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俺の異世界冒険記!  作者: ワシュウ
領主の娘 領地に行く
97/384

隣国のダンジョン ドラキュラ城編3

ボス戦の最中、勝てると思って余裕ぶっこいてたら足元に黒い穴が空いていた。

あれ?マリアンヌの落し穴?ちょっと感じが違うかな?

とマリアンヌを見たその、よそ見した一瞬の隙に穴から無数の手が伸びていた。


キャァ!


俺の悲鳴は声にならず、音もなく穴の中にホバーボードごと引きずり込まれた。


マリアンヌの落し穴同様の薄暗い穴の中にぼんやりと吸血鬼が見えた。


そして、さっきまで広間で戦ってた、いかにも吸血鬼っぽい赤目で黒髪オールバック姿のおっさん始祖とは全く別の

赤目でサラフワッとした黒髪の17、18歳くらいの個体がいた。


始祖「お嬢さん私が見えてますね?本当の真っ暗闇なのに、何で影の中でも見えてるの?」


俺「どういう事だ!別個体か?

挑戦者チャレンジャー多いから2体いたの?」


始祖「随分と余裕があるね聖女サマ?

んん〜、甘くていい香りだ!処女の香りは500年ぶりかなアハハ」


赤くて綺麗な瞳が光った、吸血鬼の目だ!魅了される・・・・ギュッと目を閉じる


始祖「アレ?もう一回こっちを見ろ!」


俺「魅了がレジスト出来たのか?おりゃ!」


俺はアイテムボックスから香辛料を出してかけた。

目潰しとか気持ち悪くて怖くて、繊細な俺にはなんか無理だ。


始祖「ギャァァァ!目がぁ!痛いぃ!な何を、」


俺「ターンアンデッド!悪いな、穴から出るぜ」


始祖「ギャァァァ!おのれぇ許さない!よくも!」


俺「はっ、お前はダニエル!ぐっ!」


吸血鬼の暗い穴から出ると、どこかの部屋で何故かダニエルがいた。

そして、一瞬で距離を詰められて床ドンされた。床に押し付けられた衝撃でぐっと息がもれた。


始祖「アハハ、そいつはな、私の眷属にしてやったんだよ」


え!?

あ、首に吸血鬼の歯型が!ダニエルアホやん!


俺「ヤリ◯ンの血も吸うなんて!プライドないのかお前は!」


始祖「クソ不味かったさ!

でもそいつから色々と聞き出せたからねぇ。

ムチムチの美味そうな聖女で、しかも媚薬が仕込まれてるから、時間がきたら可愛い仔猫ちゃんになるそうじゃないか?」


俺「え?!」


始祖「やっぱり気づいてなかったな、クククッ

おい、憐れな聖女に説明して差し上げろ」


ダニエル「はいマスター珈琲を出した時です。」


俺「珈琲はみんな飲んでただろ?ロバートさんまで巻き込んで乱交でもするつもりだったのか!?

どこの18禁ゲームだよ!キモッ」


ダニエル「マンドレイクの乾燥凝縮粉末は砂糖とミルクの方だ!みんなが珈琲を飲むと油断するだろう?

子どもの君はミルクか砂糖を使うだろうと思ってたよ。

タップリ飲んでたな仔猫ちゃん?」


ダニエルが俺の上に伸し掛かる。両手を塞がれてて本当に身動きとれない。

女の子って非力すぎない?


俺「グッ、フフフ!

エリクサー飲んで来て正解だったぜ!媚薬も無効化されてるぜ?ターンアンデッド!」


始祖「ギャァァァ!話が違うじゃないかこの間抜けめ!」


始祖は追い払えたけどダニエルは眩しそうにしただけでそんなに動かなかった。

始祖もすぐに戻ってくるし。


ダニエル「ならば、効くまで足す。口を開けろ!」


俺「ヤダァ!触るな変態野郎!助けてマリアンヌゥー!ぐっムムム」


始祖「貸せ!どけ!パク」


ダニエルがどいてすぐに始祖が俺を抑えた。なるほど怪力だ。

媚薬を口に含んでいて、この後の予想はつく、口移しだな!マジかよ、くっそー!

うえーんムリムリムリ!助けてぇ!


