ミネルヴァのダンジョンと異世界人
続き
俺「トーマスさんを返しなさい!
・・・本当に鬼畜仕様なダンジョンだな!何なんだよ!」
明太子「人質まで取るなんて、
ってか君は今帰ろうとしてたの?帰れるの?有資格者?」
俺「・・・あいつを助ける!
別に手伝ってくれなくてもいいですけど、一緒に行きますか?」
明太子「いや手伝うよ、行こう!さあトロッコに乗り給え!」
明太子がトロッコに乗った
いかにもな出口のない洞窟にトロッコが置いてある、運転席は2つ後ろのに人が2人ほど乗れそうな感じ。
ちなみにマリアンヌは俺から離れないで警戒してる。多分ダンジョン・コアの陰湿さを分かってるんだろう。一瞬でも離れてる間にエジソンのように転移させられそうだ。
俺「すみませんトロッコが高すぎて乗れません!」
俺は両手を上げて抱っこのポーズをした。
トロッコの大きさは俺の頭を超えていたからだ。
明太子が黙ってワキに手を入れて持ち上げる。幸先が不安すぎる。
明太子「・・・君の名は?」
俺「・・・ハァ
シリウスコーンフレークだ!」
明太子「シスコンって言われてる人?幼女になったの?うわぁ」
俺「マリーウェザー・コルチーノ
伯爵令嬢で5歳ですわ!そーゆー貴方は?」
明太子「私はダニエル・マッカートニーだ。多分23歳くらいだと思う。このダンジョンは何度か来たことがあったんだ、相方がいたんだけど・・・」
俺「まさか、相方が死んで出られなくなったのか?」
明太子「いやー、違う違う。
その、相方が浮気してて違うやつと人生を攻略したんだよ。俺はここに置き去りにされたんだ。
トロッコ二人乗りだから出られなくなって・・・ここにいると時間感覚が無くてさ。
体も辛くなって気が狂いそうになっても寝たらリセットされるんだ。
強制リセットだよ。私がどれほど君たちを待ち望んだかわかるかな?」
俺「めちゃくちゃヤバいダンジョンじゃないか!」
明太子「わかってくれたかな?早く座り給え!そこの魔石に手をかざすだけでいい」
俺「俺は高めのシートに座れないから抱っこ待ちだったの!早く持ち上げてくれよ!」
明太子「・・・ああゴメン気づかなかった」
幸先が不安すぎる!モタモタしていられないのに!
俺は持ち上げてもらい、不安定なシートに乗せてもらった。
運転席の魔石にようやく手が届いて魔力が流れていくのがわかった。
トロッコが光りだして目が開けていられなくなった。
明太子「うわぁ、なんだ?何ごとだ!」
何でお前がビビってんの?え、こういう仕様じゃないの?
次に目を開けるとトロッコはトロッコじゃ無くなっていた。
戦闘機のコックピットみたいなのになっていて、多分機体もそんな感じだろう。
明太子「こんなことは初めてだ。なんだこれは・・・今からシューティングゲームでも始まりそうじゃないか!
インディー・ジョー○ズの冒険みたいなダンジョンだったのに!」
俺「ソロモンの謎解きダンジョンじゃなかったのか?」
戦闘機のシートは安定感があって正直言うと助かった。
動き出した戦闘機は滑走路に進み本物の加速をうけて飛び上がった。
俺は声にならない叫びを上げた。めちゃくちゃ怖くてチビリそうだよ!
明太子「操縦は任せろ!って泣いてるじゃないか!
大丈夫?まだ始まったばっかりなのにもう泣き入るの?」
俺「よく平気でいられるな!」
明太子「私がおかしいのか・・・感情の起伏が変だと思う。
このダンジョンにいすぎたせいだろう」
俺「お前こそ大丈夫か?頭イカれてないか?
キャア!前から何か来るぅ!」
明太子「そこの、そのボタンで迎え撃て!トロッコの時と同じなら、おそらく魔力で玉を出してるんだろう、無駄撃ちするなよ!」
俺「無理!ゲームと違って現実の俺はノーコンだから、オート標準とか無いの?」
明太子がうわぁみたいな顔してるけど、無理だから!
