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俺の異世界冒険記!  作者: ワシュウ
領主の娘 領地に行く
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異世界人 明太子おにぎり

馬車でミネルヴァの山の学校の裏手あたりをぐるりとしてから、公園みたいな広場で一度だけ馬車から降りてアンナと休憩にお菓子を食べておいた。


もう、子どもの体力では限界なのか、むちゃくちゃ眠たくなってきたけど、起きてないとまた来れないから。

マリアンヌに頼んで寝そうになったら髪を引っ張ってもらって頑張って起きてた。


卒業式も終わってるし、学校には本当に人が少なかった。ただ実家に帰らなかったりする寮生活をしてる人もいると聞いていたし。

教授連中もポツリポツリ残っていると思う。


俺にはどのあたりにダンジョンの入口があるのかさっぱりわからないけど、マリアンヌは何となく魔力溜まりみたいなのを感じると言う。

隣国のダンジョン・コアのように分体でも出したらいいのにと思うけど格が違うのかな?


アンナがもう日が落ちるし冷えてくるから帰ろうと言うので、大人しく馬車に乗った。

夜中出掛けるときは厚手の服を着ようかな。



馬車で寝てしまったらしい。気が付いたらベッドで寝ててすでに外が真っ暗だった


やべー、寝過ごしたぁぁ!


ガバチョと起き上がると「マリー起きたの?」とスコットの声がした。

横を見るとスコットが布団の隣で本を読んでいて


「久しぶりに夜食でも食べる?兄上とシェフの勝負をすっぽかしてしまったね。怒ったふりしてたよ?フフ」


あー、そう言えば今晩勝負するって約束してたんだった。

「また今度相手をいたしますわ」


俺はダンジョンメッセージを確認する。

カインから大使を捨てた場所に向かってるから着いたら動かずに待ってるように連絡がきてた。

こちらもまだ用事が済んでないから、ゆっくりでいいよと返しておく。


「お兄様、今から開拓区に向かいますの・・・」


アリバイ工作を頼むか一緒に来てもらうか迷うな。

一応、これから学校の一部を爆破するからな。

見つかったら歴史に名を残す犯罪者になってしまう、ハイリスク・ローリターンなミッションだ。

もちろん一般人を巻き込んでしまう可能性はなくしたい。


「その前にお夜食を食べます、変な時間に目が覚めてしまいましたから」


カーディガンを羽織り厨房へ向かうと料理長が待ってて

「やっぱり来ましたね、アンナちゃんがお嬢様は絶対に来るから火を落とすなって言ってましたよハハハ」


アンナありがとう。


そのアンナはもう寝てるようだ、今日はアンナも疲れてたんだな。

さてどうしようかな、スコットもワクワクしてる事だしな。

前にロバートさんからもらったミソとしょうゆで今日は料理だ!

コトコトとテーブルに瓶を置く。


料理長「お嬢様これは?クンクン・・・うっ

独特のにおいだ!腐ってないですか?大丈夫ですか?」


まあ、そうなるよな、どっちもクサいからな


「肉でも魚でも野菜でもなんでもいいわ、何でも合うから。ニンニクを薄切りにして、バターとこの赤いしょうゆで炒めてごらんなさいな」


ガリバタしょうゆだ!ヒャッハー!


夜中に香りを放ってはいけなかったな。

いつの間にかサイモンとヨハンもいて、寝てたのにアンナも来てた。


屋敷の使用人がいそいそと集まってきて人数が増えた。


ミソは汁物にしたい。

具を薄く切らせて時短させ豚汁を作らせた。俺は七味唐辛子が好きだったけど無いから、カヤック達のスパイスの中のタカの爪っぽいのを出して細かくして入れてもらった。

生姜たっぷりが好きだったけど、子どもの舌には刺激的に感じた。


俺とスコットが横に並んでガリバタしょうゆチキンをはんぶんこにして食べて豚汁をすする。


スコット「んん〜、いい香りだね、この焦げた所の味が濃くて美味しいよ!この赤黒い液体って隣国のスパイスで作ったの?」


俺「これらは、大豆を加工したものですわ。火を通すと香りが変わってきますのよ」


俺の側近組が向かい側で同じようにキャッキャしながら楽しそうに食べてる。

するとコーネリアスが来た。多分自分の従者に知らせてもらったのだろう。


コーネリアス「この芳ばしい香りは何なのだ!あ、お前達いつの間に!

