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魔法少女に転生したら〇〇されたww  作者: メろロメん
3章 白き魔女
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相手が怒っていると、おちょくりたくなる件


「いや だから ボクにはストゥツガルドさんに叶えて貰いたいことなんてないよ」


「何故だ 何故だ 何故なのだぁぁあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ 人の子よ」


「ボクは自分のしたい事は自分で叶えるから! 別にカッコつけるつもりはないんですけど 自分のやりたい事を自分でやらずに 人にやってもらおうとすると まず騙されるんでよね それで 今まで散々痛い目を見てきたんですよ」


「俺は必ず 契約を守るぞ 人の子よ」


「いやいや 悪魔との契約なんて 正直に言って 怖すぎでしょう 物語なら 絶対に不幸になるパターンです バットエンドのフラグが めっちゃ はためいていますよ 不幸になった後で 聞かれなかったから 言わなかった とか答えるんでしょ ボクはそういうのに詳しいんだ」


ストゥツガルドは、翼の目をじっーーーと凝視した。翼もストゥツガルドの目を、その赤い瞳の奥に宿る闇を見つめ返した。


「対価を断ったのは お前で2人目だ しかし さっき言ったように契約は絶対だ 俺はお前の望みを叶えるまで お前に付きまとわり続ける たとえ お前が死んでもな⋯」


「それは⋯私もめんどくさいけど ストゥツガルドさんも面倒くさくないですか?」


「それが契約というものだ それが世界の理というものだ 絶対普遍の真なる真理というものだ 人の子よ」


「そんなこと言って 僕が本当にヤバくなって ピンチになって 助けて欲しいと言ったら その望みは対価に見合わないから叶えることが出来ないとか言って 手のひらを返したりするんじゃないの?」


翼はそれを言った瞬間に、場が凍りついたのが分かった。あっ やば! 逆鱗に触れちゃった。ボクはこういう事がよくある。空気が読めないのだ。ついつい口を滑らせてしまう。というかむしろ、好奇心でわざと相手を怒らせたくなってしまうのだ。


「俺はそんなことはしない 断じてしない ()()とは違うのだよ ()()とは! ()()の様に真理を曲げたりは⋯しないッ!!!!!」


()()()()ってあれか⋯この世界の神か。どうやらストゥツガルドさんはこの世界の神にかなり深い恨みを持っているようだ。今度こそ、本当に殺されるんじゃないかと思う程の殺気を感じる。この殺気は⋯本物だ。


「人の子よ お前が信じない 俺を信じろ」


「それは 流石に無理があるよ あなた バカぁ?」


ダメだ。やっぱりふざけてしまった。

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