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第55話 相手の為に⑧
電車の席に座っているのでお互い顔が見えない状態で話を始めた。
「話って何?」
どこかしら早く帰りたそうに悪西川さんは言う。
「その・・・君にも迷惑をかけたと思っていて。ごめん」
「べ、別に私は自分の為にしただけだから、謝らなくてもいい」
「でも、そのせいで危険な目にあったのは俺じゃなく西川さんだ。本当にごめん」
「・・・」
それ以上、悪西川さんは何も言わなかった。
「話ってそれだけ。それじゃあ」
「待ってあと一つだけ、頼みたいことがあるんだ」
電車の席に座っているのでお互い顔が見えない状態で話を始めた。
「話って何?」
どこかしら早く帰りたそうに悪西川さんは言う。
「その・・・君にも迷惑をかけたと思っていて。ごめん」
「べ、別に私は自分の為にしただけだから、謝らなくてもいい」
「でも、そのせいで危険な目にあったのは俺じゃなく西川さんだ。本当にごめん」
「・・・」
それ以上、悪西川さんは何も言わなかった。
「話ってそれだけ。それじゃあ」
「待ってあと一つだけ、頼みたいことがあるんだ」
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