そうか、夜食だな。お前は寝てたと思ったらこんな時間に食べて!」


厨房に一瞬だけ微妙な空気感が流れたが、アンナが豚汁を普通にすすっていて、すぐに俺が声をかけた。


俺「コーネリアスお兄様も食べますか?ハイあーん」


俺はチキンを一切れフォークで刺して手を伸ばした。

コーネリアスは、ウロウロと目が泳いでいたが決心して俺のそばに来てしゃがむと口を開いた。


スコット「兄上どうですか?美味しいですよね!」


コーネリアスがパクリと口にいれる。食べたらわかると思うけど、ガリバタしょうゆって美味しかったんだよな。


コーネリアスが俺の隣にドスンと座ったから料理長が急いでガリバタしょうゆチキンを作り始めた。

俺の豚汁もクンクンしてたから


俺「一口飲んでみますか?殆ど野菜でも美味しいのですわフフフ」


コーネリアスがフンと言って、豚汁をスプーンですくって口に入れた。

まあ美味しかったようだな。


俺「料理長、コーネリアスお兄様の豚汁にはバターを一欠片入れてあげてください。多分そっちの方がコクが出てお好みだと思いますわ」


コーネリアスが俺を見て目を丸くしていたけど、フンと言って肉が焼ける音を大人しく聞いていた。

わかるよ、ジューって音いいよね俺も好きだよ。

またガリバタしょうゆの芳ばしい香りが飛んできてコーネリアスはワクワクしてるみたいだった。


夜食って、罪悪感とワクワク感があっていいよね、子どもの頃の楽しい思い出だよな。

まあ、5歳ボディの俺は罪悪感もクソもないけどな、ふへへ!


コーネリアスがおかわりしようとしてたから一応とめてあげる。


俺「お兄様、夜食って美味しいのですけど明日にひびきますのよ?胃もたれ胸焼けしませんこと?」


コーネリアス「父上じゃあるまいし問題ない!用意せよ!」


そうか、18歳って脅威の無敵の肉体黄金期だよな。

俺もその頃は、唐揚げやフライドポテト山盛り食ってたなぁ


俺とスコットは満足して先に部屋に帰ろうとしたけど、コーネリアスが寂しそうにこっちを見ていたから仕方ない待ってあげることに。

使用人たちもだいぶはけて、アンナ達も解散させた。


紅茶を入れてもらって、ホッとする。


ふいにカヤックにもあげたくなって、こっそり豚汁を鍋ごと落し穴に落とした。

味噌としょうゆの瓶を1つずつあげるから、許してほしい。


ソワソワしながらコーネリアスがシェフ勝負はどうするか聞いてきたけど、眠たいから今日はもう自分の部屋で寝ると言って断った。

コーネリアスが少しだけしょんぼりして残念そうにしながら部屋に戻った。

じらしプレイじゃあるまいし、明日勝負してやんよ。


「さてと、それでは開拓区に向かいますのでおにーさまには申し訳ございませんがアリバイ工作をよろしくお願いします」


「一人で大丈夫なの?ところで何しに行くの?」


今日の事をかいつまんで話す。

新しいダンジョンがミネルヴァにあったこと、そこで挑戦者チャレンジャーを拾って開拓区に置いて来たこと。

南国移住を希望してて、カインの知り合いらしいから、あちらまで送る約束をしたことなどを話した。


ダンジョンの入口爆破は言わない。スコットは知らなくていいのだ。


ダンジョンメッセージで、明太子に一応今から行くと送ると返事が来た。丁度開いていたようだ。


厚手のポンチョを着ようとしたら、目立つから待てとスコットに止められて、スコットの紺の厚手のカーディガンと頭に黒い頭巾を被せてもらった。

カーディガンの袖も折り曲げてもらって手が出るようにしてもらった。


「マリー本当に一人で大丈夫?心配だよ」


「おにーさま、ありがとうございます。マリアンヌがいますから大丈夫ですわ」


フィギュアバージョンのマリアンヌを見せたらスコットはビックリしてた。

こっちに移動してもらったことを説明して、可愛いフィギュアでしょうと俺の作品を自慢しといた。


マリアンヌは照れてドヤ顔してた


俺たちは落し穴に入って開拓区に出た。

遠くの山には雪が積もって見えたけど、ダンジョン・コアが言ってた通り開拓区には雪が積もっていなかった。天候もコントロールしてるなんて、着々と上位ダンジョンになりつつあるのだろう。


すぐにムラマサが出迎えてくれて、温泉姫と腕を組んだ浴衣姿の明太子が目に入った。

温泉姫こいつまたやってるのか、ロバートさんの二の舞いじゃね?


