……一瞬、読み取れなかった。

 「合格」の二文字が、ただそこにあるだけなのに、目が追いつかない。


 次の瞬間、喉の奥が熱くなって、涙が勝手に落ちた。


「……受かった……」


 声が、震える。笑ってるのか泣いてるのか、自分でもよく分からない。

 布団の上にスマホを落として、両手で顔を覆った。指の隙間から、また画面を見てしまう。


 消えてない。夢じゃない。


 胸の奥が、すとん、と静かになる。

 今までずっと張り詰めていた糸が、やっとほどけたみたいに。


「美春? 起きてるの?」


 廊下から母の声がして、私は慌てて涙を拭いた。

 でも、隠しきれない。


「……起きてる。うん……あの、ね」


 声が、また揺れた。


「どうしたの」


 母が部屋のドアを少し開けて、私の顔を見た瞬間、表情が変わった。心配と、期待と、覚悟みたいなものが混ざって。


「……受かった」


 それだけ言うと、母は息を止めたみたいになって、それから、ゆっくり笑った。


「よかった……! 美春、よかったね」


 母の手が、私の頭を撫でた。

 子どもみたいに、私はその手に縋る。


 合格。

 経営学部。

 秋穂の隣に立つための道が、ちゃんと続いていく。


 その実感が、じわじわと体の奥に染みていった。


 ――知らせなきゃ。


 私はスマホを取り上げて、迷わず名前を押した。

 呼び出し音が一回鳴って、二回鳴って、三回目で。


『……もしもし?』


 少しだけ眠そうな、でもすぐに目が覚めた声。


「秋穂……っ」

『美春? どうしたの』


 その「どうしたの」が、心配じゃなくて祈りみたいに聞こえて、私は今度は笑いながら泣いた。


「……合格した。受かったよ……!」


 一瞬、静かになった。

 それから、受話器の向こうで息を吸う音がして。


『……っ、やった……!』


 秋穂の声が、跳ねた。

 あんなに落ち着いている秋穂が、抑えきれないみたいに。


『美春、ほんとに……おめでとう。すごい。えらい』

「秋穂の、おかげ……」

『違う。美春が、頑張った』


 その言い方が、去年よりずっとはっきりしている。

 私も、秋穂も。

 「ありがとう」を、ちゃんと受け取れるようになってきた。


『今日、店……来られる?』

「行く。行くよ。すぐ……じゃないけど、午後……」

『うん。待ってる。マスターにも、言ってある』


 胸の奥が、また熱くなる。

 待ってる。

 その言葉が、ただの約束じゃなくて、居場所の名前みたいに聞こえた。


「秋穂……」

『なに?』

「……声、聞けてよかった」

『私も。――美春、今日は寒いから、ちゃんとあったかくして来て』


 まるでいつもの会話みたいに、でも、いつもよりずっと甘い。


 電話を切ったあと、私はしばらくスマホを胸に押し当てて、深呼吸した。

 窓の外の白い空が、少しだけ明るく見えた。


     ◇


 午後。喫茶店のドアを押すと、鈴が軽く鳴った。


「いらっしゃ――」


 カウンターの中にいたマスターが、私を見た瞬間にニヤッとする。


「おう、主役」

「しゅ、主役って……」


 言い返そうとして、声が裏返った。

 自分でも情けない。だけど、今日は許してほしい。心臓がまだ落ち着かない。


 奥の厨房から、足音がして。

 白いエプロンの秋穂が顔を出した。


 目が合った瞬間、私の視界がふっと狭くなる。

 周りのカップの音も、豆を挽く音も、遠くなる。


 秋穂が小さく笑って、唇だけで「おめでとう」と言った。

 その形だけで、もう泣きそうになる。


「……美春」


 秋穂が近づいてきて、カウンター越しに、こっそり指先を伸ばしてくる。

 私はエプロンの影に隠れるようにして、その指を握った。


 ――去年の二月十四日も、こうして手を探した。


 テーブルの下で、こっそり。

 目が合うと笑って、すぐに逸らして。

 恋人なのに、恋人って言えない場所で。


 あの夜は、甘さと苦さの境界線を、私たちは必死に跨いでいた。

 義理と本命の境目を外の世界が決めたとしても、私の中ではもう決まっているのに、それを口にする勇気が、まだ細かった。


 でも今は。


 同じ「こっそり」でも、意味が違う。

 隠れるためじゃない。

 大事にしまうための、こっそりだ。


「……ほら、美春ちゃん」


 マスターが皿を差し出してくる。

