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樹冠祈願  作者: レニペン
第1章〜カグヤの命〜
25/39

ようこそ!早乙女邸へ!

25話です!早乙女邸編!コメントお願いします!

 カグヤ、ラク、アラタ、ミク、ソウヤ、タカマの6人は、とある屋敷の前に立っていた。


「ここが、、、その早乙女(さおとめ)って人のお屋敷だ。なんというか、、、」


「でっけぇ!おい!別館みたいなのもあるぞ!すげぇ!」


 カグヤの説明を遮ってアラタがはしゃぐ。


「おい!あの屋敷何階建てだ?やべぇよ!テンション上がるよ!」


 ミクもノリノリだ。


「おい!お前ら!はしゃぐな!行儀よくしろ!、、、おい、ラク。オマエは何やってるんだ?」


「写真撮影。ハルキへ送りつけて自慢する。」


 カグヤは必死に止めようとするが、他のメンバーは言うことを聞かず、そのまま騒ぎ立てる。真剣組メンバーはこんな絵に描いたような立派な豪邸を誰も一回も見たことがなかったのだ。テンションがあがってしょうがない。


 そんなかんじで騒いでいたら、バンッ!っという音とともに屋敷のドアが勢いよく開けられる。


「おい!君たち!なんだい?私の庭で騒がしいな!さては君たちが!真剣組かい?いや、答えなくて良い!私の目に狂いはない!見たら分かる!君たちが真剣組だ!」


 20代後半くらいの高身長の女性がそこに立っていた。やたら声が大きく、髪色と目は琥珀色。ロングヘアで、後ろでゆるく結んである。服装は白衣だが、少し汚れている。そしてゴーグルを首にぶら下げている。


「す、すみません、騒がしくて。」


 カグヤが謝る。他のメンバーも動きを止め、女性の方を向く。


「いいや!いやいやいや!こんなに初対面で騒がしい団体初めてだ。とてつもなく、、、とてつもなく!」


 そこで女性は一回深く息を吸い込む。


「私好みだ!!」






 屋敷の中もとてつもなく広かった。入ってすぐに大きな階段。そしてピカピカな床。天井には大きなシャンデリア。絵に描いたような豪邸だ。カグヤたち6人はそのまま女性についてくるように言われ、一階の玄関から遠くない部屋に案内される。そこには大きなテーブルがあり、椅子がセットで並べられていた。


「腰を掛けなよ!さぁさぁ、くつろいで!ご飯用意するから!」


 女性はそう言って、カグヤたちを席につかせると部屋を出ていき、どこかへ歩いていった。


「、、、カグヤ先輩、あの人が早乙女邸の主、リリアさんなんですか?」


 アラタが小さい声でカグヤに質問する。


「知らねぇよ。だけど、多分そうだと思う。なんというか、すごく変わってる人だな、、、」


「僕、気が合いそうだよ。」


 ラクがそう言うと、再び扉が開き、あの女性が入ってくる。


「さぁ!ご飯だ!」


 女性はそう言うと、真剣組メンバーにコンビニのおにぎりを配り始めた。


「「「「「「、、、、、、、、、は?」」」」」」


 全員の口が揃ってその言葉が出てくる。


「ほら!ほらほらほら!たくさんあるから遠慮なしに!今日の朝そこのお店で買ってきたから新鮮だよ!」


 女性は満面の笑みでカゴいっぱいに入ったコンビニのおにぎりを見せつける。


「、、、ギリ仲良くできなさそう。」


 ラクが小さい声でボソッと言った。






「いかにも!この私がこの屋敷の主であり、発明家の早乙女リリアだ!」


 女性は大きな声でそう言う。


「今回君たちに来てもらったのは他でもない!君たちのことを知って、君たちのことを私の力で強化できると思ったからだ!私の発明品を装着して更に強くなる君たち!そして君たちは更に有名になる!ついでにそのヒーローになる君たちが着用しているアイテムを作ったこの私も更に!更に更に更に!有名になって、歴史に名前を残す発明王になる!な?悪くない話だろ?」