ドゴーンガシャーン


遠くで大きな音がしてガラスの割れる音も聞こえてきた。

ダニエルが窓の外を見ると叫んだ。


ダニエル「ヤバい!ゴリラが壁を登って来る!

マスターそいつ連れて逃げましょう!マジでヤバいです!」


俺「ターンアンデッド!」


始祖「ギャァァァ!」


ダニエルと違い始祖は俺のターンアンデッドで転げ回る。

そして、開放された俺はすぐにホバーボードにのって天井に逃げた。

間一髪!ダニエルが俺を掴もうと手を伸ばしてた。

スルリと俺の髪がダニエルの指をすり抜ける、吸血鬼化して伸びた爪がじゃまして掴みそこねたのだろう。


やたら天井が高くて助かった。


俺「フッ甘いわ!ターンアンデッド」


始祖「ギャァァァ!何故わかった!」


俺もビックリだわ!


吸血鬼って天井でも壁でも歩くし飛ぶんでしょ?すぐ後ろにいたのには全然気が付かなかった。

何となくノリでターンアンデッドしただけなんだけどな?


ちらりと窓の向こうを見たらピッピらしき赤い鳥が飛んでるのが見えたんだけど、大使が壁を這うようにしてこっちに向かっていた。


俺「ひぃ、ゴリラが来るぅ!クソッ逃げ場がないじゃないか!ひぇ

大使がマジだ・・・絞め殺される!

やい!始祖!出口無いのか?屋根から外に脱出だ!

ダニエルにここを死守しろと命じておけ!」


始祖「ダニエル!死守だ!

そこの天井の月のマークが目印だ、押せ!」


俺「ぐぅー、硬い無理!お前押せ!早くしろ!」


始祖「くっ、開いた!

「ターンアンデッド!あばよ!」←俺

ギャァァァ!裏切り者めぇ!」


俺は始祖に扉を開けさせてから屋根に出た。

俺のいた場所がわかった、城の塔の先の天辺だ!そして下を見ちゃった。


高い怖い!こんなとこホバーボードで飛べない!


俺「マリアンヌゥ!おにーちゃん!助けてぇー!キャァ!」


始祖「さっきはよくもやったな! 眷属召喚!

見た目聖女なのになんてヤツだ!お前みたいな奴は噛んでやろう!」


モタモタしてる間に始祖が天井から出て来て俺の足を掴んだ。バランスを崩してホバーボードがグッバイしてしまった。

しかも眷属召喚までしてる。

高所恐怖症じゃなくても、足が震えて漏らしそうだ。


俺「ターンアンデッド!いきなり足を掴むな!ホバーボード落ちたじゃないか!

召喚サモン トモエ ムラマサ!俺を運んで飛んでくれ!」


始祖の召喚したコウモリやヘルハウンドはターンアンデッドで消滅した。

眷属を盾にして始祖は俺のターンアンデッドをかろうじて塞いだ。


始祖「おのれぇ、ダニエルのスキルを開放したのに、あの聖騎士なんなのだ!」


俺「ひぇ、高いよ怖いよ漏らしそう!お前たちゆっくり飛んでね?」


スコット「マリー!今助けるから」


ギョッ! ファイアジャベリンが振ってきた


俺「キャァ落ちる!早く中に戻れ!」


始祖「ちょっと押すな!ひぃゴリラがこっち見てる!悪いな離脱する!」


俺「ズルい飛んで逃げやがった!待って!」


始祖が飛んで逃げようと羽を広げ飛ぶと、ピッピのファイアジャベリンと

どこにいたのかロバートさんのウィンドカッターが炸裂してた。

2人の連携で炎の竜巻のように威力が上がり、始祖はボロボロになっていたが、すぐに回復する。



『大丈夫か?あっちでも戦ってたんだ』


俺「どういう事だ、3体いたの?」


マリアンヌが現れて俺を抱えるとフワリと近くの開いてる窓から本館の部屋に降り立った


『お前いい匂いだな』


俺「は、何を?痛っ」


『ご主人様!』

ムラマサとトモエがこっちに向かっていたけど、コウモリやヘルハウンドが出て来て遮られた。


俺はあろうことかマリアンヌに首元を噛みつかれた。

痛いのは最初だけであとはちゅっと吸われる感覚だった。背筋がゾクゾクする


俺「はぁ、ヤメ、ターンアンデッド」


始祖「ギャァァァ!まだ動けるのか?小癪な!」


俺「くっ・・・うぇん、俺、吸血鬼に噛まれちゃったの?吸血鬼になっちゃう?」


よく見たら、聖者のローブ来てないマリアンヌだったのがグニョンと変わり、さっきの始祖に戻っていた。

変身も出来るのか!


