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俺の異世界冒険記!  作者: ワシュウ
領主の娘 領地に行く
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別れだと思ってない

俺がハッサムに抱き潰されて伸びていたら、なんと!なんと!


ロバート

「リカバリー

おっ、使えた!やっぱり使えると思ったんですよ。この街ダンジョンの神器が外でも使えたのでもしかしてと思ったんです

マリーウェザー様大丈夫ですか?」


俺「・・・大丈夫じゃないです」


ロバート「え、まだどこか痛いですか?私のリカバリーは聖女の回復に比べると落ちますね」


俺「全然大丈夫じゃないです!

だって俺、回復魔法使えないもん!何でロバートさん魔法が使えるんですか?え!じゃあフライも?

あー!あのダンジョンの参加資格まだないから?

あのアバターもダンジョンボードも借り物だから、あのダンジョン内でしか使えないの?

くぅ~、魔法使いって現実では最強チートじゃないですか!

うらやましぃ〜くぅぅ」


俺は膝から崩れて悔し涙を流していた。


俺「13歳の挑戦資格まであと8年、長い!遠い!早く大人になりたい!くぅ」


ハッサム「早く大人になって下さい!」


俺「うるせぇ!お友達とは裸で抱き合ったりしないんだよ!この野郎!おりゃ!えい!」


ハッサム「くすぐったいです、その、無邪気に戯れて下さってありがとうございます。

小さい子に懐かれた事がないので、どうしたらいいかわかりません」


俺「痛っ!お前固いんだよ!殴った手の方が痛いじゃないか!うわぁーん!

ロバートさん手をひねっちゃった治して下さい!俺も回復魔法使いた〜い!」


ロバート「リカバリー・・・もう、諦めなさい。

子供がだだをこねてるようにしか見えませんよ。8年後には使えるようになるじゃないですか。

それにマリーウェザー様には可愛い眷属がいるじゃないですか」


カイン「そうだよ、8年なんてあっと言う間に過ぎるって。30代は転がるように過ぎたからね?

僕も魔法使いになりたかったなぁ。

まあ盗人シーフってリアルだとそこまで悪くないけど?ふふん」


ドヤ顔してるけど、お前30代でもなかったん?怖〜っ!ロバートさんも引いてる。


俺「もう帰る!外を見ろ!

夜明け前とか子どもの起きてる時間じゃないし!くぅ!・・・フン!

幼児の超回復でわたくしのお肌は2時間も寝たらプルプルですけど、二十代みなさんはくまができたりお肌が荒れたりするのではなくて?

明日に響きますわよ?夜食とかも胃もたれしませんこと?」


スコット「マリー、そうだね、もう眠たいでしょ?マリー寝たら朝までぐっすりだもんね

こんな時間まで僕らに付き合って起こしてごめんね、家の人達に見つかる前に帰って寝よう」


そういって、スコットも上がり体を拭き始めた。

それにつられるようにみんなも出た。

マリアンヌが俺を膝に乗せてその辺の石に腰掛けた。人肌の体温とかじゃないんだけど俺は眠くなってきてコックリコックリ船を漕ぐ。


カイン「あの、僕と彼女どうしたらいいですか?」


ロバート「あの生贄の娘さん大丈夫でしょうか?私の魔法じゃ目覚めないですね」


俺「ああ、忘れてたわ

変なのに取り憑かれてたけど、ちゃんとお祓いしたから大丈夫だと思いますわ

全部、悪い夢でも見たと思ってもらったほうがメンタル的にも楽かもしれませんわね?

あの洞窟までなら送りますよ?その娘にも家族いますよね?心配して探してないかしら?

洞窟の入口付近でかまいませんこと?

それにレベル上げするならカインはあっちの方がいいと思いましてよ?

挑戦者あなたが入るとトラップが発動してゾンビがでますから装備を整えておくことを進めするわ。

こちらのダンジョンって、領主とか商人ならレベル上がってくけど、異国情緒ある移民の子どもだとモブに紛れてしまうのよ」


カヤック「あの聖杯どうなっちゃうんでしょうか?」


ロバート「マリーウェザー様のインチキで私が賢者にされてしまいましたね!全く!