 白い皿の上に、小さなケーキ。クリームの上に、チョコで「合格おめでとう」の文字。


「え、これ……」

「即席。秋穂ちゃんがさっき飾りしてた。俺は書いただけ」

「マスターが書いたんですか? ……きれい」

「ふん。俺だってやるときゃやる」


 マスターが照れ隠しみたいに咳払いして、私にフォークを渡した。


「食べな。糖分は正義だ」


 フォークで一口すくって口に運ぶと、スポンジがふわっとほどける。

 甘い。優しい。

 舌の上で、祝福が溶ける。


「……おいしい」


 言った瞬間、秋穂が小さく息を吐いた。

 それが、安心の音に聞こえた。


「――美春、ほんとに、おめでとう」


 今度は声で。

 私は、胸がいっぱいで頷くしかできなかった。


 店の空気はいつも通りで、でも私の中だけ、世界が一段軽い。

 受験が終わった、という軽さ。

 そして、約束を果たせた、という確かさ。


 その日の夕方、私はいつもより長く店にいて、秋穂の作業を手伝った。

 伝票を揃えて、洗い物をして、食器棚に戻す。

 慣れた手つきになっている自分に気づいて、少し照れた。


 去年の私は、段取りだけで、手を出すのが怖かった。

 秋穂の世界に、触れていいのか分からなかった。


 でも今は、同じキッチンに立って、同じ湯気を浴びている。

 小さなことなのに、それがすごく嬉しい。


     ◇


 二月十三日の夜。


 台所の明かりは、夜の中で小さな島みたいだった。

 換気扇の音が一定で、まな板の上には計量スプーン、ボウル、クッキングシート。

 去年は、焦って、何度も温度を間違えて、途中で固まらなくて、キッチンが「事件現場」みたいになった。


 今年は、違う。


 ノートを開いて、手順をちゃんと書いた。

 秋穂に教わったメモも、横に挟んである。


 ――「温度は嘘をつかない」

 ――「焦ると、甘さが濁る」


 秋穂らしい言い方だと思う。

 だから私は、今日だけはその言葉を信じて、深呼吸してから始めた。


 作るのは、生チョコ。

 去年より少しだけ大人の味にしたかった。

 受験を終えた「今」の私たちに似合う甘さ。


 チョコを刻む音が、細い雨みたいに乾いて響く。

 湯せんの蒸気が頬をかすめて、カカオの香りがふわっと立った。


 ……この匂いを嗅ぐと、去年の秋穂を思い出す。

 厨房で真剣な顔をして、段取りを頭の中で組み直して、眉間に力を入れていた秋穂。

 「チョコ溶けるぞ?」ってマスターにからかわれて、耳まで赤くなっていた秋穂。


 あのとき私は、秋穂の作った箱を受け取って、オレンジの香りに驚いた。

 苦いのに、最後が明るい味。

 秋穂のことを、そのまま食べたみたいだった。


 今年は、私も、もう少しだけ「秋穂の隣」に近づきたい。

 だから、落ち着いて、丁寧に。


 生クリームを温めて、チョコに注いで、ゆっくり混ぜる。

 ツヤが出て、滑らかにまとまっていくのを見て、胸の奥も少しずつ整っていく。


 冷やし固めて、切り分ける。

 粉糖をまぶして、箱に並べる。

 去年より、形が揃っている。

 でも、完璧じゃなくていい。


 大事なのは、ここに私の手があること。

 私の「好き」が、ちゃんと形になっていること。


 リボンを結んだところで、背後から母の声がした。


「美春、何作ってるの?」


 私は、びくっとして振り向く。


「ちょ、チョコ……」

「へえ。今年も手作り?」


 母の目が、ほんの少しだけやわらかい。

 去年の私は、目を逸らして誤魔化した。

 「友達に」とか、「みんなに」とか。


 今年は、違う。


「……大切な人に」


 それだけ言って、私は箱を抱えた。

 母は何も追及しなかった。

 ただ、少しだけ笑って「風邪ひかないようにね」と言った。


 その「追い込まない」優しさに、胸がきゅっとなる。


     ◇


 二月十四日。


 朝の教室は、去年と同じように少し浮ついていた。

 机の上に小さな袋が増えて、誰かが「渡した?」と囁いて、笑い声が弾ける。


 でも、私の中の空気は、去年とは違う。


 去年は、息を潜めていた。

 自分の気持ちに名前をつけるのが怖かった。

 秋穂のことを「特別」だと思うほど、世界がそれを許してくれない気がしていた。


 今年は、もう、名前がある。

 秋穂。

 恋人。

 隣にいてほしい人。