俺「お前は!くっそー!キュア、ヒール、治った?」


首元を触ると歯型は消えたけど俺噛まれちゃった。

なら噛みつき返す!


俺はアイテムボックスから白銀の細剣を取り出して始祖に投げた!


始祖「どこにむかって投げてる?ハハハ雑魚め!

ギャァァァ!」


細剣は使いにくいからデコイとして投げただけ、本命はムラマサだ。

来いと念じると手元に刀の状態で収まりにくる。可愛い奴め!

居合斬りで心臓のあたりを差した。

無詠唱でターンアンデッドをして部屋のコウモリやヘルハウンドを一掃した。

ムラマサを鞘にカチンと戻して決めゼリフを言おうと思って始祖を見る


倒れてビクンビンクしててキモかった。


俺「俺コレ噛まなきゃダメ?」


『ご主人様、大丈夫です、レジスト出来てます

それにこちらは始祖ではありません』


俺は嫌な予感がした。


俺「マリアンヌはどこだ?」


ムラマサ『あちらで戦っておられます』


トモエ『ご主人様ホバーボードです』


俺「トモエちゃん拾ってくれてたんだね?ありがとう

行くぞ!」


ホバーボードを猛スピードで駆けてくと、別の広間でロバートさん達が吸血鬼数体と戦ってた。

ピッピのファイアジャベリンが上から振ってくる


そして、吸血鬼っぽいのの一人が潤々しながら攻撃を避けていて


『お前無事だったんだな!

くっ、お前も僕が分からないのか?始祖の幻術だよ

ムラマサ急に呼び出すなよ!

僕が分からないからってお前まで攻撃したら泣く

ヤダよ!お前まで僕を、嫌いにならないで・・・グズッ』


俺「お前マリアンヌかよ?

ってかマリアンヌじゃなくても泣いてるヤツ切れないよ。幻術ってどうやって解除するの?殴ればいいの?」


『うぇぇん、やっぱりお前は僕のことわかってくれるんだなぁ!ちょっ殴らないでよ違うよ!』


俺「ターンアンデッド!

お前もう落し穴入っとけ、それかフィギュアになっていつもみたいに俺の服の中にいろ!」


ターンアンデッド内にいた吸血鬼達は、マリアンヌ以外はギャァァァと焼かれていた。

飛んできたマリアンヌを抱き止めたら、シュルルルとフィギュアになって服に隠れた。


俺の服に隠れるところなんてないのに。

ガーターベルトのタイツに隠し武器のように入ってきた。まあ今回だけ許そう。



デュラン「我が君無事でしたか?」


俺「ターンアンデッド!」


デュラン「な、何を?!」


俺「本物だったか

今しがたマリアンヌの偽物に襲われたんだよ!

ここ噛まれたの!見て、あと残ってない?

始祖の幻術だ!いつから俺たちは幻術にはまってたんだ?解除は?本物の始祖はどこだ?

・・・なんかもう疲れたし帰ろっかな?」


ロバート「やはり幻術ですか、我々は敵の術中にハマっていたわけですね

シスコンさんは間違いなくシスコンさんです!まだ帰っちゃダメでしょ?」


カイン「あそこにピアノあるから歌ってよ

聖女のスキル効果で落ち着くでしょ?

そろそろダニエルさん死にそうだから」


あいつらまだやってたのか!

そして、俺はロバートさんを見た!


ロバート「君たち、その期待した目を向けないで!」


俺「神演奏また聴けるんですね!俺明るい歌が歌いたいです!デュラン、俺たちを守れ!」


ロバート「じゃあ、アレいっちゃいますか?」


伴奏を聞いててアレ?って思ったら泣ける歌だった。

同世代ってイヤになるな!

だって名曲って歌えるんだもん!

そして、ロバートさんの演奏気持ち良くて俺も歌い終わったら泣いてた。

レンジ・マミィのタオルで顔を拭く。

シーンと落ち着いて、ちょっと凹まされた。


そして、吸血鬼の偽物みんなポフゥと消えてしまった。

本体はどこだよ?



