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Lv1からだけど 神スキルあるんで!  作者: モンブラン
3/14

街を守る為に!

街を魔物から守っている樹木の精霊が弱くなった

原因は 毒の混入?

アキラは上流の調査を開始した!

次の日 何やら外が騒がしくて目が覚めた。


「一体何の騒ぎだ? おいマリア 起きろ!」


「おはようございます 一体何の騒ぎですか?」


「俺も知りたいくらいだ 下に言って 聞いてくる

から ここにいろよ」


俺は 下に降りて 宿の主人に聞くと 何と大量の

魔物達が この街の前に集まっていて いつ攻撃

されるか分からんので お城の兵に出兵をお願い

しに使いを出したが戻って来ないのだ。


「しかし 街には精霊の加護があるから 魔物達は

入れないと思うがな。万が一という事もあるから

当分ここで待機するとするか。」


「私以前に聞いた事があります。 精霊の加護は

街にある大きな樹木の精霊で あって 樹木を伐採

したり 枯らしたりすると その効力を失うと。」


「そうなのか? まさかと思うが 行ってみよう

その樹木の所に!」


俺達は 街の中心部にある 樹木の前に来たが

既に街の人達で いっぱいだった。心配して

集まって来たのだろう。


「あっアレは!枯れ始めているではないか!


「一体どうしたのかしら!」


「誰かが川の上流で 毒を流したのだよ 樹木は

その川の水分を 吸収しているから おそらく

毒が廻ったのだと思う」

そこにいた 街の人が 話してくれた。


「上流かぁ 確かめてみるか。 マリアは危険だか

ら街で待っててくれ。俺は上流を点検してくる」


「どうか お気をつけて下さい!」


俺は 馬に乗り街の裏から走り出した!

少し遠間になるが 街の前であの数の魔物達に

構えられていては いくら俺でも 歯が立たんよ。


とにかく上流を調べて 毒が何処から来たのかを

探ってみるとするか。


どんどん川の上流に 向かって上がって行くと

小さな小屋があった。手前で馬を降り 静かに

小屋に近づくと 中にはゴブリン 達が数名いた。

何やら作業をしているが 詳細は分からない。


俺は周りを見て 外には誰も居ない事を確認し

ドアを開けた!


ゴブリン 達は 一斉に戦闘態勢になり攻撃して

来たが 次の瞬間に停止した。


俺は ゴブリン 達が 何をしていたのか確認した。

すると 何かの草をいっぱい集めていてそれを

すり潰していた。おそらくこれは毒を 使って

いるのだと直感した。この小屋で作り そのまま

直ぐ下の川に投げ込めば 良いだけだからだ。


止まっているゴブリン 達の心臓を 刺し殺して

小屋ごと火をつけて 燃やしてやった。


「解除!」


ゴブリン 達は 小屋諸共灰になっていった。

俺はトンボ帰りで街に戻った。


「どうだ! 樹木は! 毒は全て燃やしたが」


「あぁ アキラ! 大変なの 樹木の枯れが止まら

ないみたいなの?このままだと樹木は死んでし

まう。そしたら加護が無くなり この街は……。」


「あぁ 分かっている どうするか今 考えている

ところだ。」


街の前には およそ1000-1500匹の魔物がいる

しかし そこを通らないと 城に助けを呼べない。

街の前には 大きな橋が一つで そこを通らないと

この街から出るのも 入るのも不可能……。


そうか この橋を利用すれば……。


「おい! 街に魔法使いが 何人いる? 飛び道具

使える奴でもいい 全員この樹木の前に集まれ!」


俺の掛け声で 30人の魔法使いと20人の弓使いが

集まった。


よし 50人集まった!

では 戦略を説明する!


戦略は この通りだ。

まず 魔物が街に侵入するには この橋を渡って

来る。なるべく引きつけてから 俺が止める。

しかし止められる数は、前にいる二十匹程度だ

だが その止まっている魔物のお陰で その後の

魔物達は 入れない。だからそこを50人の飛び

道具持ちの攻撃手が 一斉に止まっている魔物

に攻撃を仕掛ける。ある程度で俺が解除する。

そしてまたその後ろが来たら 止める!

