十二雨 「藍より薄く」
"キラッ.....˛៹˛៹˛៹˛៹˛៹˛៹ "
「Hold on,! Just,!?
(…┈┈┈┈待て、! '待って'くれ.......ッ!?」
目が覚めると
「カミュ..... !」
"ガバッ!
「დიახ,
(˛˛˛˛˛˛ええ....!)」
先程までいた「白人の男」
「W, where, you, go to!?
(┈┈┈┈…ど、どこへ....っ 行くんだっ!?)」
【We'll be together, soon,
( ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ また、会おう____________)】
まだ自分が'戻って'来た事に気付いていないのか、氷の床の上で
体を起こすと、征四郎は左手を頭上の広がった空間へと掲げ
「(ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ! '空'が___________ ??)」
自分の頭上へと果てしなく広がる、視界一面の藍より薄い空を見て
余りの広さに、征四郎は顔を見上げたままその場で動きを止める.. . ... ...
「(・・・・氷_____________
「როგორც ჩანს, გზაა,
(どうやら、'醒めた'みたいね.....)」
「ჰო, დაკარგული სიზმრები,!
(ええ、'不思議な夢'ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ !)」
「う、うぅっ.....!?」
「!?」
余りに高いこの氷に覆われた場所で、直ぐ近くにヱヴァ そして
カミュがいる事に気を取られていると、すぐ側に
氷の上に倒れ込んだ善波_____________
「ぜ、善波ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ !?」
"ガバッ!"
「う.... うっう.... せ、征四郎___________?」
「ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ !」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「(ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ さっきまで、あそこの中にいたのか˛˛˛˛˛?)」
崖、氷、崖、崖____________ かなりの広さを持つ、
巨大な氷の崖に囲まれた銀幕のスケートリンクの様な.. .. ..
この氷の世界で、ふと征四郎が自分の後ろ側。
周りに氷だけしか見えない場所で壁際に目をやると、
そこに人一人がようやく入れる様な'穴'がポカリと空いている.. .. .. ..
「 ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ 」
"ザッ ザッ ザッ ザッ. .. .. .. ..
「(ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ 先、へは繋がってない、か___________)」
見渡す限り氷の場所で、他に何も入り口らしい入り口が見当たらない事に
自分のすぐ側にある穴。 その穴がどこかへと繋がっているのではないかとも
思ったが、穴の側まで近づきその穴を覗き込むと、どうやら穴の先は
ただの氷の壁がある行き止まりになっている様で、どこか先へと
繋がっている様にも見えない.. . .. ..
「っつ~.... な、何だ? ここはᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ??
さっきまで___________ 俺達は、
'夢を見てた'んじゃなかったか?」
「 ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ ᱹ 」
訳も分からず、この氷しか無い場所で広い頭上を征四郎は見上げると
遥かに高いこの空間の天井まで繋がるこの空間の只中に、
いくつも張り巡らされた様に橋の様な..... 氷の道の様な物が
この空間の隅の崖から、反対の隅の崖まで吊り橋の様に無数に
自分の頭上の視界に広がっている.. .. ... ..
「(なん、だった..... んだ.....
"ヒュウォォォオオオオオオオオ.......˛◞˛◞˛◞˛◞˛◞˛◞