留学する友達にポストカードを送った話
わたしが留学した翌年に友達のAちゃんとMちゃんがわたしの滞在先に留学することになり、彼女たちの相談に乗っていた。授業のことや学生寮の話が主な相談内容だったけれど、あとは持ち物や服装の話もしたかと思う。
わたしは4月下旬に帰国し、彼女たちはわたしが帰国した後にカナダに入国した。そういうわけで完全なすれ違いだったのだ。京都とエドモントンで距離も時差もあるけれど、連絡がとれそうな時はLINEで連絡を取り合っていた。その年の12月、わたしは彼女たちにクリスマスカードを送ろうと思いつく。
ではなぜクリスマスカードを送るの? LINEじゃダメなの? そう思った方もいらっしゃるだろうが、わたしは手書きのメッセージを送りたかったのだ。手書きでメッセージを書くことで、あたたかさや特別感が伝わる気がしたからだ。四条河原町に行き、ロフトでクリスマスカードを2つ購入した。ロフトのクリスマスカードコーナーはわたしを特別な気持ちにさせてくれる。たくさんの種類の中からAちゃんにはムーミン、Mちゃんにはスヌーピーのクリスマスカードを選んだ。落ち着いた雰囲気を持つAちゃんにはムーミンがぴったりだと思ったし、MちゃんはiPhoneケースがスヌーピーだったのでスヌーピーが好きなのかなと考えたからだ。
それからわたしは彼女たちにメッセージを書き、郵便局から発送する。青いペンでAIR MAILという文字も忘れずに入れた。後は無事に届くのを待つだけだ。
1週間から10日ほどで彼女たちの手元にわたしのクリスマスカードが届いたと連絡を受ける。海外なので届くか心配だったけれど、無事に届いたそうでわたしは安心した。