すると、俺の前だけにホログラムの画面が出てきて標準を合わせる事もなくオート標準でロックオンされていた。そこまで来たら発射ボタンを押すよね。
迎撃ミサイルが敵の数だけ発射された。多分凄い数だったと思う。戦闘機のコックピットが真っ赤になった。敵が爆発して炎があがり、まるで夕焼けのようだった。
明太子「情緒不安定なの?泣きすぎじゃない?」
俺「感情擦り切れ過ぎてんな!お前こそ本当に頭大丈夫か?」
明太子「はぁ~、久しぶりに人と話してる感じだ!突っ込み感がなんかいいね!俺たちコンビ組まない?」
俺「遠慮しときます!」
お前みたいなやつノーだ!
マリアンヌが背中の服の隙間と言うかリボンの間で俺の髪を引っ張った。
「心配しなくてもこんなやつとコンビは嫌だ!俺お前がいい」
コソッと言っておくドヤ顔してそうだな。
緊急連絡とか表示されて、画面に隊長風の知らないおっさんが出て来て
侵略者が攻めてきたから迎え撃て的な事言ってる。
俺「別に知らない街とか侵略されてもいいからもう帰りたい!エジソンをちゃんと回収出来るの?魔力放出損とかじゃなくて?」
明太子「雰囲気ぶち壊しだな、帰りたいとか若い子みたいだ・・・え、シスコンって若い子なの?30代とかじゃなく?」
俺「俺まだ20代ですけど、明太子さん30過ぎなんスか?うわぁ」
明太子「はぁ(怒)! いや、え、ち、違っ!
ふぅ~、私はまだ23のダニエルだ!」
ガチ勢の人ってみんな、かなりお年のおっさんなの?
俺は画面に向かって力いっぱい叫んだ
俺「エジソン返せよ!クソ野郎が!今までのダンジョン・コアの中でもダントツ最下位!最低だな!
みんなに言っとこう、世界観もゲームもつまんないしぃ
本当ないわー!」
明太子「え!?ダンジョンって他にもあるの?」
俺「普通にありますよ?
混浴露天風呂のあるダンジョンとか、魔法バンバン使えて金貨わきまくるダンジョンとか」
明太子「えぇ!混浴露天風呂?魔法?
そっちの方がいい・・・ダンジョンここしかないと思ってたから、無意味にここばっかり来てたけど、しょっぱいダンジョンだったんだ」
すると、敵に捕まり縛られたエジソンが映し出された。
俺「トーマス!」
画面の隊長が民間人が多分ここらへんに捕まってるから助け出せみたいに言って地図が標準される。
やはりダンジョン・コア同士で挑戦者を取り合ってんだな。
仕組みはイマイチわからんけど、ここのダンジョン・コアもアホっぽい。
明太子さんを取り込んだままにしてたのも意味があるかもしれんな。エジソン捕まえたら速離脱しよう。
俺「最初から全力で行きましょう!
こーゆーダンジョンって後から後から強い敵が出て来て帰れないから!
ちょっとズルします、正攻法じゃエジソンを奪還できないと思うので。アイツを目視出来る範囲までこの戦闘機で突っ込んで下さい!
機体も破損しても良いと言うか神風的なやつで構いません
エジソン目視出来たらこのダンジョンから離脱します!」
明太子「はあ?・・・はあ?
ねえ、何とか理解も出来ないですけど?」
俺「ここしか知らないからそうでしょうけど・・・
召喚 トモエ こんな感じで他所のダンジョンの効果が使えるんです。
大丈夫です、機体が爆発しても死にませんよ」多分な
明太子「わあ!何!何処からわいたの?え?
他所のダンジョン?何なの?へぇ?」
歳か?頭硬いと理解が追いつかないのか?それとも魂が擦り切れ過ぎてんのか?
どっちにしろ早く出たほうがいいな、こんなところ!
俺「玉を無駄撃ちしたくないんで、最初から全力で行きます!戦闘機でエジソンの所まで全力で行ってください!
トモエ!機体ごとミラーフォースで包んで!多少破損してもいいけどコックピットだけは死守!」
『はっ、ミラーフォース!』
機体ごとトモエのミラーフォースで包まれた。
明太子がほわぁーとかふぇーとか口から出てるけど頭がイカれてんのか?
俺「しっかりしろ!突っ込め!前を見ろ!敵が来るぞ
エンジンの出力最大だ!」
トモエのミラーフォースに何かが当たる感覚があったが、気にせずに俺は戦闘機の標準を使わずに、光の矢をそれはもう無数展開した。
なぜか光の矢って人間には当たらないんだよな。前に大使の体ごと狙ったんだけどスルスル避けて枯れ枝に飛んでったから。
何でかわからないけど。
もし当たったら隣国のダンジョン行って上級ヒール使うからごめんなさい!
