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十九雨 「Petit à petit, l’oiseau fait son nid(少しずつ鳥は巣を作る)」

挿絵(By みてみん)


"ヒュォォォオオオオオオ.....˛ཬ˛ཬ˛ཬ˛ཬ˛ཬ˛ཬ "


「(ヨプ.....!)」


氷穴を抜けた先。


「Hey, Keisuke,! Rather than that,


 why don't you tell me something more complicated?

(ねえ~ ケイスケ… … … ! 'そんな事"より、


 もっと、'難しい話'をしてよ__________??)」


「ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ! 


 What? Huh? How about, a story about


 loop quantum gravity then,?

(え? あ、ああ そうだな.... それじゃあ、


 'ループ量子重力'の話なんて、どうかな....?)」


かなり広い、氷の崖に囲まれた広い空間へと辿り着くと、


自分達が今いる氷の崖に空いた穴の様な場所の反対側。


「(ヨプᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ! それに、'アノン'か…┈┈┈っ!?)」


かなり遠めの、これも崖の中に空いた無数にある氷穴の一つ。


その氷穴の中に 'ヨプ'そして'アノン'の姿が見え


「Hey, tell me more about loop quantum gravity,

(ねえ~ ループ量子重力の話、もっと、してよ~)」


「(  ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ !


 Loop quantum gravity is the idea that space and time are


 not continuous things, but discrete quantized quantities,


 and this idea allows us to explain physical phenomena


 in areas that are difficult to deal with


 in general relativity by having tiny quantum effects.

(え、ああ、ループ量子重力、と言うのは、空間と時間が連続的な物ではなく


 離散的な量子化された量的な物である、という考え方で、この考えによって


 極小な量子的な効果を持つ事で、一般相対性理論では扱いづらい


 領域での物理的な現象を説明できる理論の事なんだᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ !)」


「Amazing! I don't understand,!? Keisuke,


 you are the totally gifted person!?

(すご~い! よく分からないけど.....っ !? 


 ________ケイスケ、あなたはやっぱり、'ギフテッド'ね!?)」


「(Je ne suis pas sûr de comprendre, mais,!?)

(あ、あの野郎~~~~ っ!?)」


シャノンの言葉に適当に答えながら、視界の遥か先。


崖の中に並ぶ様にいくつも空いた点の様に見える穴の中に


姿を現したヨプ そしてアノンに、圭介は思わず


自分が覗き込んでいる氷穴の際の辺りに隠れる様にして


その向こう側の'崖'の様子を覗う.. .. .. . ...


「I don't really know what this Louvre Quantum Pavilion is,

(ねえ~ 私には、そのルーブル量子館ってのが~、


 何か~ よく分からないけど~)」


「(She sucks,)

(うるせえな....)


 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


 (キキキッ!? そう、邪見に扱う事もねえだろっ


  この女、お前に気があるんじゃねえのっ!?)


 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


 (気が、あるᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ?)」


どうやら、何か自分が変わった事に'興味'を持ったのか


やたらと話しかけてくるシャノンの言葉を聞き流しながら、


崖の向こう側の氷穴の中にいる二人の様子を覗っていると、


その二人がいる氷穴がある崖のかなり下。


おそらく、この広い氷の崖に覆われた空間の地面だと思われる場所に


「(  ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ セイシロウ....!?)」


"ドンッ!"


「Hey, leave her alone!?

(おいっ 離れろよっ!?)」


「!?」


ザッ!


ヨプ そしてアノンの様子を覗い視線を少し下に向けた


氷の崖下に、突然姿を現した征四郎に気を取られていると


「You,!? Don't you dare say anything else to Shannon just


 because you know a little bit about something,!

(貴様~ っ!? ちょっとばっかり物を知ってるからと言って


 それ以上気安く、シャノンに余計な事を言うんじゃないっ!?)」


「O, oh, sorry,

(ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ  ! あ、ああ、すまなかった)」


「Be careful. There's a French proverb that says


 'Bon repas doit commencer par la faim.' A good dinner


 always starts with hunger, It's against


 the gentlemen's agreement to touch


 someone else's plate when you're not hungry,!

(________気をつけろよ....っ フランスの(ことわざ)でも


 「Bon repas doit commencer par la faim.」


 'よい夕食は必ず空腹によって始まる'、と言う諺もある


 空腹でも無いのに、他人の皿に手を出すのは


 それは、'紳士協定違反'だᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ  !?)」


「(Gentlman,! How dare you,


  How dare he says that out of his mouth,!?)

(ケケケッ '紳士'だとよっ よくまあ____________


  この男の口から出て来る言葉かねっ!?)


  ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


 (I don't know what he's talking about, but he probably


  got on his nerves about me and Shannon talking.


  I have no interest in this woman to begin with,)

 (何を言ってるかは分からないがᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ  おそらく、


  俺とシャノンが話をしている事が癇に障ったんだろう。


  元からこんな女、興味はまるで無いが______________)」


ロベールに軽く押された事よりも、圭介の目に'征四郎'... .. . ..


「('監視'してるのかᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ??)」


更にヨプ アノン の二人が崖の向こう側で崖下の'征四郎'の様子を、


隠れる様に覗っている姿が見える____________


「I hope you understand,


 'La faim chasse les loups de la forêt.'


 I don't know what I'd do if I was driven into a corner,

(分かってくれればいいᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ! 


 「La faim chasse les loups de la forêt

  (飢えは狼を森から追い出す)」


 ┈┈┈┈…追い込まれれば、俺もどうなるか分からん___________)」


「Yeah, you right

(ああ、その通りだ)」


何か怒った様子を見せているロベールの言葉を適当に聞き流しながら


「(あいつら__________  '征四郎'をᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ??)」


「I don't need to know,


 as long as you understand, that's all I need to know,

(分かればいい…┈┈┈┈  !


 '分かって'くれれば、それだけで、俺は満足だ____________)」


「Sooooooooooo, Robel,!? I'm not sure


 if you'd able to do that,!? You did it!?

(す、すご~いっ ロベールっ!? ギフテッドの


 'ケイスケ'を突き飛ばすなんてっ!? 'やる'じゃないっ!?)」


「Hmph, hmph, hmph,

(フフ... フフフフ....)」


「Hmph, hmph, hmph !

(フフ.... フフフ....!)」


「(  _______________


囁く様な笑い声を聞きながら、圭介は遠目に映る


二人の姿に目をやる... .. . .. .


「Hmph, hmph, hmph,

(フフ... フフフ....)」


「Dashur juaju dajujur laa shibo shibo shibo shibo shi, shi, bon?

(ダ・シュール..... ジュ・アジュ・アクダジュ・ウジュラ.... 


 ラァ・シィ・シボ・シボ・サ・シィ、シ、ボン.... ヌ....ッ??)」


「(  ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ  !

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