 私は、れいなと、仲のいい子たちに小さな義理チョコを配った。

 れいなは受け取った瞬間、にやっとする。


「美春、顔が余裕じゃん」

「余裕とかじゃないって……」

「はいはい。で? 今年も"本命"はあの人?」


 声がでかい。

 私は慌ててれいなの袖を引っ張った。


「……静かに……!」

「だって、バレバレだもん」


 れいなが、ちらっと視線をずらす。

 その先、窓際の席で秋穂が教科書を開いている。

 耳が、ほんの少し赤い。


 ――かわいい。


 去年も、秋穂はこんなふうに照れていた。

 でも、去年の赤は「怖さ」と混ざっていた気がする。

 人の目を気にして、何かを失うのが怖くて。


 今の赤は、もっと素直だ。

 恥ずかしさだけで染まっている。


「結城さんさ」


 後ろの席の男子が、軽い調子で声をかけてくる。


「彼氏いるの?」


 去年なら、私は言葉を飲み込んだと思う。

 笑って誤魔化して、逃げ道を探したと思う。


 でも、今年は。


「……いるよ」


 それだけ言った。

 嘘じゃない。

 全部言ってないだけ。


「え、まじ? 誰誰」


 周りがざわつく。

 れいなが「ほらね」みたいな顔で肩をすくめる。


 私は笑って、視線を落とした。


「秘密」


 その二文字が、去年より軽い。

 いつか、秘密じゃなくなることを知っているから。


 秋穂のほうを見ると、秋穂は何も言わないまま、ページをめくった。

 でも、指先が少しだけ速い。

 照れているのが分かる。


 私は、胸の奥でこっそり笑った。


     ◇


 夕方。喫茶店。


 外は冷たい風で、街灯の下に小さな影ができる。

 店内にはコーヒーの香りと、カカオの気配が混ざっていて、二月の空気そのものみたいだった。


 閉店の札をひっくり返して、最後の片付けが終わる。

 マスターがエプロンを外しながら言った。


「じゃ、あとは二人でやれ。俺は帰る」

「え、今日もですか」

「今日"も"だよ。俺は空気が読める男だからな」


 マスターが笑って、ドアの鈴を鳴らして出ていく。

 店に残ったのは、私と秋穂と、静かな音楽だけ。


 ……去年の二月十四日も、こうだった。

 店の外は冷たくて、店の中は甘くて。

 マスターが「はいはい、お二人さん」ってからかって、逆チョコをくれた。


 あの日の私は、恋人なのに恋人みたいに見えない距離で、必死に「本命」を守っていた。


 でも、今は。


「美春」


 秋穂が、カウンター越しじゃなくて、ちゃんと私の前に立つ。

 目がまっすぐで、逃げ道がない。

 ――逃げる必要もない。


「……これ」


 秋穂が差し出したのは、小さな箱。

 包装は落ち着いた色で、リボンがきちんと結ばれている。秋穂の手つきが見える。


「秋穂……先に?」

「うん。……渡したかった」


 私は箱を受け取った。

 指先に、ほんの少し震えが伝わる。

 秋穂も緊張しているのが分かって、胸がきゅっとなる。


「……開けていい?」

「……うん」


 蓋を開けると、ふわっと柑橘の香りがした。

 ――去年と同じ。

 でも、少し違う。

 今年の香りは、尖っていない。丸い。落ち着いている。


 並んでいるのは、艶のあるトリュフ。

 表面の粉糖が雪みたいに薄く積もっていて、照明の下で静かに光る。


「……きれい」


 私が言うと、秋穂が小さく息を吐いた。


「去年も言ってた」

「だって、ほんとに、きれいだもん」


 私は一粒を口に入れた。

 最初にビターが来て、そのあと、オレンジがふわっとほどける。

 去年の「明るさ」と、今年の「やさしさ」。

 同じ人が作った味なのに、時間が積もっている。


 舌の上で、秋穂の一年が溶ける。

 教室で、厨房で、神社で、喫茶店で。

 秋穂が私を支えてくれた時間が、全部この甘さになっている。


「……おいしい」

「……ほんと?」

「ほんと。秋穂の"今年"の味だ」


 秋穂が目を瞬かせる。

 それから、少しだけ笑った。


「……美春、言い方がずるい」

「秋穂に言われたくない」


 言い返して、二人で笑ってしまった。


「……じゃあ、次は」


 今度は私。

 私は鞄から、自分の箱を取り出した。

 去年より、少しだけ自信がある。

 でも、心臓はやっぱりうるさい。


「……作った。去年よりは……まし、だと思う」