クソなダンジョンごと破壊だ!おりゃ!
一撃一撃がロケット並みに強いのが出まくった。
いや、ここまで考えて無かったよ?本当にエジソン死んじゃうじゃん!威力高すぎない?ひぃ!
抉られた建物が瓦礫と崩れて化した。
サァーっと血の気が引いた、光の矢には当たらないけど瓦礫の下敷きになっちゃう!
「お前もエジソン探せよ!見つけたら落し穴入れて離脱するからな!」
マリアンヌに頼んで2人で探す。
すると、丸く何か光る力で囲まれたエジソンが見えた!
見えたらマリアンヌが落し穴に落として回収完了!
俺「回収した!離脱するぞ!」
明太子「ファ?」
すると天井に転移の魔法陣がピッと出現してシュッと2人とも吸い込まれた。
宇宙ステーションみたいな空間に立ち、窓から地球っぽい星を見下ろしていた。
そこには一昔前の映画に出てきそうなダセェ宇宙服をきたダンジョン・コアらしき人物がいた。
ダンジョン・コア
「色々とぶち壊しですよ!なんなんですか貴女!」
俺「・・・・」
こういう人って、変に返事したら付け上がるから無視が1番だよな。
もう帰ろうかな、えい!
俺は自分の足元に落とし穴を開けて落ちようとしたらスライディングタックルかましてきたダンジョン・コアにしがみつかれた。
ダンジョン・コア
「ちょっとぉ、待って下さい!
本当にごめんなさい話を聞いて下さい!お願いします!」
俺「手短に、早く、痛い離して」
明太子さんが復活して
「ここは?宇宙ステーション?擬似空間か?
君がダンジョンの主か?よくも今まで閉じ込めてくれたな!さっきのはなんだ?謎解きダンジョンのハズなのに、どうなっている?」
ダンジョン・コアがポツリと話し始めた。
今現在ミネルヴァの山のあたりに
ダンジョンの入口が存在してたんだけど、洞窟の前が開けてたから、気持ち悪い洞窟の入口を適当にふさいで上から学校が出来ちゃったと。
その時は完全に塞がってなくて、こっそりダンジョンの中に入ってくる人もいたんだとか。
しかし、しばらくすると、学校が老朽化してきて建て替えられて、その時に完全に学校の下に入口が埋まっちゃったと。
ビックリなことに、その建て替え時にこの明太子さん一緒に物理的に閉じ込められてしまったと、アホやんか!
半年とかかけて長期でダンジョン潜るの趣味にしてたんだとか。
まあ、漫画とかであるあるだけどさぁ
閉じ込められて普通ならとっくに死んでるんだけど、ダンジョン・コアが死んだら速蘇生させて頑張って生かして置いたんだとか。
明太子さんのステータス見せてもらうと、HPと防御と攻撃力がやたら高くて、なかなか死なない感じだけど魔力少なめなんだとか。
俺「なら、早めにここの空間呼んでやりゃいいじゃん!なんでトロッコの前で放置してんの?」
ダンジョン・コア
「この方は魔力が少なすぎるんですよ!トロッコも一人で動かすことが出来ないし!
それに、何度も呼んだんですよ?
でも死ぬと最初に戻ってしまって、私の能力は蘇生じゃなくて時を戻す事しか出来ないですから」
あら?隣国のダンジョン・コアさんのがランクが上か?でも時戻しなんて普通は上位のランクだよな?
明太子「では、私は何度も何度も死んでから最初の状態に戻っていたのか?てっきり強制リセットされてるのかと・・・」
俺「明太子さんも真実の瞳装備してます?」
明太子「してますが?」
俺「俺らの見解では装備してたら異世界に飛ばされてるんですよ。まあ推測ですが」
明太子「なるほど」
俺「ってか時を戻せるなら、過去に戻って上に学校建てるなって言えばよくない?」
ダンジョン・コア
「最後に会った人に頼みましたよ!でも結局こうなってしまいました!」
自領の街作りダンジョンってめちゃくちゃ有利なんだな、そのうちあそこが上位のダンジョン・コアになるんじゃね?
ビッグシティにしてやるぜ!
