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西川さんは透けています  作者: ステルススター
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第15話 元彼女?①

 「た、ただいま」


 「さくまにぃ、今日は遅かったね…えっと、西川さんともう一人の方は誰?」

 

 西川さんと紗季はこの前に俺が入院した時に一度顔を合わせたらしい。


 「紗季ちゃん久しぶりだね。鈴だよ」


 「……?!すずねぇちゃん!」


 鈴と紗季がきゃきゃやっている中、横の視線が痛い。

 夜道であまり喋るのもどうかと思い二人を家に呼んだのだが、明らかに鈴に抱きつかれた後から西川さんが不機嫌になっていた。

 もしかして、やきもち?など思ってみたりしたが違うかった。


 「私はもう帰っていい?」

 

 西川さんは家に早く帰りたかったようだ。

 

 「えっと、引き止めてごめん。ちゃんと家まで送—」


 「西川さんっていうのね。私の名前は菜野 鈴。あなたのお家は駅の方?」

 

 俺が話している途中に鈴が割り込んできた。

 

 「………………」


 「「「…………………」」」


 静まり返り、謎の無言の時間ができてしまった。


 「西川さんはす、少し喋るのが苦手なんだ」


 「そうなの」

 

 そういえば西川さんが俺以外の誰かと喋っている姿はまだみたことがなかった。

 

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