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西川さんは透けています  作者: ステルススター
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第5話 告白大作戦②

 「その前に本当に聞かせて欲しい。なんでそこまでして俺と西川さんを付き合わせようとしてるんだ?」


 これで、遊び感覚とかだったら断ろうと思っていたが憲にも真剣な理由があった。


 「昨日言った通りですよ。恥ずかしいですが、僕は姉の事が好きです」


 き、禁断の恋?!

 驚きを隠せない俺に慌てて訂正を入れる憲。


 「ち、違いますよ。恋愛的な意味ではなく純粋意に好きなんです。昔はよく話たり遊んだりしていたんですがいきなり喋らなくなってしまって…。最近まで喋らない姉が普通だと感じるようになっていました。ですが、この前久しぶりに姉の声を聞き昔を思い出したんです。それでもう一度姉が話せるようになるにはそのきっかけを作ったあなたと付き合ってもらうのがいいと思ったんです。だから、どうかお願いします。姉と付き合って下さい」


 「…………」

 

 正直なんて言えばいいのか…。


 「即答しないってことはOKってことですね。良かったー」

 

 「……?!待てまだ俺はいいとは…」


 「姉の事が嫌いですか?」

 

 「そ、そんなことはないけど…」


 「なら、いいじゃないですか。一緒に姉を落としましょう」


 こうして、憲が告白までサポートしてくれるようになった。

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