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西川さんは透けています  作者: ステルススター
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第3話 友達になる③

 詳しく話を聞くと。

 彼女は誰が話かけても返事をしないのだとか。

 一瞬しゃべれないのか、とも思ったが昔…小学生の時が普通に喋っていたらしい。

 今では返事もしないしほとんどの事に無関心。

 だから、先生もそれを知っていてあえて彼女には何もしていないし喋りかけたりしていなかったと言う。


 「だから、あの子は狙っても無駄だぞ」


 「べ、別に狙ってないって」

 


お昼休み


 俺は西川さんに声をかけてみたが反応はなかった。

 

 「(本当に反応しない)」


 次に西川さんが座っている席の隣で思いっきり転けてみた。

 

 「…………」


 周りの人は「大丈夫か」と駆け寄ってきたが、川西さんは相変わらず反応しない。


 「(これならどうだ)」

 

 先生の声真似をして、

 

 「おい、川西。廊下にきなさい」


 「………」

 

 西川さんは全く反応しなかった。

 

 「お、佐阿。やっぱり狙ってるんじゃないか」


 夏季がやってきた。

 

 「だ、だから、何度も言うようだけど狙ってないって」


 「ふーん」

 

 それから幾度いくどのチャレンジをしたが全く効果はなかった。

 

 

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