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魔法少女に転生したら〇〇されたww  作者: メろロメん
3章 白き魔女
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05話 ボクはボクだけどボクじゃない

 

 ボクが気づくと翼は十字架に磔にされていた。でもボクはボクだけどボクじゃない。ボクは翼が磔にされているのを近くからみているのだ。どういうことかって?それはボクが聞きたいよ。とにかくボクの身体がボクのものじゃなくなって勝手に動いているのだよ。教皇ヨハン17世と翼の会話を聞く限りボクの身体と魂を切り離しその魂を入れ替えたようだ。つまりはボクは魂だけの存在になってしまったようだ。まるでファンタジーの世界だな。いやマジで・・・


しかしやはり黒幕はヨハンだったのか。どう考えても怪しかったのに・・・結局自分が楽な方へと流れてしまいこのザマだよ。一つ一つをしっかりと考えて納得して行動しなくちゃ駄目なんだよね。よし反省した。切り替えなくちゃ。でもヨハンは絶対に許さないからね。うん。


「この魂はどうしますか?」


翼がヨハンに質問する。ボクは宙に浮いてゆらゆらと揺れながらそれを見ていることしかできない。


「魂だけならば何をすることも出来ないが念の為に封印しておく」


ボクはヨハンの力で新たな柩の中へと動かされた。そしてアルナの時と同じようにガジャが鎖で柩をがんじがらめにしヨハンが魔法をかけ封印が行われた。


そうして6人はその場を後にした。翼は気が動転していてされるがままに銀の柩の中に入れられてしまったがハッと我にかえる。


「まずい まずい どうにかしなくちゃ」


柩の中に入っているようだが出ることはできないのだろうか。ボクは動いてみようとする。しかし動けない。どうやら自分の意思で動く事は出来ないようだ。


「いや諦めるなボク このまま永遠にこの暗い柩の中で過ごすの?そんなのは嫌だッ 動け動け動けッ・・・!」


翼の魂はピクっと動いた。少しコツがわかった気がした。ボクは何度もトライを繰り返し少しづつ動けるようになった。そして5分間ぐらいで自由に動けるようになった。慣れてしまえばどうという事はなかった。強い意志を持つことで動くことができる。


「柩の外に出ることはできないのかな?」


ボクは思い切って柩の壁に突進する。すると壁をすり抜けて柩の外にでた。その瞬間に棺を覆う赤い光が消え宙に浮いていた柩が下に落下する。


「ガッシャーーーン!」


翼の魂が通り抜けたことでヨハンがかけていた魔法が翼の固有の力とその強い意志により無効化されたのだ。


周りを見渡すと赤い球体の光りの中にボクが入っていたものと同じ銀の柩が浮いている。


「これは怪しい」


ボクがゆらゆらと近づいていき赤い光に接触するとその光はすぐさま消滅した。


「ガッシャーーーン!」


柩が下に落下する。ボクは柩の中にはいってみる。そこにはボクの侍女であるアルナがいた。ピクりとも動かない。きっと魂が抜けている状態なのだろう。


「この子もヨハンとグルだったのね・・・」


ボクはアルナの名前を心の中の『殺してやるリスト』に記入した。今現在リスト入りしているのは『みう ヒロ エリカ ヨハン アルナ』となった。必ず報いをうけさせる。ボクは改めてそう決意する。決意するけどとりま今の状況をなんとかしないとどうにもならないわけだけどね。


「アルナの中にはいれないかな?」


翼は少し躊躇するが思い切ってアルナの中に飛び込む。


「やってみなきゃ進まないッ」


アルナの身体が光る。ボクはアルナになっていた。


「よし 柩からでよう」


しかし柩の蓋を開けることができない。そう言えば柩は鎖でぐるぐる巻きにされていた。


「・・・」


ボクは柩から出られなくなってしまった。


遅くなってすいません。明日も出来れば更新したいです。よろしくお願いしますm(*_ _)m

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