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偽りの住人  作者: momo
44/46

登場人物紹介・あとがき



本作品の登場人物紹介です。

(数字は登場時)


※ネタバレだらけとなっております。





伊能遥いのうはるか22歳。170㎝。黒髪こげ茶目。

意味もなく召喚され絶望中。のち受け入れ。美形をあてがわれ警戒している。保育士で子供好き。両親と弟(3つ下)の4人家族。


・ハイアシンス(王子・魔法使い)15歳。168㎝。+10㎝。白金髪・深い海の底の色。

世界始まって以来の力を有した魔法使い。驕り高ぶりが酷く、後先考えずに遥を召喚して己の力を示そうとした。過去はどうしようもない酷い奴。現在もそれなりだけど遥の為に尽くしまくり。生涯遥に片思いを続けるが、一方的な恋とは気付かない。遥に誉められるのが至福。遥の為なら何でもする。手先が器用で理解力が優れている。遥とのおしゃべりで気になった物を作るのが趣味。遥が暇つぶしに描いた絵が宝物。


・アイオライト(騎士)27歳。185㎝。銀髪・青緑目。

遥にあてがわれた護衛。初めは世界の為に役目としてこなしていたが少しずつ遥に惹かれていく。酷いことはしないが女性に対して冷たい。忠誠心が強すぎて善悪の区別がつかない。拝みたくなるほどの美形。彼に告白する女性は鉄の心臓が必要。遥に関わらないことでは自分の意見はないような人。12から家を出て15で騎士になる。もと王女の婚約者で、飼われたのは17。痛覚が鈍い。反応も鈍く感情が顔に出ない。


・クリソプレーズ(王弟)31歳。180㎝。青味を帯びた銀髪・黄緑目。

蛮族との戦いで右腕と左足を失った。義足。義手は邪魔なので使わない。のち、王子様開発の義手使用。右目の上にやけど痕があり、蛮族の顔を連想させ女性には不人気。現場を離れてより生きる目的がなく、遥が世界を愛さなければ滅ぶ事実を話す。その後は遥の為になるよう動いている。


・ジェイド(騎士)深緑の目。翡翠。

わりと気さくな人。恋人あり。


・サード(騎士)28歳。178㎝。薄紅色の目はこの世界では珍しい。

妻と1歳の女の子。誠実な人。


・王様42歳。銀髪178㎝。

穏やかな性格だがハイアシンスの失態には大激怒。考えるのは世界のことだけ。子供の教育をしていない。


・オブシディアン(世界の名前)

千年に一度、異界より黒い存在を召喚することにより維持されている不思議な世界。何もかもが色が薄い。黒髪こげ茶の目は召喚される者だけの色。


・蛮族(灰色の肌と髪)目は白く濁っている。

裸で全身に入れ墨などで着色を施す。もとはオブシディアンの輝く民であったが、異界人の召喚が遅れた時代に灰色に染まった人たちの成れの果て。ばらばらに本能のまま動いていると思われていたが、どうやら指導者がいてまとまって生きている様子。触れた人間を腐らせ、血には毒性がある。


・グロッシューラ(王女)王子の二個上。白金髪・鮮やかな緑色の瞳。

魔法の能力がほとんどない。周囲にはとても良い印象の王女様。人が傷つくのが好き。


・ヘリオドール・50位。蛮族と同じ灰色の髪。瞳は薄い黄色・本当は金。

王女の魔法使い。灰色の髪は嫌われる。多分、王女様のお母さん関係の魔法使い。力は強かった。


・ババラチア・40代の税務課長。薄橙の目。

ハルカより背が低く小太り。いつも汗。癒し系。愛妻家。


・シェル・遥の4つ下。

嫌味な女の子。町の有力者の娘で都に憧れあり。父の身分が自分の身分だと思っている。


・ラリマー(騎士)銀髪・青目

アイオライトの父・クリソプレーズのお師匠様。家族が大切。騎士としての信念も強い。下戸で一口も飲めない。多分飲んでも酔わないが、不味くて飲めない。


・ガーネット

アイオライトの母。穏やかで特に考えはない。何でも受け入れ、誰とでもやって行ける温かい人。ザルで、酒豪の娘が欲しい。


・ジャスパー(騎士)銀髪・黄色アイオライトの3こ上。

長兄。妻子あり。生真面目。


・トリフェーン(騎士)銀髪・薄紫目アイオライトの1こ上。

次兄。妻子あり。結婚前は遊び人。甘いものが好きなので、騎士を辞めたら太る。




*****


 今回もお付き合いいただいて本当にありがとうございました。オブシディアンという世界は不思議がいっぱいで、召喚や蛮族についても解っていないことだらけです。


 このお話を始めたきっかけは、現代人による異世界召喚を書いてみたかったというのがあります。小説家になろうにての前作『盲亀浮木』では異世界から異世界へ、また『天使が落ちた世界』でも異世界から異世界でした。今度こそ現代人を! と挑戦したのですが、一人称だったために、他の場所での動きが表現できず苦戦しました。


 『偽りの住人』では、遥が見知らぬ世界を受け入れるまでをどうするか。召喚者を許すか、許さないとやって行けない。でもどうやったら許せるのかと考えて、やっぱり人と人の繋がりだろうなと思いました。

 召喚者(加害者)が大人であれば許すことが難しくなるように感じ、十五歳の子供の設定にしました。それでも異世界なら大人にみられるかもしれない、でもあまりに幼すぎると話の組み立てが厄介だなぁと考えたあげく、見た目は少年中身はクソガキ(幼稚園)が出来上がりました。


 そしてありがちな、召喚された大して美人でも可愛くもない女の子と、彼女を守る美形な男性。大人の女性には通じないだろうと遥に警戒心を抱かせました。その警戒心を解く第一歩としてクリソプレーズが出来上がり、そのうち癒し系のババラチアが出てきました。


 アイオライトですが、蛮族と戦った後に遥とのキスで傷が全部癒える奇跡を起こす予定でした。遥には魔法での癒しが不可能な傷を癒せる力があって、他の傷を受けた騎士やクリソプレーズとキスをするかどうかでアイオライトと王子様が必死で止める……という的な展開を予定していたのですが、やっぱり遥にはそんな力は必要ないとなり、アイオライトも騎士出来なくなっても何でもやれる人だなと思って、彼の怪我はそのままとなりました。


 最後に、ここまで応援して下さって本当にありがとうございました。

 いつもですが、応援して下さる方がいるから完結までたどり着けます。

 次は番外編、それにて完結となります。


 重ね重ね、本当に応援ありがとうございました。


 momo



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