第2ラウンド
第11話。トーナメント編(仮)はあと2話くらいで終わりです。
アラタは圧倒的スピードでハヤセを攻撃する。ハルキは後ろから援護、ラクは植物操作でハヤセを妨害する。
(コイツ、威力が特にあるわけじゃない。ただ、速い。圧倒的スピード。質全摘にそのスピードに乗った拳も重くなる、、、コイツの弱点がわからない。加えて後ろから攻撃してくる二人。どちらも地味に鬱陶しい。面倒だな。)
ハヤセはアラタの攻撃を受けながら後ろの二人にも警戒する。
「オラオラオラ!」
アラタは拳を止めない。
「チッ!お前から潰さないと話が始まらねぇな!」
ハヤセの目が青く輝く。そして、ポケットからナイフを取り出す。
「律刃!!」
ハヤセはナイフを振った。ハヤセの前に鳥が真っ二つに斬られ、転がり、そのまま幻影のように消えた。
「チッ、、、仕留め損なったか。」
アラタは翼を生やして飛んでいるラクに抱えられていた。
「ラク、サンキューな。マジで危なかった。」
「それよりクソ先輩、今の相手のナイフを振り下ろす動き、先輩に勝ってました。あの攻撃は注意してください。それと、あの切れ味、洒落になりませんよ。あんなの喰らったら間違いなく死にます。」
「わかった。それとクソは余計だ!、、、まぁ、ギャラクシーが帰ってくるまでの耐久戦。お前ら、気合い入れていくぞ!!」
カグヤはそれを見ることしかできなかった。足が動かないのだ。命を削った代償だろう。後輩が心配だ。蹴り飛ばされた黒澤が心配だ。他の会場にいた人々はどこに行ったのかもわからない。神環の他の人達はどこに行った?いろいろなことを考えた。動け、足。立ち上がれ。何度も自分に言い聞かせるが身体は動かない。
「どうした?怖気ついたか?かかってこないと面白くないだろ?」
ハヤセは一向に距離を詰めてこないアラタたちに言う。
「うるせぇなぁ、、、それじゃ、一気に仕掛けるぞ、ラク、クソ先輩。」
ハルキがラクとアラタに言う。
「クソ先輩は余計だ!」
「じゃぁ、行くよ!」
ラクは腕からツタを出し、ハヤセを縛り付ける。
「飛ぶぞ〜!疾風脚!!」
ハルキはそう叫び、地面を蹴り上げハヤセに接近。そのまま飛び蹴りを喰らわす。足には風をまとっており、ハヤセは吹き飛ばされる。が、ラクがツタで縛って掴んでいるため、ある程度の距離まで飛ばされて止まる。
「最後は俺だ!爆閃拳!!」
「はやっ、、、!」
ハヤセがそう言い終わるより早くアラタはハヤセの背後に周り、飛ばされてくるハヤセに打撃を与える。ハヤセはそのまま飛ばされていき、砂埃が巻き上がる。
「決まった!さぁ、気絶したかな?お縄にかけて懸賞金貰おうぜ!」
アラタがそう言って砂埃に近づこうとしたとき、突如アラタ、ラク、ハルキの3人の首元に謎の模様が浮かび上がる。
「、、、律痕。」
ハヤセの静かな声が響き渡る。それと同時にアラタは首元を抑え、もがく。ハヤセは頭を抱え、空を飛んでいたが落下。そのまま地面でジタバタする。ラクも落下し、苦しそうに転がる。カグヤはそれをただただ見ていた。
「お前ら3人、強いね。素人のくせに連携技まで完璧。腹が立つほどに。俺を本気にさせたな?」
アラタは苦しそうに立ち上がり、ハヤセを睨む。そして、ぶっきらぼうに殴りかかろうとした。
「おりゃぁぁぁぁ!」
「やはり最初より格段にスピードが落ちている。俺の技の影響もあるだろうが、お前の弱点は長期戦だな?」
ハヤセはアラタの攻撃を軽く受け流し、蹴り飛ばす。
早く動かないと、、、早くしないとみんながやられる。動け、足!動け!カグヤは自分に言い聞かせる。
周りを見渡す。苦しそうにもがいているラク、ハルキ。蹴り飛ばされてから気絶したのか動かないアラタ。少し離れたところで横たわっている黒澤ミク。今はカグヤが1番マシだ。星野イオが帰ってくるのを待っていたら誰か殺されてもおかしくない。今動かなければ、絶対に後悔する。大事な後輩たちを守らないと!
「ここで動かなかったら終わりだろうが!!」
カグヤは叫ぶ。すると、少しだけ足が動いた。少し動いたと思えば、さっきまでの苦痛はどこに行ったのか、すんなりと立ち上がれた。なぜか体中から力が湧き出てきた。
「、、、ん?まだ俺に勝とうとするやつが現れるか、、、緋ノ宮 カグヤ。」
「俺の後輩たちにもう手を出すな!」
カグヤの目は赤黒く輝いていた。
神環(政府軍)の人たちがいなくなっているのは市民の避難誘導をしているものが半分、ハヤセを攻撃しようとしていた神環のメンバーはアラタたちより先に律痕を喰らっており、もがいています。アラタたちにすぐかけなかったのは舐めてたからでしょうが、3人の連携プレーが結構痛かったため発動させました。
アドバイスとか質問があればコメントお願いします!まだコメントもらったこと無いのでもらったらテンション上がります。




