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はち、  作者: のん
1/7

これは実話を元に書いています

物語は現在進行形で続いていきます

ハッピーエンドになるように

願っていてください。

それは上京してまもないころ




まだ19さいのわたしは

就職を口実に家を出た





憧れていた東京は

思っていたとおり

わたしに自由をくれた。





そしてその自由を

はきちがえることになる




わたしは地元の美容学校で

2年間をすごし

成績は常にトップクラス

おかげで大手の美容室に

就職することが決まっていた



当時付き合っていた彼は

さきに上京し、四年制大学へ通っていた




東京への就職が決まった私は

彼との同棲を検討していた


「あい、これから俺たちどうする?」


『んー、同棲するなら引っ越さなきゃだよね』


と、1ヶ月ほど話し合い





「あい、俺あと2年大学生だから一緒に住むのは就職してからにしてほしい」


彼は社会人と学生の壁を感じているんだと思っていたわたしは彼に


『気にしなくて大丈夫だよ』



と、言った。




少しの間彼は黙っていた



「俺は、あいに立派な美容師になってほしい。だから俺にかまわず仕事に没頭してほしいんだ。

下積みの間は大変なこともあると思う、俺が足引っ張りたくないからお互い2年間自分のやるべきことに集中しないか?」


「お互いのためにも少し距離を置こう」


それが彼の答えで決断でした。


2年間遠距離恋愛をしていたわたしたちは

信じることで結ばれていると思っていた

彼に信頼をおいていたわたしは彼の判断を受け入れた



『わかったよ、がんばるねわたし』



その言葉を交わして私たちは別々の道へ

きっと2年後に一緒になれると信じて

わたしは2年間死にものぐるいで必死に学んだ




それから3年が経った

最後のテストに合格して

彼に連絡をした。

彼に連絡をするのは1年ぶりだった。


『受かったよ!明日からやっとデビューだよ!!』



「あい、おめでとうよくがんばったな」






『...ありがとう、遅くにごめん、またね!』








距離を置いてからも何度か私たちは2人で飲みに行ったりする仲だった


仕事の話や大学の話などよくしていた



彼の就職も決まった頃


「あい、就職きまったんだ俺、あと...」





「好きな人ができた、」





わたしは彼のことが大好きだった

離れている間も彼を想っていた。


だから


『そっか、幸せになるんたぞ!!』


強がった。涙が止まらなかった。

でも好きな人の幸せを思って、





そしてデビューをしたわたしは区切りの意味を込めて彼に最後の連絡をした。


受かったよと。




それからというものわたしは仕事に没頭するようになった。




つづきます。

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