ドゴーンガシャーン

と静かな部屋に遠くの轟音が鳴り響き、みんなハッとした。


俺はホバーボードに乗り、ロバートさんはフライで飛んでピッピとスコットが窓から飛んでショートカットした。


ダニエルがボコボコにされて倒れていて、大使と吸血鬼が戦っていた。

大使は聖剣を振っていて、黒髪赤目の吸血鬼は服がボロボロだった。

大使の聖剣で始祖の高いHPヒットポイントをゴリゴリ削っていってる。ひぇ

体は再生できても服が追いつかなくなったらしい。


大使「先程の歌声はやはり聖女様でしたか!ここまで届きました!

届いたらダニエル殿が意識を失い倒れて。

先程までマリアンヌ殿に化けていたコイツが吸血鬼です!」


始祖「ここまでかぁ!おのれぇ」


と言うと苦し紛れにまたマリアンヌに化けて命乞いしだした。

『助けてマリーウェザー!』


人選間違ってない?

化けるなら俺だろ?大使は思いとどまるだろうよ?

アホじゃないか。


大使に腕を切られて苦しむ偽物マリアンヌと目があった。ゾワりとした。


『自分が切られてるの見るのなんか嫌だ・・・早く終わらせてよ』


どうしてかわからないけど、何故か俺は走り出した!

大使の腰に抱きついて


俺「やめて!大使もういいよ」


大使「くっ、聖女様?」


俺「もう見てられない、飼うよ!俺飼うから殺さないで!敵ってわかってても・・・

俺もマリアンヌが切られるところ見たくない!」


始祖『マリーウェザー!』


俺「お前もヤメロよ!胸糞悪い!飼ってやるよ!」


俺は大使から離れて偽物マリアンヌと向き合った。

そして偽物マリアンヌが俺の胸に飛び込んできた。

マリアンヌなのに重さがちゃんとあって、偽物だってわかった。


偽物でも受け入れようと思ったわけじゃない。

何となくこの後噛まれるんだろうなと思った。


俺「俺は、お前になら噛まれてもいいと思ったんだ・・・こんなにボロボロにされるまでほっといてゴメンな?」


始祖『甘いわ!あああ!』


噛まれる前に噛んでおこうと思って、偽物マリアンヌの首筋にがぶりとしてやったんだよ。

全然知らない人を噛むのってちょっと気持ち悪くて嫌だったけど、マリアンヌ姿なら噛めたわ。

大使は無理だけど、多分スコットお兄ちゃんでもいけると思う。


まあ、俺には犬歯ないしな。

繊細な俺は他人をそんなに強くなんて噛めなかった。

歯型がちょっと付くくらいであとはチュウチュウ吸ってた。

首筋からチュッパっと口を離すと、驚いて潤々した瞳の偽物マリアンヌと目があって、ぷるぷるの唇に吸い寄せられるように、なんとなくいつぞやの熱いディープやらかした。


姿はマリアンヌなのに犬歯あるし味が違うんだよな、あれぇ?ポワポワしてて気持ちいい。

トロトロと魔力流してチュッチュする。悪いな主導権は俺が握るぜ!


犬歯が邪魔だ!折れろ!


強く念じたらポロリと犬歯が抜けた。

偽物マリアンヌの後頭部に手を伸ばして腰を抱いて俺の好きな体制に持って行く。

フワフワして気持ち良くて、ヂュッパっと舌が糸ひくエロいのをしてやった。


あー、気持ち良かった!


ドサァと偽物マリアンヌが腰を抜かして艶っぽい顔で見上げてくる。


『自分じゃないのに自分の姿を見るの変な感じがする

・・・お前何やってるんだよ!僕じゃないやつと口付けするなよぉ』


いつの間にか横にいたフィギュアサイズのマリアンヌにもチュッとする。


フワフワする


スコット「わぁー、マリーもう駄目だよ!お嫁に行けなくなっちゃうから!マリー?」


やってきたスコットにもディープかます。

あれぇ?

さすがにおかしいって気がついた。


アイテムボックスからエリクサーの残りの半分を出して飲んだ。


俺「ゴクゴクプハァ!