明太子「やあ、早かったな。この街作りダンジョンいいね、やっぱりこっちにしようかな?

ああ、この子は君の眷属だったみたいだけど、この通りさ。悪く思わないでくれよ?ハハハ」


俺「うん、まあ・・・ね

アチラさん迎えに来てますよ。

それよりも、ダンジョン入口爆破手伝ってよ」


一瞬だけ渋った明太子だったけど、温泉姫が頑張ってと応援して気持ちよく送り出してくれた。

ムラマサとトモエも連れてミネルヴァのあの広場に出た。


明太子「一瞬で着いたね、転移系の魔法は私も欲しいな」


俺「多分ですけど、隣国のダンジョンで魔法使いを選択するか。

こっちのルーン文字もそのうち転移とか出来そうな気がしますけどね。ダンジョン・コアが使う転移陣ってルーン文字みたいですから」


明太子「なら、隣国でいいかな。攻略進めようと思うし。

トモエちゃんに教えてもらったけど、ゾンビダンジョン楽しそうだ」


ロバートさんにもメッセージ送らないとな。


俺「ダンジョンの内側から外に向かって爆破がいいと思います、外に人が近づいて来ないか見てて欲しいのと、トモエのバリアで爆破したガレキが散らばらないようにします」


マリアンヌに案内させて、俺は実体化したマリアンヌに抱えてもらって移動する。

ぶっちゃけ、幼児ボディの時の方が抱えられる時の安定感があった。マリアンヌは高校くらいに成長してるけどな。


そして学校は学校でもカレッジじゃなくて、アカデミーの方だった。

アカデミーは、寮生がほぼいないと聞いていたし教授連中もこの建物にはいないから助かった。


今はもう使われていないのか、倉庫みたいなところで明太子も当時と全然違うと言ってどのあたりが入口かわからなかった。


倉庫の扉を落し穴で抜けて中に侵入して、多分このあたりとマリアンヌが言う所の、そのあたりの荷物を落し穴に入れてどかして、トモエにミラーフォースをはってもらった。


「じゃあ、俺があのトロッコがあったダンジョンに入ります、んで入口に向かって爆破のルーン文字を書いて時限式でセットして逃げて来ます」


あんまり見られたくないけど人来ないように見張ってもらう。


落し穴でマリアンヌに抱えられたまま、ダンジョンに入りルーン文字をセットする。2分後とかでいいかな?


タイマーをセットして、すぐに離脱する。

トモエを一人残して皆で倉庫から出る。俺はマリアンヌと上空で待機して、ムラマサを明太子のそばにつけた。


程なくして物凄い爆音と共に衝撃が来た。ドゴーンとヤバい音だ。


俺「ちょっと!威力強くない?こんなになるの?倉庫ほとんど吹き飛んだじゃん!トモエ!無事か?」


『はっ、私は無事ですがバリアが耐えきれませんでした。』


明太子を見ると腰を抜かしてて、ムラマサが引きずっていた。凄い煙がモクモクあがり、人が集まってきてしまった。

腰を抜かしてて動けないようで、ムラマサが必死に持ち上げて飛んでたけど、足を引きずってフヨフヨしながら逃げてる。


どうしよう!明太子が人に見られちゃった!隣国に逃すにしてもヤバくね?

指名手配犯になりそうだ・・・。


あ、そうだ、ちょうどいいスケープゴートいるじゃん!


昔、城で俺を拉致ろうとした犯罪者達の残り2人を倉庫の陰に出した。

ムラマサを誘導して倉庫の陰まで連れてくと落し穴に明太子を入れて回収した。


犯罪者達が一般人に捕まり、ワチャワチャしてるのを見てから俺たちも落し穴に入った。



俺「想像の5倍ほど凄い爆発でしたね!正直ルーン文字怖いです」


明太子「実は私も少しだけどルーン文字使えるんです、けどあんな威力じゃないからね?魔力量と質の違いじゃないかな?密度が高いとか?」


高密度なのかな?

