入学式その後
入学式が終わり、アタナシアとウルミラに呼ばれ2つの封印するためのブレスレットを渡された後、優里は独立国家テスタメント学園の寮を見つけた。
「ここがテスタメント学園の寮か随分と豪華で大きいな」
それもそうだろう。優里が今日から住むこととなった寮は、凄く優秀な生徒のみ入居を許された寮で、他に複数あるテスタメント学園の寮と大きさと豪華さで見比べて差は歴然の寮だからだ。
因みに入居者は今日から入居することになった優里を除いて全員が女子生徒だ。何故かと言うと、説明したとおり優里が入居は優秀な生徒のみできるのからだ。つまり男子生徒に優秀な生徒は居るが、凄く優秀な生徒が居ない。
理由に考えられるのは、男の契約者が女の契約者と比べて数がかなり少ないからだ。
契約者の男女比率は、2:8で圧倒的に少ないからだ。何故男の契約者が圧倒的に少ないかと言うと、それは契約獣が乙女を好むことが多いからだ。
男の契約者は少ないそれ故に突飛した才能を持つものが極めて少ない。だが、才能に恵まれた男の契約者は異常に化ける極端に。その理由に一般的に知られている超越者の10人の中の3人が男だ。まあこういうことが、優里の入居する寮に女子生徒しかいない理由だ。優里はこの寮のことと、在住者のことを知らない。
それから優里は、自分の部屋を見つけた。
「ここが俺の部屋か。寮を見たときから予想してたが、随分と豪華だな」
優里の部屋は広くて豪華な部屋だった。特に凄かったのが寝室の広さだった。ベットは大人が5人は入れる大きさで更にそのベットが部屋の4分の1だったことだ。どうでもいいことだがベットは右端。
「今日はもうシャワーを浴びて寝るか」
優里はシャワーを浴びて、小サイズの契約獣と一緒に眠った。この時優里は思った。こんなにベットが大きいのは、契約獣と一緒に眠るためなんだろうなと。
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「朝か起きないとな。おーい起きろウル、ガイア、リレア、ウェンディ」
優里が自分の契約獣たちを起こす。ただ昨日と違うところがある契約獣に。
「「「「マスターおはよう(ございます)」」」」
ウル、ガイア、リレア、ウェンディは獣人化していた。
ウルは、白銀の長髪ポニーテールで、紅の瞳に、狼の耳に、モフモフの尻尾、犬歯が2本ちょこっと見えていて、胸は豊かで、ウエストは引き締まっていてヒップもそこそこでている美少女。
ガイアは、紅髪のショートで、金色の瞳に、2本の牛のように突き出た角、身長が高く、褐色肌の筋肉質な身体でだが女性とはっきり分かるくらいに出るとこもかなりでている美女。
リレアは、藍髪の長髪で、翠色の瞳に、2本の龍のような角、龍のような尻尾が生えていて、グラマーな妖艶な美女だ。
ウェンディは、碧の長髪ツインテールに藍色の瞳に、小さい翼のようなが耳有り、他の契約獣と違って身体が全体的に幼い美少女。
「皆もう行くから戻れよ」
「「「「分かった(ました)」」」」
契約獣たちに戻ってもらい。テスタメント学園の制服に着替えてテスタメント学園に向かった。向かっている途中にアルドとリュキアに遭遇した。
「よう優里昨日は良く眠れたか?」
「ああ、良く眠れた。結構広々な部屋だったからな」
「そういえば、優里君ってどこの寮なの?僕達の入居する寮では見かけなかったけど?」
アルドが眠れたか聞いてきて、リュキアが優里の入居することになった寮が気になるのか質問してきた。優里は寮の名前を知らなかったので寮の場所だけ教えた。
「ええ!!ここの寮にせんでるの。ここって生徒会と風紀委員とテスタメント学園の優秀な生徒達の中で、学年で数人しか選ばれない凄い寮だよ」
「へぇーそんなに凄い寮だったのか。なら納得だなあんなに広くて豪華なんだな」
「まあそんなことはどうでもいいだろ。それより同じクラスになれると良いな」
そんな会話をしつつテスタメント学園に向かった。
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「みんな同じクラスだ」
「そうみたいだな」
「よかったー」
テスタメント学園に張り出されているクラス表を見て教室に向かった。そして、教室についたら自分の席に座った。因みに席はリュキアとアルドとも少し近かった。担任の先生を来るのを待っていて数分後に担任の先生が入ってきた。
「今日からお前らの担任になったレイア・テンペシだ。お前は知っていると思うがこのテスタメント学園は狂獣を倒すために生徒を鍛える学園だ。そのテスタメント学園でも特にこのクラスは狂獣を倒すことを他のクラス以上に学ぶ言わば特別対狂獣クラスの様なものだ。厳しく鍛えるから覚悟しろ」
【狂獣】
狂獣とは、デーヴァローカに次元のゲートが出現することがある。そのゲートはミフルミールに繋がっていて伝説の獣がそのゲートに入りミフルミールに行ってしまうと伝説の獣が狂暴になり暴走する。その狂暴になり暴走する伝説の獣のことを狂獣と呼ぶ。
優里のクラスの担任は黒髪のショートで気の強そうで凛々しくスタイルが良い美人な先生だった。先生がクラスの説明をしながら入ってきて説明が終わったとたんクラスが騒がしくなった。
「きゃーレイア様よ」
「私ファンなんです」
「私を厳しく教育してください」
(随分世間に知られていて人気があるなんだな)
優里はクラスメイト達(全員女子)が騒いでいたのが気になりリュキアに聞いた。
「なあリュキア。レイア先生ってそんなにすごいのか?」
「優里君知らないの?レイア先生はね、超越者たちを除けば世界トップクラスの力を誇るといわれていてるのと凛々しくて美人だから女性に人気なんだよ」
「へぇー、そうなのかありがとうリュキア」
そうしてリュキアに話を聞いてすぐに先生が生徒を静かにさせた。
「お前ら静かにしろ!いきなりだが、右端から順番に自己紹介をしてもらう」
自己紹介か、優里は自己紹介で気になった生徒がアルドとリュキアを除いて3人いた。
すみませんメインヒロインをだすつもりでしたが思いのほか寮の話で長引いてだすすことが出来ませんでした。次回はメインヒロインを必ず出します。