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西川さんは透けています  作者: ステルススター
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第3話 友達になる⑦

翌日

 朝、教室に着くとクラスのみんなが一瞬ピタッとして、クスクス笑ったりしている。

 恐らくだが、昨日の告白を誰かが目撃して広まったのであろう。

 この感じ。久しぶりに味わった。

 他人の目が怖い。

 怖くてたまらない。


 「(…帰ろう…)」

 

 振り返って家に帰ろうとしたら夏季がいた。


 「昨日いきなり告白したらしいな。それもこの辺で1番人がいるであろう場所で…」


 今から笑い者にでもされるのであろうか。

 そう思ったが、夏季が口にした言葉は全然違うかった。


 「何て男らしいだ」


 「……へっ?!」

 

 思わず変な声が出てしまった。


 「会って数日しかしていない初対面の奴にいきなり告白できる何て凄いなぁー」


 俺は戸惑いを隠せなかった。


 「結果がどうであれ、凄い男気を見せてもらった」


 「…笑い者にはしないのか?」

 

 「笑い者?なんでだよ。こんなカッコしいい事しているのに誰も笑わないさ。なぁ、みんな」


 夏季は俺の質問に対して否定して周りのみんなに聞いた。

 周りのみんなは夏季に同意してうなずく。

 そんな光景を見て少しジーンときてしまった。

 これが友達なんだ。

 

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