さっき、ダニエルに一服盛られたんだ、くっそー!

変態野郎め、全部あいつの策略だよ、あいつが悪いあいつが!

スコットお兄ちゃんごめんなさい大丈夫?」


スコット「ハァ、ハァ、マリー大丈夫だった?

僕は、だいじょうぶだからね」


俺「やい偽物!その姿を解除しやがれ!もう知り合いに化けんなよ!

養ってやるからデュランと仲良く俺の影に入っててよ?

しばらく出てくんなよ!ガーリックオイルで炒めるぞ!」


始祖「あの、名前つけて下さい」

しゃがみ込んだままもじもじしてる黒髪赤目の始祖。


俺「ヴラド!お前は今日からそう名乗れ!ハイ影に入れ」

大人しく影に落ちた。


遅れてやってきたデュランとカインが部屋に入って来てとても微妙だった雰囲気が動いた。


カイン「あ、宝箱がある!ボス倒したの?」


デュラン「我が君ご無事ですか?」


俺「無事じゃない!もうお嫁に行けないもしれない!

俺闇神官になれそうだよ」


デュラン「ファッ!」


大使「聖女様!私も頑張りました!」


ギクッとして、デュランの後ろに咄嗟に隠れた。


俺「ありがとう、君たちの働きに感謝をいたします・・・皆さんにエリアヒール!

体は大丈夫ですか?大使にはこれを差し上げます」


ロバートさんのエリクサーとポーションを3本ほど渡した。


大使「カヤック達に渡していたものと同じですね!」


何だよ、頑張ったのにこれだけ?みたいな顔しやがって、くっそー!

俺はデュランの影から出て


俺「大使は何が望みですか?聞くだけ聞いておきます」


大使は跪いて俺の手をとりオデコにつけるとキリッとした声で宣言する


大使「私の望みですか・・・死が2人を分かつ時まで貴女のお側に、どうか願わくば私の唯一無二の女性ひとに!」


サイモンと同じこと言ってる

サイモンも根っこの部分は騎士だったんだな。


俺「わたくしは5歳ですよ?無理だけど?」


大使「待てます!私の唯一無二は貴女しかいません」


もしかしてこれって、結婚の約束だったりする?

無理だけど!いや無理だからね!


俺「・・・いつか結ばれる約束より、今の大使の働きに報いたいのです、何か他の願はありませんか?

もしかして」求婚してるの?


なんて聞けない!

ハイそうですなんて言われたら、どーしたらいいの?


大使「・・・・・・・・・

アレ、私にもしてください」


アレってディープなヤツだよな?ひぇ


俺「・・・ちょっとお化粧直ししていいですか?」


大使「待ちます」


俺は大使の視線からデュランの影に隠れて、周りを見渡した。

ロバートさんとカインは露骨に目を反らして、ダニエルは気絶したフリをしていた、ピクっと動いたの見たからな!


スコット「大丈夫?僕が代わりに断るよ、マリーにそんな事させられない」


お兄ちゃんが握り殺されるんじゃないか?それこそ、そんな事させるか!


俺「いでよヴラド!幻影見事であった!お前がヤレ」


ヴラド「ほぁっ!え!?

私があのゴリラとさっきの舌使いするんですか?

無茶ぶりエゲツねぇ!」


デュラン「我が君、鬼畜が過ぎる!」


『お前がヤれよ!お前のせいで、僕はみんなから攻撃されたんだぞ!』


ヴラド「大使頑張ったのに、偽物のご褒美とか、ほんと鬼畜っすネ!この見た目詐欺性犯罪!」


『お前!僕の顔で気持ち良さそうなトロ顔晒してたくせに!』


デュラン「ちょっと、ぶちゅっとするだけの事です!大使はうぶですよ?あんな濃いのしなくとも大丈夫です!」


『デュランやめろよ、煽るなよ可哀想だろ!それにコイツは僕のだから!お前らにも大使にもやらないよ?僕の本気で君たち捻り潰すからね?』


あいつらがゴチャゴチャ言ってる間にカインの所まで行って


カイン「あんた、大使はいいんですか?」


俺「先に宝箱の中身は?ロバートさんも早く!」


カイン「あんたねぇ・・・」


俺「あ!【錬金術の書】だ!」



【錬金術の書】

昔の錬金術師が書いた書物。

薬の錬成・化学薬品の錬成

条件が合えば錬金術が使えるようになる

※同時に4人まで使用可能



俺「ロバートさんダニエルにスタンをかけてください!これは性犯罪者には教えられません!」


ロバート「賛成だ、スタン!」


ダニエル「ギャッ!」痺れて動かなくなった。


俺「俺、ロバートさん、カインと大使だ!

