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西川さんは透けています  作者: ステルススター
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第4話 避けられている⑤

 「はっはっはっは…。やっと追いついた。すいません、僕、西川無華の弟のけんって言います」


 西川さんの弟であった。



 場所を少し移して近くの公園にやってきた。

 自動販売機でジュースを買って憲に渡す。


 「僕は大丈夫ですよ。自分でお金出します」

 

 「いいって。俺の方が年上なんだから」

 

 「そうですか。なら、お言葉に甘えて、いただきます」

 

 憲が一息ついてから俺は憲に尋ねた。

 

 「それで、俺に何のよう?」


 「実は姉の件でお話がありまして、単刀直入に言います。姉と付き合って下さい」 

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