表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法少女に転生したら〇〇されたww  作者: メろロメん
3章 白き魔女
103/112

お前は死にゆく運命だ!

次にボクはストゥツガルトさんに天冥の塔についての話を聞くことにした。


「お前は それを知らない方がいい」


「何故ですか?」


「知れば お前の運命の歯車が狂うからなー ヒヤッハッハハハッ」


「人の運命が読めるんですか?」


「そんな モノは読めぬッ!しかし 俺には解るのだッ!」


「はぁ そうなんですね」


なんか、ストゥツガルトさんは思わせぶりなだけで、やっぱり本当は何にも知らないんじゃないかと思えてきた。


「お前は定められた運命に抗わなければならない」


「何故ですか?」


「そうしなければ、死んだ様に生きる事になる」


「運命に抗えば そうはならないんですか?」


「そうだ しかし お前は運命に抗えば死ぬ事になるだろう」


「死んだ様に生きるか? それとも 死を覚悟して 好きに生きるか? という事ですか?」


やっぱり、ストゥツガルトさんはただの厨二病な気がしてきた。ボクはいい。実際に転生した時、中学二年生だったからね。ボクは病気では無い。むしろ健康と言えるハズだ。うん。


「そうだ お前は 運命に抗うが 決して運命に抗えない運命を持っている そしていつか お前は必ず死ぬのだ」


カッコイイ感じでダサい事を、ストゥツガルトさんは興奮したキンキン声で、がなり立ててきた。あまり顔を近づけないで欲しい。唾が飛ぶ。


「お前に 待っているのは死だ 絶望だ 怖いだろ どうだ 俺に助けを求めたくなっただろォ ヒッハッッッッ!!!!」


「いや 別に 」


翼は即答した。


「だって 人はいつかは必ず死ぬじゃないですか その運命からは誰も抗うことはできない それはボクだけじゃないでしょう みんなそうだ みんないつかは死ぬ 違いますか?」


翼は無感情にそう言った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