「、、、聞いてもないのにぜんぶ答えてくれたね、、、」


 ミクが隣りに座っていたタカマに耳打ちする。


「なにか、質問はある人!手ーあげてー!」


「はいっ!」


 ソウヤが勢いよく手を挙げる。


「はい!そこの君!」


「この屋敷にはリリアさんしか住んでないのですか?」


「否!私以外にも二人住んでいる!兄とメイドの女の子だ!兄は研究熱心で引きこもり、メイドの娘は今日は外出中だ!なんか遊びに行ってるとか、、、まっ!私は軽く遊びに行くのを許可したんだが、失態だったな!私は料理が作れない!」


「道理でコンビニおにぎり、、、」


 ラクが小さく呟く。


「さっ!おにぎりを食べるのは気がすんだかい?なら、私の研究室についてきてくれ!きっと驚くぞ!すっげぇ!かっけぇ!おもしれぇ!そんな反応、私は期待しているよ!!」


 リリアは席を立ち、6人を案内する。廊下を歩き、突き当りまで進む。


「なになにー?楽しみすぎて待てない?そう急かさないでくれたまえ!」


「、、、誰も何も言って無いけど、、、」


 タカマがモゴモゴと小さな声でそう言う。


「では!驚きたまえ!私の発明室へ!じゃじゃーん!!」


 リリアが両手を広げて扉を開く。そこはピカピカな部屋で、壁の方にはロボットスーツのようなものからありとあらゆる武器が並べてあった。部屋の真ん中には机が置いてあり、工具が散らばっていた。後ろの方にはありとあらゆる重機が並んでいる。


「、、、正直、驚きでしかないな、、、」


 カグヤは呆然とその光景に見とれた。


「さぁ!早速だが私は、我が友人、イオに頼まれて君たちのために装備やアイテムを作ることにしたんだ!私が!この私が!未来の発明王の私が!イオから送られてきた君たちについて書かれたチョ〜詳しい資料を真面目に読み!その中から君たち6人をピックアップ!君たちのことを強化するアイテムを作ることにしたんだ!」


 少し興奮気味に、、、いや、ずっと興奮していたが、リリアがカグヤたちにそう説明する。


(ん?まてよ、イオさん、勝手に俺達の個人情報を人にばらまいてない?コレ、大丈夫なのか?)


 カグヤの脳裏に一瞬そんな考えが浮かぶ。


「とりあえず一人ずつ!カグヤ!まずは君からだ!君に作ったのはこの鎌と小刀だ!君の弱点は能力を使うと自分の命が削れることだ!その改善策!能力なしでもある程度戦えるようになること!そして、能力発動したらなるべく早く相手を仕留めること!そのための武器だ!!この鎌と小刀はまず、私が発明した特殊な合金でできていて、とてつもなく軽い!!さーらーに!切れ味も抜群!そして!そしてそしてそして!その武器を使うものの命令を聞き!なんと少し離れた場所に置いてあっても一瞬で手の中にやってくるスグレモノ!!つまり、つまりつまりつまり!君がこの武器を使っていたら弾き飛ばされちゃった!!そんな時!!自分が大きな声でこの武器の名前を呼ぶと君の手の中に勝手に!帰ってくるってことさ!あっ、安心したまえ!君めがけて刃のほうが飛んでくることはないから!!」


