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魔法少女に転生したら〇〇されたww  作者: メろロメん
3章 白き魔女
111/112

騙そうと思ってない人にこそ騙される

110部分にて主人公のつばさを、ゆうたは女の子だと認識しますが、出会いの最初は男の子だと勘違いするという設定に変更しました。

ボクは気づいてしまった。異世界に最近やって来たばかりのゆうたさんと、もう かなり前に飛ばされたボクと何故 同じ話題ですんなり会話が盛り上がるのかという謎にッ!!


そういえば、みぅは隠してたようだけど、こちらに来てから100年以上は経っているようだった。そうボクらは、この異世界に来てから成長が止まっている。


つまり、彼女たちはボクよりも相当歳上だったはずだ。きっと、ひいひいおばあちゃんやひいひいおじいさんだったのだ。でも、ボクを騙すために黙っていたのだ。今思うと血の気が引くほどゾッとする。


とにもかくにも、どうやら同時代の人達がこの異世界にやって来ているようだ。しかし、この世界の時間軸に対しては、バラバラの時代に飛ばされている。何故だろ?? ボクは考えるのを止めた。


そう言えば、ゆうたさんは最初 ボクを小学生の男の子だと思ったらしい。見た目はそうだけど、いや小学生はとてもとても傷つくけど、実はこっちに来て結構経っているのだという事実をちゃんと説明した。


ゆうたさんは、それよりもボクが女の子だという事に驚いていたようだった。しかしその後も彼はボクを男の友達のように扱ってくれた。


ずっと友達が欲しかった。だから、本当にそれはそれは嬉しくて舞い上がってしまって、ゆうたさんが決してそんな視線でボクを見てなかったことに気づかなかった。結局 人は見たいものを見る。例えそれが幻だったとしてもだ。


ボクはずっと独りだった。確かに神聖ミライリアに来て大いに暴れてたら、友達や仲間ができた。しかし、今までたくさん騙されたから、心は許さなかった。だからこそ、強かった。無双した。敵はいなかった。


たぶん、ゆうたさんはボクを騙すつもりはなかったし、実際 ボクは騙されたわけでもない。


ただ、この出会いは想像を絶するような…というより酷すぎてむしろ笑ってしまうような、そんな惨憺たる結果を招くことになった。

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