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彩香と伽耶のお仕事

6月8日。彩香と伽耶はノワの事務所の更衣室で白の半袖の体操服と紺のブルマーに着替えた。私は黒。娘はパープル。事務員はライトグリーンのブラジャーを身にまとった。ノワとの違いはブルマーの色が赤なだけ。私たちは[時の間]で呪文を唱え、ブランカ公国に着いた。ソコは森の中の広場。青いジャージ姿のバロンが温かく迎えてくれた。「元気そうだね彩香」「あなたもねダック」「元気そうだね伽耶」「あなたもねルスカ」私たちは事務員を紹介し彼女を輪に入れた。彼らも快くノワを迎え入れた。18歳の彼女は16歳くらいにしか見えず、バロンに好感された。対戦場所はまだまだ未整備だし、ゴミが広い範囲に点在していた。私はダック。伽耶はルスカと組んでゴミ拾いを始めた。事務員は私たちと付かず離れず。幸いにも重たくて大きなゴミはない。不法投棄された廃車やタイヤや家電はすでに撤去さされていた。軽いゴミばかりなので作業は楽だしノルマもない。私たちはまるでピクニック気分。いやダブルデートを満喫した。スケスケのブラジャーはバロンに大好評。控えめなノワですら彼らの熱い視線を浴びた。私たちはあえて攻めず、ダックたちの聞き役に回った。ホントは名古屋に来るよう促したいが、どうやらそう簡単にはいかないようだ。[うつわや悠々]以外に目ぼしい商品が見当たらず、バロンは大苦戦していた。彼らは名古屋に常駐するエージェントに頼み[うつわや悠々]の商品を買い付けてもらう。ソレを本国に売って利益を上げた。コチラはさほど蒸し暑くなく、私たちは安心した。さほど汗をかかないし、簡易トイレが必ず2基設置してあるのが地味に嬉しい。ダックたちは写真やビデオ撮影を始めたが、私たちは快く応じた。彼らはうまく事務員を巻き込み、私たちを安心させた。かと言ってローアングルからの撮影もないし、期待したほどのお触りもない。ノワがトイレ休憩中ですらお触りは控えめにとどめてくれた。休憩に入ると私たちは缶ジュースを振る舞われた。まるで50年前のラインナップだが意外といける。「カフェオレが甘ったるいわね」「コチラでは定番さ」「冷えたミルクセーキがおいしいね」「それはよかった」事務員は果汁入りのオレンジジュースにハマった。作業に戻ると私たちの撮影が再開された。私たちはポーズを取り、まるでモデル気分にされていった。ノワまでもがポーズを取るほど私たちは舞い上がった。周りには誰もおらず完全にデート気分。日差しは強くないし、かと言って蒸し暑くもない。開放的な気分が醸成され、私たちはモデル化されていった。私は艷やかな未亡人を演じ、事務員はうら若き乙女。伽耶は小悪魔な美少女になりきった。やはり撮る側に熱があれば私たちモデルに必ずビンビン伝わってくる。私たちは作業に没頭する庶民とモデルを使い分けた。ソレはまさに戦う私たちと情事に溺れる私たちであり、魔法戦士の2面性そのものを如実に表していた。「もっと私を撮りなさいよダックう」「ルスカあ、ノワばっかり撮らないでぇ」バロンを苦笑いさせるほど私たちは身も心も完全にモデル化されていった。事務員までもが彼らに注文をつけるようにされていった。「ダックさま、もうちょい私を撮って」「ルスカさま、もうちょい私を撮って」バロンは快く応じた。天高く突き出された3つの桃尻がその戦果を余すところなく誇示していた。私はジッと前を見据え、ノワは羞恥と悦びの狭間で震え、伽耶は不安を隠しきれず眉毛を寄せて彼らをチラ見。私たちはソレをその場で見せられて悦びに打ち震えた。帰宅した私たちは話し合い重ねた。本来ならば通訳は不要だが、訓練や対戦にノワを帯同させるプランが急浮上してきたのだ。ソレは私たちが自由に決められる。「悪くないわね」「事務員の意見も聞きたいわ」「ノワは異存なさそうよ」「対戦に慣れるまで彼女を帯同させようかしら」まだあと2回対戦場所の整備があるし、コレには事務員の帯同が義務付けられた。問題は参戦してからだが、私たちは乗り気。「安心感がまるで違うわ」「バロンだってノワの目の前で無粋なマネはしにくいはずよ」かと言って保険みたいに扱うのはいかがなものか?だが近年は北欧や東欧からの参戦者が増えてきたし、通訳の出番が急激に増えてきた。交戦国側が必ずしも日本語に精通していない事例も急激に増えてきた。意思の疎通に問題なくても通訳の帯同ができるのが嬉しい。コレは魔法戦士側からの要望で実現したから私たち寄りにできている。「ルスカたちはどうかな?」「特に嫌がっていなかったわ」私たちはノワの帯同を視野に入れることにした。「透子たちは?」「あの子たちも乗り気みたい」私たちは現場の雰囲気にも慣れ、バロンとも再会できた。参戦の準備は着々と進んでいくし特に不安を抱かなかった。向こうは開かれてる。日本みたいにヘンに隠ぺいしたりしない。私たちは安心して床に就いた。

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