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俺の異世界冒険記!  作者: ワシュウ
領主の娘 領地に行く
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隣国の祭壇事情

『お前は、すぐ他のやつとばっかり仲良くする!僕だけじゃ駄目なの?

さよならするのに抱き合う必要ないよね?なんなの?カヤックがそんなに可愛いの?僕より?

へぇ~、ふぅ〜ん?』


「何言ってんの?本当に意味がわからないんだけど?

カヤックは友達じゃん、別に男女のアレコレとか一切なかったよね?

カヤックもそんなこと全然これっぽっちも思ってないよ、カインが茶化しただけだよ?」


『どーだか!

じゃあ聞くけどさ、お前今まで友達とそういう関係になったことは一切ないわけ?』


「・・・・」


『何だよ!何だよ!何で黙るの!こっちを見ろよ!僕の目を見て答えろよ!』


「いや、だからさ、ほら

仲良し友達何人かで飲みに行ってさ、こう酔っちゃうと隣の女友だちが可愛く見えてくるんだよ。

でまぁ、スキンシップ多くなるとさ、そーなるじゃん?

お互いパートナーがいない前提の話だよ?

でもさ、向こうも元々そのつもりで誘ってたらいいけど、何となくとか寂し紛れでヤっちゃうとね?

俺はセフレとかって嫌だし、そーゆーと付き合ってもすぐ別れちゃうから、あんま友達とはヤらないよ?」


『・・・セフレって何だよ?』


「あー、えーっと、彼女とか好きな娘とは別の、まぐわうだけのお友達・・・」


『な?!』


「いやだからさ、俺は付き合ったら大事にするよ!

だいたいどの娘も3年くらいはちゃんと付き合ってるよ俺は!」


『たった3年なの・・・?』


「え、驚愕してるけど、普通ってか、長い方だと思うけど?」


『お前!まぐわうだけの友達とか、まぐわっても3年で捨てるのか!

最低だな!そんな奴だとは思わなかった!この最低野郎!』


あれ?俺そんなヤリ○ンじゃねーし!


「なんか俺がろくでなしのクズみたいなヤツに聞こえるけど。

付き合った娘達みんな大事にしてきたからね!

そりゃ若いときはさ、ドキドキしたからとか、お互い勢いだけで付き合っちゃうから3年もすると、お互い冷めちゃったり、マンネリ化したり、何となく違うなぁ、とか思ったりするわけだよ!

でも、そういうのも落ち着いてきた年齢としだからね、それなりに将来を考えたりしてるよ?

俺、お前の事ちゃんと大事にするよ!」


『本当?信じていーの?僕のこと捨てたりしない?3年たっても側にいてくれる?僕だけって言ってよ、もっと優しくしてよ!』


「泣くなよ、不安にさせてゴメンな?仲直りしよう・・・」


『うん//』


あれ?俺いつからこいつと付き合ってんだろ?

えぇ~、あれぇー?

まあいいか10年くらいはそーゆーとこ関係ないし。

5歳児の膝枕ってプニプニだけど狭くて寝にくそうなのに、満足気味に寝てる。

そして、重さを感じないのに存在感はある。足が痺れないって言いたい。

俺はマリアンヌの頭をヨシヨシしてて、少しだけこれでいいのか考えるけど答えなんて今は出なくていい。




カヤック達が帰ってしばらくしてから船着場の天然露天風呂が発見された。

スコットから聞いた話では、そこまでの道と屋根付きの脱衣場を兼ねた休憩所も建設する予定だそうだ。

無料開放する条件として、村人が当番制で掃除をするようになったようだ。近くの売店でタオルと甚平も売ってる。村の女の人達の内職だ。


これでスコットと露天風呂に行くことは無くなった。頭を洗ってもらったりして兄妹っぽいことが出来て俺は楽しかった。

ロバートさんのアイテムボックスは食料が多かったから、俺もちょっとしたのを入れていて。

風呂上がりにスコットと冷たい果実水飲んだり、秘蔵のチョコを一欠あげたら、チョコの良さがわかったようだ。


スコット「この鼻からぬける香りがなんとも言えないね、独特の甘い味なんだけど奥深くて濃厚だ。口の中でとろけて、ひろがるのも凄いよ。

うん、美味しい!マリー貴重なチョコをありがとう。

マリーがチョコをアンナにあげない理由がわかった、早く量産出来るようになったらいいね」


スコットは、俺の頭を撫でて楽しそうに笑う。


俺「多分、ロバートさんはチョコのクッキーやケーキやアイスなんかも作っていそうですわ。

もう勝てる気がしません、フフ」


さすが魔ウンテンさん!


そして、ヨシュアにもチョコ一欠こっそりあげる。

俺「グスコーブ商会のロバートさまから個人的にわけていただいたのよ。

材料のカカオがあれば作れるけど、もう使い切ってしまったようなの。元々少なかったから。

貴重な1つだけどヨシュア頑張ってるから、ぜひ食べて?

