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樹冠祈願  作者: レニペン
第1章〜カグヤの命〜
18/39

人形使い①

18話!

 緋ノ宮 (ひのみや)イツキは下校中だった。家に帰っても兄弟は真剣組に行ってるからいない。少し憂鬱だと思いながら暑い夏の日差しの中、歩いていた。暑い。一刻も早く家に帰りたい。クーラーを浴びたい。そう思っていたら向こう側からフードを被った男が近づいてきた。


「君が緋ノ宮 イツキくんかな?」







「おりゃ!とりゃ!雑魚が!」


「ハメ技やめろー!僕が可愛そうでしょ!」


 真剣組の事務所ではいつも通りラクとミクがゲームをしていた。


「ほんと、ラクは雑魚だな。俺に代われ。コントローラーよこせ。」


 ハルキはそう言ってラクのコントローラーを奪い、ミクとゲームを始める。


「お前ら、そろそろ第2回会議やるぞー。」


 カグヤがそう言ってホワイトボードを持ってくる。


「ちょっとこのゲームキリが良いところまでやらせてー。この試合が終わるまで〜!」


 ミクがそういうのでカグヤは少し待つ。






「えー、第2回会議を今から始めるから、席付けー。お前らー。」


 10分ほどたってカグヤが集合をかける。


「えー、まずは4人ほど新メンバーが入ってきたから、とりあえず自己紹介をしよう。まずは俺から。緋ノ宮(ひのみや)カグヤ、高校3年生、真剣組リーダーだ。能力は『命火(いのちび)』。命を削るのを代償に戦う能力だ。よろしく。じゃぁ、みんな時計回りで。」


「俺の名前は獅堂 (しどう)アラタ!高校2年生だ!能力は『爆迅(ばくじん)』。自分のスピードを瞬間的に爆発的に速めることができる、スピードに関しては最強の能力だ!以上!」


「えー、僕の名前は緋ノ宮 ラク。カグヤの弟です。好きなものは動物です。能力は『生物』。名前のままです。」


 その後も一人ずつ自己紹介を進めていった。


「自己紹介は終わったね?じゃぁ、今から今後の活動について改めて確認しよう。前から変わらず、闇の軍を追う。それと、この能力によって混乱している世界の秩序を政府と同じように支える。これが目標。あのトーナメント以来闇の軍は公の場に出てきていないが、ソウマさんの失踪は闇の軍と関係があると見て間違いはないと思う。それを踏まえて、真剣組という組織は今は無名だからなんとも言えないけど、あのトーナメントに関係がある組織だからいつか俺達に何かしらのアクシデントを引っ掛けてくると思う。だから、その時に俺達は備えないといけない。日々の鍛錬を忘れないように。特にラク、ミク。お前ら二人。」


 ラクとミクが気まずそうに下を向く。カグヤは話し終わると何か箱を持ってきた。


「それと、みんなにプレゼントがある。真剣組のシンボルとしてバッジを作ってもらった。ひとりひとつあるからつけてくれ。タカマ、オマエは事務係だが、もちろんある。安心しろ。」


 カグヤはそう言ってバッジを配る。赤色のバッジで、真ん中には日本刀の模様がある。


「つけるのはどこでも構わない。真剣組の活動中は目立つところにつけてくれ。ほんとは制服とか作りたかったけど、人によって戦闘スタイルが違うからバッジにした。」


 少し自慢げにカグヤは語る。団員たちは少し嬉しそうにバッジを付ける。ヒビキはあまり笑ってないが、いつもよりはマシな感じだ。







「お嬢ちゃん、邪魔だ!そこをのけ!」


 暴走族の一人が車道の真ん中にに立っている少女に向かって叫ぶ。少女は下を向いて顔を上げない。


「チッ、お前ら、止まれ。」


 暴走族のリーダーがそう言い、止まる。


「お嬢ちゃん、俺の声が聞こえなかったか?」


「うんん、ちゃんと聞こえてる。」


 少女は下を向いたまま話す。


「じゃぁなんでのかねぇんだよ!」


「駒を、、、増やしたいから。こうすると止まってくれるでしょ?」


 そう言うと少女は暴走族の一人に飛びかかる。そして華麗にジャンプし、他の暴走族たちも一人ずつ触っていく。


「おい!俺達に何をした!ガキ!か、身体が勝手に動いて、、、!」


 暴走族たちは自身の身体の制御ができなくなっていた。自分の意志とは関係なく体が動く。


「クソガキ!何しやがった!」


「駒を増やした。さぁ、暴れておいで?私のために、、、ね?」


「くっ!クソガキ!名前を名乗れ!今度ボコボコにしてやる!」


 暴走族たちはそう言いながら繁華街の方へ歩いていく。


「そうだね、本名は名乗れないけど、、、コードネームは、マリオネットだよ?」


 そう言いながら少女は歩きさって行った。








 会議が終わり、雑談タイムに入っていた真剣組事務所に固定電話の音が鳴り響く。


「えー、先輩、緊急以来です!町中で突然人々に暴力を振るう人たちが出てきたみたいです!能力も使ってくるとか!数が多いので早く来てほしいとのことです!」


 タカマが叫ぶ。


「マジか。よし、お前ら、行くぞ!」


 カグヤが叫び、他のメンバーが返事をする。事務所の玄関を開け、カグヤは飛び出す。続いてアラタ、ハルキ、ラクと続く。



緋ノ宮(ひのみや) カグヤ、、、あの人を殺せば、あの方は喜んでくださるはず、、、胸が高鳴るなぁ。」


 真剣組事務所のビルの上に少女が座りながらその様子を見つめていた。

コメントください!


キャラ紹介


獅堂 アラタ (しどう あらた):高校2年生、カグヤの後輩。頭はそこまで良くなくて、イキリ気質。ノリと勢いで動きやすい。そんな性格から後輩のラクやハルキからは信頼も尊敬もされていない。本人はそんな後輩たちの態度が少し気に食わない様子。女好きで、よくナンパをする。コミュ力は高いので結構モテる。


能力:爆迅ばくじん。自身の肉体を瞬間的に爆発的に加速させる。それによるスピードは凄まじく、先手を取れやすい。スピードが凄く速いのでその速度に乗った攻撃も強力。相手の裏を取ったりもできる。

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