 リリアはものすごく興奮気味でカグヤに説明し、鎌と刀を渡す。


「ほら!名前を決めたまえ!それで登録して、君の声を覚えさせたら、その武器は君のものだ!」


「ありがとうございます、、、うわぁ、マジで軽い。」


「ほーら、名前を早く決めなよー。お姉さん、早く決めてほしくてうずいちゃう!」


「残念イケメンは知ってたけど、残念美女ってのもいるんだな。」


 ソウヤがアラタにこっそり囁く。


「まぁ、胸が大きければ俺には関係ないけど。」


 アラタはそう返事する。


「あのー、名前の件なんですが、少し使い慣れてからつけようと思います。俺、名前つけるセンスなくて。」


「、、、まぁ、じっくりと考えたまえ!そうだな、楽しみを後に取っておくのも悪くない!!じゃぁ、次!アラタ!」


「はいっ!」


「返事がよろしい!君に渡すのはコチラ!テッテレー!ワイヤーフックだ!シンプルにワイヤーフックだ!まぁ、私が作っただけあってものすごく壊れにくいから安心したまえ!君が使っている最中にちぎれたりはしない!私なりに考えたところ、君はものすごくスピードが早いだろ?だから、ワイヤーフックが君にとって一番相性がいいんじゃないかって思って!腕に装着して、このレバーを引いたら紐のついた針が飛び出していく!そういったアイテムだ!」


 リリアはワイヤーフックをアラタに渡した。


「、、、かっけぇ、、、、!」


「ふふーん!」


 リリアは自信気に微笑む。


「次!ミク!君は近距離、中距離はなんの文句もない!だが、君は遠距離が厳しい。そこで、遠距離もできるようになったら君は更に強くなるのではないかと私は判断した!そこで、そこでそこで!コチラの銃を君に渡そう!この銃は、いわゆるスナイパーだ!だが、ただのスナイパーではない!君の作り出す火の玉が弾だ!コレをスナイパーのように使って、すごく遠くにいる相手にも、、、ズドーン!ボワッ!っだ!!!!」


 リリアはテンションを落とさず、ミクに説明し、銃を渡す。


「そして、最後!!ソウヤ!タカマ!私は君たちに戦闘スーツを作りたい!自身の体からありとあらゆる銃を作り、生やして戦うソウヤ!君のは君の俊敏性をあげるスーツを作りたい!ようは科学の力で動きやすくして動きにくいという君の弱点をなくす!ということだ!そして、そしてそしてそしてタカマ!君は非能力者!つまり、つまりつまりつまりだね、戦闘員でない君が戦闘員になり、成果をあげる。君が他の能力者に勝てるほど強くなるということはだね、君が強くなるということは、私の発明の集大成になるんだ!」


 リリアは嬉しそうにソウヤとタカマに言う。


「私は昔から戦闘スーツを作ることに憧れていたんだ!あとで採寸するから、あっちの部屋で待ってて!」


 リリアは二人にそう言った。


「じゃぁ、私から君たちには以上だ!あとは採寸する二人以外はゆっくりとくつろぎたまえ。大きな家だから迷子にならないようにだけ気をつけるんだぞ!それじゃ、採寸始めるぞ!!」


「あのー、、、僕は?」


 恐る恐るラクが手を上げてリリアに聞く。


「、、、ん?」


「いや僕は?!僕だけなにもないんですか?!」


「あー、、、無いっ!」


 リリアはグッドサインをラクに送る。


「無いっ!、、、じゃないよ!じゃぁなんで僕を呼んだんだよ!」


「別件!」


「はぁ?」


「君の能力は万能すぎて強化のしがいがない。悪く言えば面白みが無い。だから君にアイテムは何も無い!だがね、だがねだがね、君には、君にだけはアイテムを渡すということ以外の理由で来てもらっている!それは、それはそれはそれは!!後で説明する!この二人の採寸が終わったらね!」


 リリアは『君の能力は万能すぎて強化のしがいがない。悪く言えば面白みがない。』のところだけガチトーンでそう言い、隣の部屋にソウヤとタカマを連れて入っていった。

 早乙女邸編始まりました!リリアは今後重要なキャラになる予定です!なんか飛び抜けて変なキャラが欲しかったので性格はだいぶヤバメにしました。リリアは黙っていれば美女なので、よろしくお願いします。

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