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魔法少女に転生したら〇〇されたww  作者: メろロメん
3章 白き魔女
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ダンジョンに行く普通の冒険

そんなこんなで···どんなこんなか分からないけど、ボクは天冥の塔に挑む事にした。


神聖ミライリアは1000人以上の人員を動員した大遠征軍を編成しようとしていたけど、だいたいアニメや漫画ではそういう大部隊は大失敗して大壊滅するのがオチなので、丁重にお断りした。


そもそも、ボクは神の使徒じゃなくて、救世主でもないという事が判明しちゃったら、トンズラしなければならない身の上だ。だから、人数は少ない方がよい。毎度、毎度の泣き落としで、とりあえず ボクはエマとテスタロッテとひまりのパーティーで挑む事にした。やっぱりダンジョンは4人パーティーだよね!


ひまりには、ボクがいなくても自分で何とかなるように、ひとりで生き抜く知恵的なものをあれやこれや手取り足取り腰取り教えてあげた。


ボクは彼女と仲良くなりたいのだけれど、彼女は未だにボクに対しておどおどしていて、とても丁寧な敬語を使っている。なんだか距離が縮まっている気がしない。でも、これ以上どうすればいいのか分からない。


ボクは彼女を「ひまひま」と呼んでいる。なるたけ親しくなりたいと思って、そう呼んでいる。滑ってるかもしれないけど、その気持ちはスルーした。


ひまひまは、最初はかなり能力が低かった。魔法も使え無かった。でもコツを説明したら、すぐ使えるようになって、みるみると上達した。ボクより才能がある。マジでそう思う。


ひまひまを、天冥の塔に連れて行くつもりはなかった。そのレベルには達していなかったし、何よりそんな心配な事をするつもりは無かった。


ただ、神聖ミライリアは転生者である、ひまひまを天冥の塔に送りたがった。ボクが居るんだから、いいじゃないかと思ったけど、やっぱり神聖ミライリアも完全にボクを信じきっている訳では無いのだろう。まぁ、いい判断ではある。それと、大遠征軍を断った手前、ボクの方も何かしら譲らなくちゃいけない空気になっちゃったというのもあった。


あと、ストゥツガルドさんにも「ひまひまは必ず連れて行かなければならない ヒャハッハッハハハ!!!」と言われて、まぁ、なんかあったら、全部ボクが何とかすれば良いやと思って連れて行くことにした。


···でもボクはこの決断を後悔する事になる。


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