使いどころに困るし、本当ないわー。


その後、大使を捨てた場所に出るとまだカインは来てなかった。

ダンジョンメッセージを見るとすぐ近くだと言うので待つことに。


しばらくして、カインとカヤックが来た。


明太子がカヤックに挨拶を初めてカインがこっちだからと、あるあるやらかしてた。

ガチ勢が2人で挨拶をしてる間に


俺「カヤック久しぶり!って言ってもあれからまだ一週間くらい?」


カヤック「マリーウェザー様ちょっと大きくなりました?一週間でもなんか会えて嬉しいッス!」


俺「そんなすぐ成長しないよ!ハハ

そうだ、カヤックにお土産あるんだよ、ミソで豚汁作ったんだよ。

ロバートさんにミソと醤油作ってもらってさ、カインのアイテムボックスに入れてもらって?

あ、引っ越しどーなったの?コーヒー豆は?」


カヤックと話してる間、マリアンヌが不機嫌そうにしてたけどいつものことだしね。


チロリと見ると明太子がスローライフ満喫感を出しながら話が微妙に食い違いカインがよく意味が分かって無さそうに相手をしていた。


俺「困った事があったら、カイン経由でいいからいつでも言いなさい。

正直あの人はちょっと面倒かもしれないからね?」


カヤック「大使より困った人はいないですよ、大使の話聞きたいですか?」


俺「別に聞きたくないかな、あ、ハッサム結婚したの?」


カヤック「ハハ、気が早いですってハッサムはまだ婚約もしてませんよ。

良いところのお嬢さんみたいですから、ちゃんと婚約期間も設けて正式に結婚するまで2〜3年とかって聞きましたよ」


お相手は、貴族の娘さんとかかな?


俺「カヤックも忙しくしてるらしいじゃん?」


カヤック「あー、その事なんですけどね

大使が正式に隣国へ行く事が決まったんですよ、それでお供に貴族の側近が割り当てられて、俺平民だから多分選考に落ちちゃうんですよ。

頑張ってるんですけど、こればっかりは・・・

せっかくマリーウェザー様にも会えるかもしれないと思ってたんですけど、俺たちこうして会えるんでいいかな?って思ってきました!」


俺「ああ、カヤックも大変だな。

でもさ、城ってそんな良い所じゃないからね?それにさ、俺が城の大使の面会の場にいるわけないじゃん?

仮にだよ、歓迎パーティとか城の謁見の間で会ったところで、こんな子どもが挨拶出来るわけないからね?

貴族スマイル貼り付けて壁際でその他大勢と並んでピクリともしないよ?」


カヤック「・・・それもそうっスね、大使に忠告しときます!」


俺「なんだよ、大使は俺に会えると期待してたの?大使が好きなのって15歳のアバターだろ?」


カヤック「いやぁ、それが、大使は多分マリーウェザー様を指名して、国の案内頼んじゃうつもりっスよ?

今考えたら、5歳の子に案内っておかしいですよね。

マリーウェザー様って領地では違和感なく過ごしてましたけど、城だとそれより上位の貴族様もいますもんね。

仮に指名出来たとしても、スコット様の方が違和感ないですね・・・スコット様を指名したらマリーウェザー様付いてきますか?」


俺「無理じゃね?お付きの護衛とか兵士に囲まれてのゴテゴテご案内になると思うよ?

夕食も城で窮屈な宮廷料理だし、マナー学べってうるさそう。カヤック来たいなら俺が迎えに行くからさ、俺の家に直接呼ぶよ?

長男いるけど、面白かったしさ。また香辛料でカレー作ってやるよ」


カヤック「はい!ありがとうございます

やっぱりマリーウェザー様は最高ッス!」


俺「なんだよぅ、あんまり褒めんなよ!古銭しか出てこないぜ?この国以上に使いどころが無かったし、ハイ!」


カヤック「ハッサム銀行に預ければ現物取引が出来ますからハハハ」


俺「じゃあ、カヤック元気でな。風邪ひくなよ」


カイン「待って!まだ行かないで!」


俺「なんだよ?幼児は寝る時間だよ、帰りたいよ」


カイン「今からダンジョン行ってもらえませんか?」


俺「なんで?」


カイン「明太・・・ダニエルさん魔法使いの職業選択出来るかわからないじゃないですか!

一回だけ!一回だけでいいんであそこレベル上げしませんか?

もう、すぐ行って帰っていいですから!

にーちゃんも金貨集め一緒にしたいよね!ね!」


俺「カヤックを巻き込むなよな!」


カヤック「俺は別にいいんスけど、マリーウェザー様眠たいんじゃないですか?」


えー、カヤックがいいならレベル上げ行こうかな?


