第106話避けますか?
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「――ッ!」
気付いた直後、世界が音もなく二つに割れた。
刹那の静寂。
非常灯の蒼に照らされていた薄闇を雨空から届く鈍い光が切り裂いた。
コツ、コツと聞こえたこちらに向かって来る足音に振り向くと、差し込んだ光の中で人影が立ち止まる。
シャーエイドロード、神の【守護者】が不気味な笑みを浮かべてそこに佇んでいた。
袈刃音は既に手へ赤い焔を纏わせ、戦闘態勢に移っていた。
攻撃を受ける直前まで奴の気配を欠片程も感じなかった。恐らく、また影の底へ身を潜め、密かにこちらが気を緩める瞬間を狙っていたのだろう。
「ふむ、やはり易い奇襲はもう通じませんか。見立て通りといいますか、恐ろしいといいますか。正面からアナタを叩き潰そうとしても勝てるかどうか分からないのですよ」
「だったら、何でまだここにいる」
「アナタを始末するためです。そして今、それが可能な状況が出来上がっている」
理解出来ず、袈刃音は眉をひそめる。
その最中、ドアが勢い良く開かれる音が聞こえた。
「っ、来るな!」
背後を振り向き、それがプレイヤーだと分かった瞬間、袈刃音は焦ったように叫んだ。
何も知らずにこちらへ踏み込めば、戦いに巻き込まれる。
だが、そんな少年の声を無視してプレイヤーは手に掴む刃物を構えて襲って来た。
「み、三浦袈刃音……!し、死ねぇェェエ!」
「クソッ」
多少手荒だが無力化するしかないか。
攻撃を躱そうと動きかけたその矢先、視界の端で影が蠢くのが見えた。
――次の瞬間、闇を帯びた刃が地面から飛び出し、血飛沫が飛び散った。
お久しぶりです、文月です。
今回は少しお知らせを。
前回か、前々回辺りに、後書きの方で皆様に「一週間で書けた分量を週一で投稿する」とお伝えしましたが、全く書けない週が続き投稿が遅れてしまいました。
申し訳ございません。
という事で、流石に反省しました文月は、執筆の進捗をお知らせ出来た方が良いのでは?と考え
→X(旧Twitter)にて、活動を開始。
これからはXで進捗状況だったり、新たな情報だったりをお知らせ出来ればと思っていますので、「投稿おせーな、こいつ小説ちゃんと書いてんのか?」と思われた方はXを覗きに行ってみてください。
多分、何かつぶやいてます。
【・ご案内】
下の★★★★★の部分は、読後、ぜひ本作の評価にお使いください。
ブックマーク、感想などもよければ。
作者のモチベーションとなります。
《完了》
【次の話へ進みますか?】
【→はい/いいえ】




