いつの間にかに、物を売った事になっていて、貯金通帳にお金を振り込まれていたら、それはそれで怖い
「そもそも ボクがあのメイドの子を攻撃していたらどうするつもりだったの?」
「それはない お前はそれは出来ない」
「なぜ そう思うの?」
「分かるさ 人の子よ お前は 俺をわざわざ助けた つまり とんでもないレベルのお人よしだという事だ そして 今 お前は無駄に血を流している まったく持って 合理性にかける」
ボクは、わかりやすく嫌な顔をした。
「あなたを助けた ボクは馬鹿だと言いたいの?」
「そうだ 馬鹿だ 大馬鹿ものだ 人の子よ お前はこの世界の神 あの忌々しい唾棄すべきクソガキの姿をした歪なあれ あれに導られて 訳も分からずにお前は転生してこの世界にやってきたのだろう?」
「!!!!!!!」
「人の子よ 俺には分かる お前は大馬鹿もので 誰が相手でも どんな状況でも 自分を突き通す意思がある 環境がお前を変えたのかもしれないが お前の本質は善なるものだ お前は優しい そして その優しさ故に 神と対立する そしてお前は追放される」
「なにを言っているの? なんでそんな事が分かるの?」
「分かるさ 俺も あれに反逆し あれに追放されたからな」
「あなたもボクと同じで 転生者という事ですか?」
「違う 俺は転生者ではない そもそも 俺は人ではない 俺は悪魔だ 堕天使だ 言うなれば神の成れの果てだ かつて この世界の理を作ったものであり 今の神によって その座を追われたものだ」
この世界の最重要人物にたまたま会って、たまたま救いだすなんて事はあるのかな。このストゥツガルドという人⋯いや悪魔は、言っている事もその振る舞いも全くもって信用できない。でも何故かボクの直感が囁いている。ストゥツガルドの言う事を信じろ。そして、ストゥツガルドを仲間にしろ。それがボクの分岐点だ。
「⋯話を戻しましょう ボクの望みを叶える為に来たと言っていましたね?それってどういう事ですか?」
「俺は俺の誓約したルールによって縛られている それは 代償と対価によって成立している お前は既に代償を払って俺を助けた 俺は契約によりお前の望みを叶えるという対価を払わなければならない」
「別に ボクは契約したつもりもないし 対価?をもらうつもりもないのだけど」
「すでに 契約は成立している 契約は絶対だ 人の子よ お前に拒否権はない」
なに、その押し売りみたいな話⋯ただのありがた迷惑なんだけどな。