こうやって、ハイあーんって恋人達がお互いに食べさせたりする祭典を目指しましょう?フフ」


ヨシュアはチョコの価値を理解した。

スチュワート商会にも頑張って貰わねばならんからな。


カインから毎晩のようにチャットが来てるけど、俺は参加したりしなかったり。

ロバートさんほどマメじゃないです。

まぁ、無事に家についたり、少女が目覚めて何も覚えてなかったり、ゲットした金貨を盗んだみたいに言われて結局使えなかったり、逆に盗まれそうになったり。


3人で洞窟ダンジョン攻略しようと誘われるわけだけど、カイン自身があの洞窟に行くまで時間かかるんだよな。

それにロバートさんも自領ホーム帰っちゃったから、俺はもう迎えに行けない。

そしたら俺を誘って来るけど、遠い道のり一人で往復すんの?って聞くと

怪鳥サンダーが大きくなったら跨がるから行こうと誘ってくる。

何となくだけど、隣国の貧乏生活が辛くて寂しいんだろうなぁって思った。


盗人シーフでアイテムボックスないのキツイよな。ロバートさんは元々持ってて、俺はマリアンヌに出会ったからだから、カインの今後の運次第だな。


実はロバートさんはフライで開拓区のダンジョン・コアの露天風呂に行ったらしい。風が冷たくなってきたから来年の夏まで行けそうにないと個人メッセージで来た。

あの人凄いわ!なんで童貞なんだろう?


ちなみに俺も、ダンジョン・コアが転移に使うときの魔法陣を覚えてたりする。何度も呼ばれて見てるからな。

多分書けたりも出来ると思うけど、少しでも間違ったら怖いじゃん?リスク高いから教えないし使わない。



後はオリバー先生とオースティン先生が鮭の養殖のために、生簀いけすやタイドプール作ろうとしてて。

俺が小さな桶にビオトープ作って遊んでたら、大人サイズで作って真似しだしたりして。


温泉街もおばあちゃまの規模のでかい宿はまだだけど、小さな温泉宿がちょこちょこ開業していて、風呂なしの安宿に泊まる人も、温泉宿の湯にお金を払って入ったりしてる。

それでも足湯は人気だった。


泡の実のシャンプーもそこそこ高価だけど作ったそばから売れていて、寒い土地なのに実がついてた。


もう、寒くなってきて俺たちが王都に帰る時期が近づいてきた。



どうしよう、サイモンがアホだった。

まあ勉強が出来なくても死にはしないし、本来は三男だからカレッジに行く必要もないけど

俺が行くから、護衛や世話なども兼ねて行くことになってる。

学生一人につき付き人も一人。


俺はアンナを連れて行って、スコットは以前からの自分の付き人フォルトさんを連れて行くことになってる。

サイモンは付き人を適当に伯爵家から見繕うわけだが、カレッジに入学がギリギリなんだよな。

掛け算と割り算がわからないらしい。文章題も読み違うし。

ヨハンの方が賢くて、同室だから夜中までサイモンの勉強を教えている。意外と面倒見がいい。


ただ、ときおりヨハンは寂しそうにしててサイモンが「ヨハンがたまに泣いてるみたいです、どうしたらいいでしょうか?」

と聞いてくるけど、どうにも出来ないもんな。


「黙って胸を貸すか、知らないふりをしてあげなさい。

絵師がいなくなるとおばあちゃま達が困るでしょ?フィギュアも軌道に乗ってきて、王都でも販売したいって商人もたくさんいるって聞いたわ

まあ、材料さえあれば王都で作れなくもないけどね」


「お嬢様、何とかなりませんか?

ヨハンに勉強を教えてもらってるのに、僕だけお嬢様についていけるなんて」


「ヨハンは何て言ってるの?」


「まだ話してません

お嬢様が話を聞いてあげて下さい、わがままで勝手な言い分だと思いますが・・・あっ、使用人の分際で申し訳ありません」


「サイモンが謝ることはないわ。

教えてくれてありがとう、ヨハンに話してみるわね。今日の夕食後にわたくしの部屋に来るように伝えてちょうだい」


そして、夕食後

「ヨハン、何か胸につっかえてる事があるのではなくて?」


「サイモンが言ったことは気にしないで下さい、大丈夫です。これ以上伯爵家の迷惑にはなりませんから」


「・・・では、こう言うのはどうかしら?

我が家の使用人がカレッジをギリギリ合格できるくらいのアホの子なのよ。

勉強を見る家庭教師兼付き人として、カレッジに来てくれる人を探してるの。

従者として行く事になるけど、部屋はわたくしたちと同じ兄妹で使用する区画だし、気心知れた人がいるとサイモンも安心じゃない?

サイモンは、ああ見えてメンタル弱いでしょ?

いつも誰かさんが茶化してイジメてあげてるから、少しは免疫がついて来たけどね!フフフ」


「お嬢様・・・」キラキラ感動してる


「それにアンナの事、わたくしが不安になるのよ!ヨハンがいてくれて、アンナの面倒も見てほしいわ!使用人の集まりとかルールがあるでしょ?アンナそーゆーの忘れそう・・・」


「お嬢様・・・僕がいないと皆さん困りますね!仕方ないから一緒に行ってあげますよ。

もうホントにみんな、仕方ないなぁ、グスッ」


まあ、ツルペタな胸で好きなだけ泣いとけ。


「ヨシヨシ、イイコイイコ

ヨハンは賢いから色々と考えちゃうのよね?