明太子「最後だと、多分私の彼女だ・・・
そうだとしたら、私は彼女にハメられたんだな。
私の彼女が多分私をここに閉じ込めたかったんだろうな。痴情のもつれと言うやつだ。殺しても死なないと思われたんだろうな・・・くっ」
うわぁ、俺の知る中でも過去1番に悲惨な事件じゃねーか!
えぇー、その彼女さんは元恋人をヤるためにダンジョンごと生き埋めにしたん?
ドン引きだよ!怖くて漏らしそうだ。
ダンジョン・コア
「まあ、その人も多分もう生きてないですよ150年は経ってますから」
俺・明太子「「え!?」」
俺「異世界人の転移にそんな時間差があったなんて・・・ってか明太子さん何回死んでるの?」
ダンジョン・コア
「大丈夫です、最初の30回のあとからずっと寝てもらってますから、今日久しぶりに目覚めてもらいました。そんなに死んでたら魂が壊れますよ」
ならもっと早く眠らせてやれよ!もう充分に魂が壊れそうだよこの人!
俺「ってかさ、回りくどいことせずに最初にここによんでくれたらいいのに!
訳分かんないシューティングゲームやらせないでさ?
俺もう帰りたいわけよ、貴族の幼女が長時間従者と離れたら騒ぎになるの!
俺は一応いい子ちゃんしてるんだから!もう帰っていい?」
ダンジョン・コア
「久しぶりのお客で楽しくてつい!
貴女が来たときは最初から転移陣に座標軸を組んでおきましたから、私の転移陣で帰ると来た時間に戻れますから!」
ダンジョン・コアがしがみついてくる
俺「わかったから、離れろ触るな!
なら明太子さんも元の150年前に帰してあげてよ!
ハイ、それで解決!
アレだ、明太子さんに学校の地下になんか埋まってるって公表してもらえ!
ダンジョン攻略特典とかで金貨とか出ないの?俺それ放置して帰るから一般人に拾ってもらいなさい!」
明太子「嫌だ!」
は?
明太子「150年前に戻りたくない!混浴露天風呂なんて存在しないし!」
えぇー
明太子「それに、戻った所で今度は本当に彼女に殺されるかもしれない。
乙女ゲームが好きだった彼女の浮気相手って王族なんだよ・・・色々と勝てないでしょう?
それに彼女の中身の実年齢を知ってるから、わかるけど、そこまで純心な人じゃないし。
酸いも甘いも噛み分けた30後半の行き遅れ腐女子だったんだ。
秘密を知る私を必ず殺しに来るだろう。
城の地下で拷問死なんて今より悲惨な最後かもしれない。
シスコンさんのいる時代に行きたい、私を連れてっでぐだざぁい!グチュグフぅ」
同情するし、ここまで悲惨な人も知らないし、超絶可哀想だと思う
けど、おっさんの滂沱の涙気持ち悪い!うわぁ悲惨
その彼女って人が本当に王族とデキてたら城の化け物達のルーツって事かな?
納得出来てしまう悍ましさだ!怖くてちょっとチビリ漏れたわ!
おっさんもこっちに縋って来ないで!
後退りしそうなのをぐっとこらえて
俺「連れてくだけならできるのかな?」
ダンジョン・コア
「貴女のアイテムボックスを利用すれば問題なく通れると思います」
俺「その、見た通り俺は幼女だから、明太子さん飼えないよ?野宿ってか放置でいい?
あ、混浴露天風呂のある街作りダンジョンで、他の挑戦者と温泉街作ってるんだけどそこに送ろうか?開拓してるから仕事はあると思うよ?
それか南国のダンジョンは魔法が使えるよ?ゾンビ出て来て楽しいし、そっちにはASKA300さんもいるよ。
南国でコーヒー農園作ろうとしてるし」
明太子「え!羨ましい」
ちょっと嬉しそうにしてる、ガチ勢同士カインとは知り合いかな?
ダンジョン・コア
「イヤイヤ、待って下さい!ダンジョンの入口の外側どうにかシテクダサイ!
このダンジョンから離れて行かないで、お願いします!
せっかくの上客なのに、こんな魔力垂れ流してる人なんて初めて見ました。
いるだけで栄養ですよ、行かないでぇ!」
俺「栄養とかキモっ、ありえねー、ないわー
ってかこのダンジョンって何が出来るんだよ?特典ってなんだよ?
