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Lv1からだけど 神スキルあるんで!  作者: モンブラン
5/14

アキラ城に行く

アキラとマリアは城に行った。

そこでなんと……。

日も沈み そろそろ夜食会の時間となる。

俺とマリアは 市長から貰った服に着替えた。


「マリア なんて綺麗なんだ。見違えたな」


「ありがとう でもアキラも本当に素敵よ!」


「ゼファーよ 今から城に招待されている

お前は この辺でおとなしく待っていなさい。」


「はい ご主人様!」


「では 行こうかマリア!」

「はい!」


宿の前に 城からの1台の馬車が 迎えに来ていた。

二人はそれに乗り 城へと向かった。

暫く馬車に揺られて 1時間程経過すると

目前に 城が見えて来た。


馬車は城内に入り 二人をエントランス前で

降ろした。


二人は ゆっくりと 会場ホールへと案内され

大きな扉の前に着いた。


案内の者が 扉を開けると 会場内から 一斉に

拍手が起こった。それはホール全体に響く

大きな拍手となった。


二人は 前方 中央に対座する この城の主人

エドワード3世に 挨拶しホール中央に立った。


「貴殿達が 今回の街を守り 魔物を壊滅させた

勇者殿か?」


「はい アキラとマリアと申します。」


「今回の働き誠に見事! 1500もの魔物を僅か

50名程で壊滅させた手腕は 正に天の才と言う

べきもの。是非 余の臣下となりこのエドワード

の地を他のあらゆる敵から守って貰いたい。

ついては この度の報償として 金貨10万を与え

城内に貴殿達の住まいを用意する。また

官職は男爵を名乗るが良い!」


俺達は まだ何も承諾して無いが 空気を読むと

必然的に 断ってはならないと判断。


「はっ 有難き幸せ 謹んで お受け致します。」


と言わざる終えなかった〜よ〜。


「尚、マリア殿は貴殿の妻なのか?」


「はっ いえまだ 妻とはなっておりません。」


「うむ どうだそれでは 余の末娘を貰ってくれんか

のぅ 良い子だぞぅ。」


俺はふと マリアを見たが その顔は泣き出しそう

な顔だった。


「エドワード王様 実は結婚はまだなのですが

二人はもう契りを交わしております。この件に

関しては どうかお許し下さい。」


「うむ そうか 益々気に入った! 普通なら

王族となる事で 利権を狙う輩が多い中 それを

断り男女の忠誠を誓うとは……。うむ 惜しい。

ではせめて 貴殿の側で色々と旅の友としてもらえ

んか?それならいいだろう。」


すると 王の側近が ススッと俺に近寄り 小声で


「何卒、お受け下さいませ 末娘はここにいると

殺されるかもしれません。」


はっ 何言ってんの! そんなの俺に押し付けて!

王の顔を見上げると、少し困り顔している。


「はい、王様 喜こんで 旅の友として ご一緒さ

さて頂来ます!」


「おぉ そうかそうか おーい ユーア姫 此方に!」


奥から 綺麗なドレスを纏った まだ15-16の女の子

が出て来た。 中央に寄り 王と挨拶をして 俺達の

方に来た。


「ありがとうございます。 私はユーアと申します

これからは アキラ様と共に 旅をしたいと思い

ます。色々知らない事だらけですので どうぞ

よろしくお願い致します。」


「分かりました。こちらこそよろしくお願い

致します。」


一通り挨拶が終わり 会場で パーティが始まった。

様々な催し物があり 楽しい時間を過ごした。

食べた事の無いようなご馳走も頂き 二人は満足

だった。2時間程で 催し物も終わり 最後に王の

挨拶で パーティは締めて 終わった。


俺とマリアは今日から城の中の専用住居に泊まる

事になったので、一度宿に戻り ゼファーに説明し

一緒に城に入った。


城の専用住居は 意外と広く 5LDKと言う所か。

リビングなどは 12畳くらいあるから ゆっくり

出来るし 部屋も5つあるので 1人に一つ 部屋を

割振れるってもまだ余る。中々太っ腹な王だ。


「では 部屋だが マリアは何処が良い?」

「あのぅ 私は アキラと同じ部屋で良いと…。」


「いや 折角いっぱいあるんだから マリアも自分

専用の部屋もあった方がいい。では俺の隣の部屋

でここだ いいな。 そしてゼファーは一番奥の広い部屋で良いな。」


「分かりました。」

「ご主人の 仰せのままに!」


「よし これで決まりだ!」


すると 扉を叩く音が響く!


「夜分すみません。私です ユーアです。」


扉を開けると ユーア姫が召使いと二人で立って

いた。


「どうぞ お入り下さい。 一体どうしました?」


「申し訳無いのですが 私もこの家にお泊め頂きた

く夜分参りました。」

すると 召使いが話しだした。

「ユーア姫様は、今の王の最後の姫なのですが

その母君は 何者に殺され 今の奥方様が来られた

のですが まだ子供はおらず 何かとユーア姫様に

辛く当たり 毎日が針のムシロなのです。上の兄

い様方もお二人居たのですが 一人は行方不明

長男は今ご病気で ずっと寝たきり状態です。

それを重くみた 王は貴方様に この姫をお預け

なさりました次第です。」


「そうか 何か裏にある気配だな。よし分かった

安心出来るまで この家にいれば良い! 頼もしい

ゼファーもいる事だしな!ははははっ」


「ありがとうございます! アキラ様!」


「おいおい お姫様に アキラ様と呼ばす事は出来ん

よなぁ。 やはりアキラでいいよ 今日からは俺は

アキラで頼む!」


「わぁ〜アキラってなんか 感じいいねぇ!

お父様の言う通り 結婚したくなっちゃうかも!」


それを聞いた マリアが


「ダメです! アキラは私と結婚するんです!」


「あら ライバルがいるとは 私燃えますわ ウフ」


「あ〜 それじゃ ユーアは そこの部屋を 使ってく

れるかな。それと一緒の彼女はどうする?」


「あっ この子は私の幼馴染で キララと言う

よろしくお願いする。 私と同じ部屋で構わない。

それと 食事など上手なので キララを食事当番と

してはいかがだろう?」


「おっそれは良いねぇ キララ頼めるか?」


「はい、皆様のお食事はお任せ下さいませ」


「でも どうだろうか 私は本当はアキラと同じ

部屋でもよろしいですが?」


「だからそれは ダメーーーー!」


「ははははっ冗談です!言ってみただけ。」


「・・・・・。」


女の戦いが 始まる予感・・・。


「それから 明日はまた レベル上げた狩場に

行くつもりだから 今夜は良く寝ておくように!」


「了解した ご主人様!」

「分かりました!」

「分かったわ!」

「おやすみなさいませ」


まだまだ冒険は続く



















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