その繰り返しという事だ。

1500程いるという事は、単純に考えても70-80回

は繰り返し攻撃となるが やるしか無い。


樹木を見ると もう殆ど枯れて来ていた。

次の瞬間 樹木は倒壊した!


「さぁ 始まるぞ! 皆んな! 頑張れ!

俺達の街を守り抜け!!!」


オオオオオオオゥーーーーーー!!!


歓声が上がり 皆んな橋に向いて構えていた。

魔物達は 怒涛の如く なだれ込んで来た!!


橋を渡って来たのは25匹程 それ以上は渡れない。

魔法が届く距離よりも クロノスの反応距離の方

が短く 俺は皆んなより前に移動し 止める!

背後にいる 魔法使いと弓使いは 離れているので

停止はしない。丁度いい関係の距離だ。


背後より次々と放つ魔法と弓の攻撃!!

勿論その中には、マリアもいる。


ドドドドドドドドドドッーーーーーー!!!

バァバァーーーーーーーーーーーーン!!!

シュンシュンシュンシュンシュンシュン!!!


「よし 解除!」


前列の魔物達が 一斉に倒れた!


「第二陣来るぞ!!」


「止まる! 撃てーーーーーー!」


ドドドドドドドドドドッーーーーーー!!!

バァバァーーーーーーーーーーーーン!!!

シュンシュンシュンシュンシュンシュン!!!


何度も何度も 俺達は繰り返した。

魔物が 渡れなくなるまで……。


「おい コイツ等で最後だ 頑張れ!!」


オオオオオオオゥーーーーーー!!!


戦いは終わった。

街の人間の勝利だ!


橋には魔物の多くの亡骸が 積み上げられていた。

魔法使いも 弓使いも 疲れ果てその場で ゴロンと

寝転ぶ者もいた。

実は俺も そうだった その場で大の字になって

橋の上で 寝ている。

そこに マリアが来た。


「アキラ! 貴方って人は 本当に凄い人!

この街を あの魔物達から守ったのよ!

普通の人が出来る事じゃないわ!

やはり 神の加護を 貴方は受けているのね。」


「あぁ〜マリァ…少し寝かせてくれる…か。」


俺は そのまま寝てしまっていた。

マリアの胸で……。




次の日の昼頃

街の市長と 城兵と召使いが 宿に来た。


「貴方が 魔物達から街を守り通したという

御仁でしょうか?」


「アレは この街にいた者 全員の力を合わせた

結果で 俺はそのキッカケになっただけです。」


「まぁ ご謙遜なさらずに 街の者達からも色々

聞いておりますが、貴方が居なかったらまず

戦いの勝利は無かったと皆が申しております。」


「そう言って貰うと 本当に光栄に思います。」


「つきましては 明日 夜食会を開催致しますので

エドワード城にお越し頂きたく 本日参った次第

です。お越し願えますでしょうか?」


「あぁ〜実は行きたいのは山々なんですが…。

お城の夜食会などに 着ていく服も無いので…」


市長の側に居た 女が何やら市長に差し出した。


「そう言われると思い 街の代表としてこの服

をお二人に 進呈したいと思う。 これはお二人の

功績に対し 街からの細やかなお礼と 思って頂き

たい。」


「マリアのもあるのか……マリア行くかい?」


「あのぅ アキラ・・・私・・。」


「…もう良い 分かった市長殿 明日の夜食会は

参加させて頂きます。よろしくお願いします。」


「おお〜そうか では お待ち致しておりますぞ」


そう言って三人は 帰って行った。


「マリア明日は 綺麗にして二人で行こうな!」


「はい! ありがとうございます!楽しみです!」


そりゃ 若い女の子だもんなぁ お城の夜食会など

滅多に行けるもんじゃない。 綺麗なドレスきて

行きたいに決まってるよ。


さぁ これからもまた

冒険の旅は始まったばかりだからな!



冒険は続く































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