お前ら知らないだろうけど、最新家電とか配ってるダンジョンもあるんだよ?ここ使えないじゃん!来る意味ないし!」
明太子「最新家電!凄っ!
ここってルーン文字配信してるんですよショボイですね」
ダンジョン・コア
「ショボイ言うなぁ」
俺「ルーン文字!明太子さんルーン文字知ってるの?」
明太子「150年も経ってるし、まだあるかわからないけどルーン文字でランプ開発して特許取得しました」
俺「それってこんなん?」
明太子「そう、それ。まだあるんだ、へぇー」
俺は空中に光の矢でルーン文字の魔法陣を書いた。
しばらく光ってたけど、媒介も土台もないからシュワ〜って空中に溶けるように消えた。
ダンジョン・コア
「ごちそうさまです」
なるほどな、こうやって人々から魔力を搾り取ってるのか!多分ルーン文字を使うと発動するコストや手数料みたいなので魔力取ってやがるな。
隣国のあの聖杯も多分魔力がないと傾けても少ししか出てこないのかもしれないな。
魔力提供してる俺らは餌で養分なんだな・・・でも微妙な所だな。
俺らもそれでメリットがあるからな、ロバートさんは眷属取り込んでて、胃袋も掴まれててもう離れられないだろうな。
妖精や精霊が使う魔法と法則が違うのが何となくだけど分かった気がした。
俺「明太子さんが開発者だったんですね、このルーン文字のランプは今も国の街灯になってますよ!」
俺はダンジョン・コアに向き直り
俺「以前のソロモンの謎解きダンジョン戻したら?
ルーン文字を壁一面に掘ってよ。
俺は春から学校通うから、ダンジョンの入口を偶然見つけてあげるよ。
魔石を持たせた研究者達を引き込んであげよう。
魔石からも魔力取れるんでしょ?
あ、明太子さんルーン文字ダンジョンの第一発見者になりませんか?
流石に幼女が発見者とか胡散臭いですから」
明太子「だが断る!ここのダンジョンってか、この国もういいです、私も隣国に行きます。
私もコーヒー農園やりたいわ、スローライフいいなぁ」
俺はスローライフなんて一言も言ってないんだけどな?
貧困層の風呂なしボロアパートでも文句言うなよ?
ダンジョン・コア
「これ、攻略特典ですけどいりますか?」
教えてもらったのは、爆発のルーン文字だった。使えねぇなぁ・・・
俺「あ、じゃあ隣国送ってくんで一晩だけ待って下さい。俺の移動できる範囲って1度行った所までなんですよ。
ASKA300さん所から早くても半日かかるみたいなんで。
連絡しときますけど、ついでにですよ?
ついでにダンジョンの入口爆破してから行きませんか?どうせ夜まで移動出来ないし
もう卒業式も終わってるから多分学生いないと思うし」
明太子「はぁっ?爆破?
いや、まあ、必要な事ですけど・・・。
他の人と連絡できるの?凄い、どうやって?それも他のダンジョン効果?
ここのダンジョンって本当に・・・チラッ」
ダンジョン・コア
「すいませんね!
でも、こっちも攻略が進んだらルーン文字でメールが出来るようになりますから!一般人にも使えるし!
音を出せるルーン文字とかありますから!それも一般化されますし。
ずぇんぜん攻略が進んでないんですよこの人!長期でダンジョンにいたのに!生活の全般が彼女頼りなんですよ!そんなのフラれるでしょう!」
明太子「彼女とは大学の時からだから、長く続いてたんだ。結婚こそしてなかったけど信頼しあっていたんだ」
俺「大学って20歳としても10年以上続いたの?凄いじゃないっすか!何で結婚しなかったんですか?」
明太子「いや何となく一緒にいただけだったし、シスコンさんにはわからないと思うけど、結婚って踏ん切りがいるんだよぉ?
長いこと一緒にいてなあなあになっていたんだ」
ダンジョン・コア
「彼女の青春を無駄に浪費しといて、結婚もせずに長々と主婦か家政婦扱いしてたらねぇ?
しかも異世界に来てまで!