「"まし"って」


 秋穂が笑いながら受け取って、丁寧に蓋を開ける。

 秋穂の目が、少しだけ大きくなった。


「……きれい」


 その一言で、肩の力が抜ける。

 去年の私は、秋穂の「おいしい」を信じられなくて、何度も確認してしまった。

 今年は、秋穂の声が、そのまま胸に落ちる。


「食べて」

「うん」


 秋穂が一粒つまんで口に運ぶ。

 目を閉じて、少しだけ考えるみたいな時間。


 その間、私は息を止めてしまう。


「……甘い」


 秋穂が言った。


「……甘すぎた?」

「ううん。美春の甘さ」


 去年も秋穂は「美春の味がする」って言った。

 あのときは、恥ずかしくて、言葉の意味を掴めなかった。


 今は、分かる。


 秋穂は、私の不器用さも、焦りも、頑張り方も、全部味として受け取ってくれる。

 そして、それを「好き」って言ってくれる。


 私は、喉の奥が熱くなって、笑うしかなかった。


「……美春、来月」


 秋穂が、箱をそっと置いて、私の手を取った。

 指先があたたかい。


「……うん」

「マスターに、話そう」


 心臓が、また跳ねた。

 怖さがゼロじゃない。

 でも、怖さだけじゃない。

 その先にあるものが、ちゃんと見える。


「……うん」


 私は頷いた。

 この店で。

 この人と。

 秘密じゃなくなるための一歩を、ちゃんと踏みたい。


 秋穂が、私の手を握り返す。

 ぎゅっと。

 迷いを潰すみたいに。


「美春、合格……ほんとに、ありがとう」

「ありがとうって、秋穂が言うの?」

「言う。……だって、美春が合格したから、約束、進める」


 ――あの神社の、おみくじみたいだ。

 「人の言葉に惑わされず、己の道を行け。幸せは近し」


 私は笑って、秋穂の手を握り返した。


「じゃあ、次は秋穂の番。専門学校のほうも」

「……うん。頑張る」

「私も、手伝う」

「……知ってる。美春は、いつも手伝うって言う」

「だって、秋穂の未来も、私の未来だから」


 言ってから、少し恥ずかしくなって視線を逸らす。

 でも、逸らした先に秋穂がいて、秋穂が笑っていて。


「……美春、強くなったね」

「秋穂のせい」

「うん。じゃあ、責任取る」

「責任って……」


 秋穂が、少しだけ距離を詰める。

 去年の二月十四日は、テーブルの下で指を絡めるのが精一杯だった。

 今は、店の明かりの下で、こうして近づける。


 秋穂の唇が、そっと触れた。

 短くて、あたたかい。

 チョコみたいに、溶ける前に消える。


「……甘い」


 私が言うと、秋穂が小さく笑った。


「チョコじゃなくて?」

「両方」


 言ったら、秋穂が少しだけ目を丸くして、それから、耳まで赤くなった。


「……美春、そういうこと言うの、反則」

「秋穂に言われたくないってば」


 また二人で笑って、私は頬が熱いまま箱を抱えた。


     ◇


 帰り道。


 駅までの道は冷たくて、空は澄んでいて、星がやけに近い。

 去年も同じ道を歩いた。

 吐く息が白くて、手が温かくて、胸の奥がいっぱいで。


 でも、去年の私は、未来がまだ輪郭だけだった。

 「一緒にいたい」と思うだけで、怖かった。


 今年の私は、未来に名前がついている。

 大学。

 専門学校。

 喫茶店。

 そして、来月の「話す」という約束。


 秋穂が、私の袖を軽く引いた。


「美春」

「なに?」

「来年も……バレンタイン、一緒にいようね」

「うん。再来年も、その次も」

「……欲張り」

「秋穂だって、同じこと思ってるでしょ」


 秋穂は答えずに、私の手を握った。

 その握り方が、答えだった。


 冷たい夜の中で、私たちの手だけが、確かにあたたかい。

 甘さと苦さの境目なんて、もう外の世界の話だ。


 私たちの中では、ずっと前に決まっていて。

 それが今年は、積み重ねになっている。


 ――最初の味見を、どっちが先にするかなんて、もう争わなくていい。

 だって、私たちは何度でも、何年でも、同じ甘さを分け合える。


 私は空を見上げて、星の光を胸にしまった。

 来月、ちゃんと前に進む。

 秋穂の隣で、堂々と笑うために。


続きが気になったら、ブクマで追ってもらえると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