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詩小説へのはるかな道 第16話 先っちょをなめる男

作者: 水谷れい
掲載日:2025/11/21

原詩:先っちょをなめる


あなたは

針の目に通す糸の 先っちょをなめる

紅茶をかき回したシナモンスティックの 先っちょをなめる

ツンととんがったソフトクリームの 先っちょをなめる

真っ赤なペロペロキャンディの 先っちょをなめる

バナナの皮をゆっくりむいて 先っちょをなめる

あっ ドイツの太いソーセージ

右手で握り 上目づかいで 先っちょをなめる


目覚めよ!

目の前に屹立するいちもつ

全長25mのICBM

おれはスパイダーマンになり 側面を這い上がり

核弾頭の 先っちょをなめる


ーーーーーーー


詩小説: 先っちょをなめる男


彼は「先っちょをなめる」ことに人生を捧げていた。

針の糸を通す前に、糸の先をなめる。

紅茶をかき回したシナモンスティックの先をなめる。

ソフトクリームのツンととんがった先を、慎重に、丁寧に。

ペロペロキャンディは、真っ赤な誘惑。

バナナは、皮をむく儀式のあとに、静かに先端へと唇を寄せる。

「なぜそんなことを?」と人は問う。

彼は答えない。ただ、なめる。

ある日、彼はドイツの市場で太いソーセージに出会った。

右手で握り、上目づかいで、先っちょをなめる。

周囲の視線が集まる。

彼は気にしない。

「これは儀式だ」と心の中でつぶやく。


そして、ある夜。

彼は夢を見る。

目の前に屹立する巨大な物体。

全長25メートルのICBM。

「これは…いちもつ?」

彼はスパイダーマンになり、側面を這い上がる。

そして、核弾頭の先っちょをなめる。

その瞬間、世界は静止した。

時間も、倫理も、常識も、すべてが凍りついた。


「目覚めよ!」

誰かが叫ぶ。

彼は目を開ける。

そこは病院のベッドだった。

夢だったのか、現実だったのか。

わからない。

ただ、彼の唇には、かすかな金属の味が残っていた。


=====


ショートショート:先っちょ鑑定士

(わたしの原詩を読んで作ったAI君の作品です)


彼の職業は「先っちょ鑑定士」だった。


依頼人は、世界中からやってくる。

「このソフトクリームの巻き具合、どうでしょう?」

「このシナモンスティック、回しすぎて先が割れました」

「このソーセージ、先端が哲学的すぎる気がして…」


彼は黙ってうなずき、唇を寄せる。

なめる。

その一瞬に、すべてを見抜く。

素材、温度、歴史、そしてその先にある欲望。


ある日、国際宇宙機関から依頼が来た。

「ICBMの先端に、異常な官能性が検出されました」

彼は宇宙服を着て、発射台に立った。

25メートルの巨塔。

彼はスパイダーマンのように這い上がり、

核弾頭の先っちょを、なめた。


その瞬間、世界中のミサイルが沈黙した。

戦争は終わった。

人々は「なめること」の意味を再考し始めた。


彼は英雄になった。

けれど、彼は何も語らない。

ただ、次の依頼を待っている。


「次は…バナナの先っちょです」

彼はうなずき、静かに唇を寄せた。

詩をショートショートにする試みです。

詩小説と呼ぶことにしました。

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