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異世界  作者: カラス
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異世界転生

今回は、前書きに書いちゃうよ(⋈◍>◡<◍)。✧♡

ここまで読んでくださる方がいて、アラン嬉しいな。


今回のお話は、学校から離れて、私のエネルギーを注いだもう、ひとつの星のお話だよ。

みんな、読んでいってほしいな(⋈◍>◡<◍)。✧♡

第一研究室。多くの科学者が、特殊プログラムPCと睨み合いをしながら、ものすごい速さでタイピングをしている。なぜ、このようなことを行っているかと言えば、司令官サラキの指示により、異世界転生を故意に起こそうとしているからだ。

異世界転生。アース以外の未確認生命体を捕獲し、可能であればセッションを図るのが、この実験の最大の目的にある。


その為に、サラキ率いる「C I A」生命体調査班は、長い歳月をかけ作り上げた、異世界転生装置を起動しようとしていた。

デザイン自体、そこまで複雑ではない。

はたからみれば、ごくごく普通のベッド。

違うと言えば、両サイドに細い電灯がついているのと、ベッドの四股に拘束器具が取り付けられているだけだ。

電灯に、プログラムPCから特殊な高重力エネルギー電磁波を送る。

何もないベッドは、高重力電磁波を受け、徐々に空間が歪んでいき、やがて空間に小さな穴が空く。

その穴は、どこかの異次元空間に繋がり、穴に吸い込まれた生命体を捕獲できるというものだった。



「スイッチオン。」

「了解」

リーンカネイション(転生)準備 OK]

「了解」

「アルトロ ディメンシオーネ設置 準備OK」

「了解、よし、行くわよ。起動!!」

どこに繫がるかも分からない。下手したら、宇宙空間に繋がり、終わりの見えない隕石が、この第一研究室に降り注ぐかもしれない。ともなれば、サラキ率いる科学者たちだって、無事では済まないだろう。

そういう危険を想定し安全を図ったうえで研究をするのは、普通の研究者の常識だ。

だから、他の研究者は、暑い防具を見にまとう。しかし、サラキは一切の防具を見にまとわず、平然とした面持で起動命令を下したのだ。

研究者は分かっている。サラキの感性は壊れているか、狂っていると。

防具を身にまとうようにと、研究者全員が、勧めたのにもかかわらず、絶対に着用しなかった。

その理由は、ただ単に暑いからだという。

サラキという女は、どこかおかしいのだ。

分からないということに対して、あえなく追及する研究心は、研究者の鏡だ。しかしながら、自分の身の安全はお構いなし。

死ぬときはどうせ死ぬという楽観的な考えをしている非常にまれ体質。


だが、因果律上。

物事は原因があって結果につながる。

すでに起動した以上、我々研究者は、プログラムPCに以上は発生していないか、くまなく目をやる。


「生命維持反応!発見!!」

「了解、そのまま続けて。」

「はい。」

いったいどんな生命体かしら。ヒューマン人以外の生命体。

我々の最初の祖先が記したとされる、祖神約書そしんやくしょによると遥か昔、全知全能の神が二つの惑星に生命体を誕生させたと記憶している。その一つが、我々ガイア人。もう片方が、我々と容姿が極似している高知能生命体宇宙人。通称、ヒューマン人。

今回の実験は、ヒューマン人が住む、惑星アースから焦点を外した実験。つまり、アース以外の銀河系の星に我々以外の生命体が存在し得るか、検証する実験だ。

そして、生命維持反応を発見したということは、とどのつまり銀河系のどこかに生命体が存在しているということ。これだけでも、実験としては大成功だった。サラキは、こぶしを握り、内心喜びのあまり、ソワソワしていた。

「サラキ指令!来ます。!」

異世界転生装置に、どこからともなく風が吹いた。その風はやがて、渦を巻き、一点に集約されていく。

一点に集約された風に、隙間が空く。徐々に隙間は大きくなっていき、先ほどまで何の変哲もなかったベッドの真上に、異次元空間が出来上がっていた。


サラキは、その神秘的な光景に魅了されていた。

「なに、今の。」




今日も一日お疲れ様でした。(^_^)/~

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