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第47話 反省しない⑦
「ぐぇ」
宙に弧を描くように飛んだ大智。
「紗季?」
「ご、ごめんなさい」
謝る紗季。
仕方ないと俺は思う。
おそらくだが紗季は隣の部屋で大智との会話を聞いていたのであろう。
会話を聞いている中、自分の事が会話に出てきて人質のように話されたら殴りたくもなるであろう。そう思いつつも俺は注意する。
「紗季。その、な。仕方ないとも思うが殴るのは良くない」
紗季は女の子なのだから暴力的にはなって欲しくない。だから、さっきまで殴ろうとしていた自分の事は棚に上げて注意をした。
「さっきから何するんだよ!この暴力○◯◯◯女が」
ゴンッ
紗季の一撃が大智に入る。




