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ファンタジー短編集(中編集)  作者: はくびょう
呪われた姫と無法者コンビ
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6

数時間後。





「リズ、服を貸してくれてありがとうね。」



シャルティアは昼間と違ってドレスではなく、一般的な町娘の格好をしていた。



「いいえ、シャルティア様、どうかご無事で。」



リズと呼ばれた女性はおそらくシャルティアの侍女だと思われる。

己の主を危険な旅に送り出すというときなのに、その表情に悲痛さは浮かんでいない。



「信じていますわ。あなた様は呪いなんかに負けたりしないと。ですから、思いっきり楽しんでくださいね。」



むしろ、リズはにこやかな表情を浮かべた。



「もちろん、そうするに決まってるでしょ。」



その光景を見ていたガルがボソッとつぶやいた。



「主と従者は似るっていうけど、変人オヒメサマのとこの侍女も変人か。」



「……そろそろ行きましょうか。」



いつまでも城門に長いするわけにはいかない。

面倒なことになる前にシオンは城を出ることを提案した。




こうして彼らは闇夜の中城を抜け出した。



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