秘密を知るうんぬんよりも、青春を返せよと相当恨まれてたと思いますよ?」
俺「うわぁ、それは彼女さん可哀想ですね
憎しみで性格歪んじゃうほど嫌われてたんですかね。
確かにもし俺の姉がそんな奴と付き合ってたら俺が代わりに殺してますよ」
明太子が震えて膝から崩れ落ちた。
ダンジョン・コア
「20代後半の娘と付き合うと、結婚を意識してたりするから一年でも無駄に出来ないです」
俺「え!?そうなの・・・
じゃあ俺の彼女がストーカーになったのは俺のせいなの?俺が悪いの?
でも1年半とかで結婚とかって早くない?
いや俺は彼女をちゃんと大事にしてたよ?」
ダンジョン・コア
「だから、結婚願望が強い娘っているんですよ?
20代折り返すと周りがどんどん結婚して、ちょっと焦ってる時とかに女友達の集まりで次は誰の番だとかって話になるんですよ!
彼女さん勘違いして見栄貼って秒読みとか言ってたんじゃないですか?」
あれ?ダンジョン・コアってAIだよな?
ベースになってる人格でもあるのか?恐ろしく現実的だ
えぇー、俺が悪かったの?
異世界来て色んな事あったけど、ここ最近で1番ショックだなぁ・・・気が付いたら俺も膝から崩れ落ちていた。
俺「もうこのダンジョン埋めっぱでよくない?」
ダンジョン・コア
「ちょっとぉ!爆破して下さいね!コレ、時限式のルーン文字も追加しますから」
地面に崩れてる明太子拾って、とりあえずそのまま温泉街に捨てた。
とはいかなくて
飯代の路銀を少しだけ渡してトモエに温泉街を案内させる。ダンジョン・コアの露天風呂なら挑戦者なら無料で入れるから。
夜また迎えに行くからダンジョンの入口爆破したら隣国の大使を捨てた街に送る事を約束した。
奴を捨てるときに一瞬だけ見えた温泉街は夕焼けだった。
長い時間話していたらしい。本当ならアンナは心配してダンさんと探し回ってるだろう。
来たときの時間軸に戻って、全て無かった事にする
俺「トーマスは気絶してた?」
ダンジョン・コア
「かなり前に気絶してたと思います、人の事言えませんが貴女は無茶苦茶ですね!」
俺「人生多少は無茶したほうが楽しいしんだぜぇ?
後で爆破しにくるけど、もう絶対に呼び出すなよ!じゃあな!早く送れよ!
あ、なあ聞いていいか?人魚姫が人間になるみたいな精霊が人間になるにはどうすればいい?」
ダンジョン・コア
「え、ちょっとわからないですね。人間とまぐわう話はたまに聞きますがスミマセン」
まぐわう話はたまにあるんだ・・・
ダンジョン・コアの転移陣を見ると、そう言えば他のよりも複雑だった。
転移陣になぜか俺の魔力も吸われてる気もするが、帰れるならもういい。
光りの渦に目が眩んで、次に目を開けると来たときの光景がそのまま、溶けたチョコだけが少し焦げていた。
エジソンは気絶したまま机に伏せていた。
カインにダンジョンメールでかいつまんで連絡して、この連絡に気が付かなくても明太子を大使のいた場所に捨てますと書いた。
温泉街に新しく挑戦者が来たことがlogに残ってるけど、未来の時間帯だった。現在の現在地がミネルヴァだとグランドマスターの権限で閲覧できた
アンナが戻って来て
「お嬢様!お茶です!
あら、エジソンさん寝ちゃったんですね!
もう!
じゃあこのチョコは私が・・・って溶けて固まってるじゃないですか!
もったいない!」
アンナが焼き菓子を食べてチョコを舐めていた。
いつものアンナの姿にホッとして、こちらに帰ってこれたと安心出来た。
俺はお茶を飲んで一息ついた。
正直とても疲れたのだメンタルが!
エジソンが起きて、何かと騒ぎ出したけどアンナに寝ぼけ過ぎだと大笑いされて、エジソンは顔を赤くして恥ずかしがっていた。
スマンねルーン文字もう少し待ってくれよ。
ダンさんが帰って来たからお菓子を皆で摘んで、研究棟に戻らずに
俺「ダンさん、カレッジの周りをぐるりとしてから帰れるかしら?
わたくしはまだよく知らないのよ。
今日はなんだか勉強する気になれなくて」
アンナも男の人の泣き顔に少なからず動揺していたようで、気晴らしになると言ってくれた。
そうだ、アンナは年若い女の子だった。
もう少し配慮がいったなとこっそり反省した。
つづく