アンナみたいに自由にできないし、サイモンみたいに考えが浅いわけでもないから。

でも、やりたいこと我慢してもつまらないのよ?

無謀と無茶は違うの、頑張って無茶するほうが人生楽しいのよ。

絵だって描くのが好きなんでしょ?

ヨハンいつも楽しそうに描いてるもの、大使が持って帰った時も嬉しそうだったわ。

カレッジで描けばいいのよ。ミネルヴァにスチュワート商会の支店があるらしいわ、いつでも絵の具が届くわよ」


アンナとサイモンの面倒も見つつ、従者の仕事をして休み時間は絵を描かす。

俺のやってることは、無謀と呼ばれる部類だな。耳障りの良さげな事言ってるけど実際はブラック企業の腹黒い上司だ。へへ


「やっぱりお嬢様にはかないません、僕の面倒はお嬢様が見て下さるのでしょ?どこまでもお供しますから、一緒に連れてって下さい」


ヨハンが跪いて俺の手をとり、おでこにつけた。

臣下の礼だな。

涙を拭いて顔をあげたヨハンは、胸のつっかえが取れて元気そうに笑ってた。


おばあちゃまを説得して、無事に行ける事になった。


ヨハンに一欠片、おばあちゃまに一欠片チョコをあげていて。お母様にも一欠片あげたらチョコが無くなってしまった。


ロバートさんにメッセージを送ると、やっぱり材料が無いと言われた。

そうは言っても、あの人隠し持ってるだろうな!


カインが、カヤックが帰ってきた事を知らせてくれたからチャットを開いた。



【街作りダンジョン会議室01】


カイン「さすがに、友達の話題だとちゃんと来るんですね?」


ロバート「無事に帰還できて良かったですね」


俺「カヤック達におかえりーって伝えといてよ。こっちのピッピもう野球ボールくらいになった」


カイン「サンダーはまだゴルフボール大のままです、何が違うのですか?」


俺「毎日俺の頭に乗せてる。魔力それで流れて行くらしいよ普通にパン屑たべてる頭にクズ落ちるし」


カイン「カヤックにーちゃんが、マリーウェザー様ありがとうって言ってます」


俺「おお!なんだそこにいるのか

元気そうで何より、無事についてよかったね」


カイン「ちょっとヤバい事になってるらしいです、聖杯伝説がw

賢者の弟子って奴が現れて、この聖杯は賢者しか使えないと公言してます。賢者を探してるんですがあの最奥の間じゃないと奇跡にならないとも言ってて祭壇が出来そうです」


ロバート「シスコンさんのせいですよ!」


俺「アチャー」


ロバート「コラ!」


俺「可愛い生娘が来たらいいね」


ロバート「他人事みたいに!」


カイン「聖女の奇跡を今一度この目に焼き付けようと言う輩もいるらしいです。

乳を揉んだとも言ってるそうですw」


俺「引くわー、ってか賢者の弟子汚れてんだな?婬奔なお国柄なの?」


カイン「あの、にーちゃんが会って話したいそうです」


俺「条件がある!

カカオ寄越せ1トンとか無理かな?ロバートさん折半しません?」


ロバート「カカオは言うと思いました

折半は、単価によるとしかチョコもう無くなったの?」


俺「家の女性陣と手下の口に、コンスタンツェ様が萌えてました

高級宿に出したいのでしょう」


ロバート「卸し先に迷いがない」


カイン「さすがにトンは無理ですけど、ある程度なら何とかするって。大使が祭壇を本当に壊してしまったらしく、大変な事になってるそうです」


俺「また俺のせいなの?なんかゴメン」


カイン「また?!」


ロバート「アチャー」


俺「賢者さんの祭壇壊したんじゃないの?」


カイン「何でわかったんですか?賢者信仰が出来てます、間違って他所の祭壇壊して大使が捕まりました。にーちゃんが大使を助けて欲しいそうです」


(5分経過)


カイン「あれ?繋がってます?返事が来ない」


ロバート「繋がってます、ちょっとケーキ焦げてて」


俺「ごめん、幼児だから眠くて

聖杯は、清い人が傾けたら出てくるんだよ?大使に傾けてもらえば?新弟子になれるんじゃない?」


カイン「カカオ豆用意して待って行きますから3日後の夜にダンジョン来てください」


ロバート「3日後はちょっと無理です夜中まで会議が入ってます」


俺「じゃあ俺行くよ」


カイン「にーちゃんが感謝してます」


ロバート「カカオ豆よろしくお願いいたします」


俺「生チョコが食べたいです、レンジ・マミィ様!」


カイン「レンジ?w」


ロバート「おやすみなさい」


ー ロバート さんが退室しました

ー マリー  さんが退室しました




カカオはどのくらい手に入るかな?

3日後が楽しみだ!

アチャー

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