大使早く来て!走ってきて!・・・速い!」


大使「ハァハァ聖女様!」


カイン「大使、これを見てください行きますよ!」



ブゥゥゥンと4人ともダンジョンボードが開いた。


【錬金術の書】

錬金術習得条件

知力80以上


マリーウェザー知力398

条件達成、錬金術初級

・初級ポーション

・ランクCエリクサー

・ランクC媚薬



俺「よっしゃー!初級ゲットだぜ!」


ロバート「知力700以上だと狂科学者マッドサイエンティストですね!私は500以上だったので危なかったです。」


カイン「職業によるのかな?僕は400代だから中級ですよ?」


俺「え!俺398なんだけど?」


カイン「オッパイ大きいと頭軽いっていいますもんね?」


ロバート「コラコラ、職業と関係してるんですよ!」


俺「大使は?流石に80あるでしょ?視てもいい?」


大使「どうぞ?」


俺「え!大使400超えてて中級なんだけど!何で俺より上なんだよ」

俺は脱力しそうにショックだよ


ロバート「職業と関係してるんですって、知力=賢さではないですからね?

聖女見習いだからじゃないですか?聖女になれば中級でビショップとかで上級とかじゃないですか?」


カイン「あんたオッパイに栄養取られてんじゃないの?」


ロバート「コラコラ、煽らない!」


大使「あの、皆さん何を仰ってるのですか??

聖女様、私は中級なのでしょうか?聖女様より上?」


ロバート「あ、鑑定眼が無いからだ!・・・以前ダンジョンから出た鑑定メガネです!こちら使って下さい」


大使「はい・・・なんだこれは!?

ああ、皆さんにもある!聖女様これは?」


俺「ダンジョンボードだよ、挑戦者チャレンジャーの証かな。気まぐれな、ダンジョンの主より賜りし奇跡だ!

大精霊みたいだけど、似て非なるものだよ」


大使「ダンジョンの主?

聖女様より賜りし奇跡の事でしょうか?」


俺「俺の奇跡も元はここから貰ったものだよ?

大使ならもっと上を目指せるんじゃない?頑張ってね」


大使「おおおお!聖女様!」


え?!


俺「ぐぇぇぇ、た、い、しぃ」ミシミシィ


なんで急に?

大使から締め上げる攻撃を受ける、防御力が大使の1割ほどしかないから詰む!


助けてカイン、ロバートさん!くっ、ドン引きしてる場合か?


あ、そういやちゅうするんだったっけ?無理だ!


俺「ぐっ、やさしくして」


スコット「マリー!ピッピこら邪魔しちゃだめだ!マリーが潰される!」


大使「はっ、すみません

聖女様への愛が抑えられませんでした、その・・・ポッ」


この期に及んでキス待ちなの?ひぇ

俺の足は浮いてるんだよ、大使が抱えて絞め上げてるから。


頑張って片手だけ抜け出して、大使の頬に手を添えて、軽くちゅうっとする。俺は頑張った!


俺「ハァ、アブドゥル大使」

最後に湯浴みしたのいつですか?って聞いたら、羞恥のあまり絞め殺されるかな?

コイツ臭っせぇ!


大使「ハァハァ聖女様、会えない時もずっとお慕いしております。愛してます私の聖女様」


ミシミシィ 大使が今一度締め上げてきた。

ぐえええ!肋骨折れそうだ!


俺「大使に、このシャンプーあげるから、使って下さい使い方はハッサムから聞いて?」


大使がようやく手を離してくれて、シャンプーの小瓶を取った。

地面に落ちる前に身軽なヴラドが素早く来て支えてくれて、マリアンヌとスコットが駆けつけた。


俺「おにいさま、私が倒れたらマリアンヌに頼んで連れて帰ってくださいま、せ」


ガクゥっと力尽きたけどロバートさんにリカバリーして貰って何とかなった。

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