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第47話 反省しない⑤
俺が拳を振り上げると大智は素早い動きで額を床に擦り付けた。
「俺が悪かった。もう二度とこんなことしない。佐阿、お前の前ににも一生現れないから見逃してくれないか?」
今になって謝罪し始める大智は誰が見ても自分の都合重視での謝罪だと思う。
当然だが今更謝った所で佐阿が許すわけがない。
「誰が許す…」
「だよな。許すわけないよな」
土下座をやめて立ち上がる大智。
「だが、な。もし今、何もせずに俺を帰らしてくれたら、俺は2度と関わらないって言ってあげてるんだぞ。俺はお前と違って友達が多いから俺に何かあったらその友達お前の妹に…」
俺は大智の言い分を聞いて怒りが頂天に達し、拳を振りかざすも大智の目の前で拳を止めるしかなかった。