俺たちはダンジョンに来た。

15歳のアバター装着したら、明太子がビビってたから軽く説明しといた。


カインが明太子に色々と説明してる、意外と面倒見がよい

「ここのステージって聖女がチートなんですよ!周回プレイするなら僧侶モンクとかも有りですけど?何にしました?賢者選択出来そうな感じですか?」



俺「カヤック本当に良かったの?なんか毎回付き合わせて悪いな?」


カヤック「あ、全然大丈夫ッスよ!それにこの前もらったミスリルの短剣がいい感じッス!」


俺「おお!ちゃんと装備してんだな!どう?使えそう?」


カヤック「すっげー使いやすいですよ!それにお守りみたいですから。へへ」


『ねぇ、近すぎない?さっさと行こうよ。また僕が抱えてあげるよ?僕ちょっと成長したでしょ?

お前を軽々抱えられるよ!』


俺「ああ、成長したから前より安定感出たよ。

しっかり抱えて飛んでくれよ?落とさないでね?」


俺より少しだけ背が伸びたマリアンヌが抱えてくれたんだけど、腕が太くなっていて、たくましくなったなぁって思った。

ご機嫌にスリスリしてくる、みんなに見えてないし、いいけどさ


トモエとムラマサ呼んで俺たちは墓場の周りを回るんだけど、明太子の職業が格闘家ファイターだった。

ちょっと羨ましい


カイン「魔法使いじゃなかったですね、僧侶モンクでもなかったし」


俺「あー、ダニエルさん魔力値が低いらしいよ?カインも魔力高めでしょ?

盗人シーフって、常に存在感消すようにオートサイレンサーしてない?魔力消費けっこう多いだろ?」


俺とカインは話しながら墓場をグルグルしてて、古銭やアイテムを拾ってた。

ムラマサにも金貨拾わせて時短させる。


礼拝堂に入り扉を締めてターンアンデッドをする



明太子「ねぇ、その聖女ってチート過ぎないか?色々とズルくない?ターンアンデッドって回数制限あるの?」


俺「俺の活躍ってこのステージくらいだよ?俺その他が低いからすぐに詰むんだよ、って何を、キャア!」


明太子に腕を後ろ手に捻りあげられた。必死に抵抗するけどコイツ硬い!

防御も強いからビクともしないし、地味に痛い


『離れろ!』

マリアンヌがムラマサを振ると、明太子はカヤックがもってた短剣をスルリと抜いてムラマサを弾いた。

キィィィンと音がなってマリアンヌは目を丸くしてた。


コイツ強い!


その頃にはカインとカヤックが俺たちを引き離しにかかり、パッと手を離した明太子は冗談だよと笑ってたが


大使とは違う恐怖のようなものを感じた。


なんて言うの?捕食者の目だ。

コイツ、彼女と10年以上付き合ってたけど他所の女の子食ってるタイプだな!最低だな!


マジで近寄りたくない!

俺は自分がムチムチで可愛い事は知ってるよ?

けど、そんな目で見られるとなんかショックだった。

マリアンヌが俺にピッタリくっつくとガルガル警戒してて、カヤックが明太子との間に入ってた。


ハシゴの下のボスも、明太子一人で殴り倒してた。

コイツ硬いし強い!攻撃も避けるかかわしててほぼ無傷だった。


カヤックも汗をかいて警戒してた。

宝箱からは、エリクサーランクCが出て来たけど、もらっとくよと言って懐に入れてた。


なんか嫌だったから歌わんと帰ろうと思う。

カヤックがすごい気遣いの眼差しを送ってくる、そんなに心配せんでもいいよと言っておいた。


俺「俺そろそろ帰るけど、君たちはまだレベル上げするの?明太子さん奥まで行けそうですけどね?

カヤックお前あそこまでなら送って帰ろうか?」


カインは何か言いたげだったけど、明太子がまだやると言って2人は残ると言うので「じゃあな」と速攻落し穴に入った。



元いた場所にカヤックを出したら、カヤックが俺の頭を撫でて

「あー、そんな気を落とさずに。マリーウェザー様大丈夫ですか?元気出して下さい。

今度は、俺がちゃんと守りますから。あの人強そうでしたけど」


「うん、気遣いありがとうな。カヤック見たら安心するよ。またな気をつけて帰れよ、じゃあな」


『次は僕がちゃんと守るよ!ゴメンな、痛かったか?ヨシヨシ怖かったか?さあもう帰ろう』


部屋に戻るとスコットは寝ていてその横で俺も静かに目を閉じた。

今日は色々とあったな、最後の最後に怖い思いをした

明太子ダニエルは格闘家のスキル身体強化で少しの間ゴリマッチョになります

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