悪用されないことを願うしかないですけど、不思議な力を賜るとかじゃなくて、ただの初級回復アイテムですからね。

軽傷は治っても病は微妙なところです」


俺は「次からは賢者宛に貢物が届くかもしれませんよ。生娘が生贄にされてますからね。

もし届いてしまったら、わたくしがあの洞窟までは送ります。

孤児や奴隷だったなら開拓区で受け入れてもいいと思いますわ。

おにーさまもそう思いませんこと?近くの森で孤児がよく見つかるそうなので。

彼らには泡の実でシャンプー作ってもらってますから

グスコーブ商会のシャンプーは貴族向けですわね、香りが違いますもの。

こっちは平民向けのシャンプーですわ。

棲み分けができてよろしいですこと」


カヤック「あの、大使にこのことは?」

ハッサム「無論報告せねばなるまい?」


俺「言わなくていいんじゃない?

大使が嘘をつかなくていいように、知らなければ嘘はつけませんから

今回のことは、君たちの心に仕舞っておきましょう。スペクタクルな夢を見たのですよ。

その聖剣は、おにーさまにもらった事にしといて下さい。

おにーさまもどこかで拾って邪魔だからあげたとか適当に合わせといて下さい。

私が授けたとか間違っても言わないで下さい!

私もどこかで拾って来ないといけませんけど、幼児が拾うには無理があります。おふた方よろしいですわね?」


スコット「マリー眠そうなのによく喋るね

僕が拾っても無理があるけど、聞かれたらそう答えるよ」


眠たいから必死で喋ってるんだよ。喋ってないと寝そうだ。


カイン「なんで洞窟までなんですか?家からちょっと遠いんですけど?

どうせなら近くの村まで送って下さいよ。僕はともかく、病み上がりの彼女が可哀想じゃないですか?」


俺「1度行ったことがあるところしか行けないわ。

馬車ごと送るからそのまま乗って帰ってくれる?

一回帰って馬車用意してもらえるかしら?」


スコット「多分大丈夫じゃないかな?

カヤックさん達が乗ってきた馬車って1台でしよ?お土産用の馬車を用意してるよ。その、あの絵が大きすぎて邪魔だからって」


カヤック「そうだ、あの絵があるから帰りも大使が上の空に違いない。

俺らの荷物を先に届けたって乗って帰ればいいっスよ!あそこからすぐの所に街道があるから、最初の関所で俺らの手紙を出して通してもらえばいいです。大丈夫です誤魔化せますよ」


ロバート「外が明るい!」


もう気力が無くなってきたからマリアンヌに頼んであの少女を落し穴に入れてもらって

皆で穴に入った。


ロバート「私は足湯の所まででいいです

まあ、また何かありましたらメッセージしてください1日一回は見るようにしますから」


カイン「あ、そう言えばメッセージでやり取りできるんでしたね。

なんか異世界でもオンラインゲームしてるみたいです。現実リアルだけど」


俺「とりあえずロバートさん足湯です」


ロバート「それではお先に」


俺「カインさん穴にいとく?それとも布団で寝たい?」


カイン「布団で寝たいですけど?」


俺「じゃあ見つかんないように」


俺は少女を残したまま、他のメンバーを出した。


カヤック「それではおやすみなさいも変ですけど、また朝食で」


ハッサム「その、おやすみなさい、失礼します」


俺は手を振って見送った。


スコット「カインくんはどうするの?」


俺「一緒に布団で寝たいそうです。ベッド大きいし3人で寝ましょまう

アンナに見つかるとうるさいのでスコットおにーさまの向こう側で寝て下さい。もう眠たくてムリです」


カイン・スコット「「え!?」」


3人で寝ました。あ、マリアンヌ人形も枕元にいるからな。




アンナが起こしに来てスパイスの香りがしていた

「お嬢様起きてください!

スコット様も今日もよく寝てますね!

お客様がいると気をはるんですね、まあ忙しいですけどね!

お嬢様、朝食のスープは、

スパイスを少しだけ入れたスープがいいか、いつものスープがいいか選んで下さい。

スパイスが少しだけの方は肉が入ってます!」


「いつもので」


「僕もいつもので」


「今日もピッピと寝てたんですね?

窓開けときますね」


スコットがギョッとしてた

アンナは布団の膨らみがピッピだと思ったらしい。


「料理長にパンをいっぱい焼いといてって伝えて?

多分、帰りにお腹すくと思うわ。持って帰ってもらいましょう。

焼く時間かかるでしょ?すぐに伝えてちょうだい、美味しいパンか味見してくれる?」


アンナが出ていく


スコット「マリー、ピッピの卵が割れてる!どうしよう!」


布団をまくると、なんと怪鳥の雛が二匹いた。

一匹はピッピのピンク色でもう一匹は黄色の普通の雛だった。


俺「孵化早いですね」


スコット「あの温泉に一緒にいれてたんだ、そのせいかな?」


多分そのせいだけど、鳥の卵温泉いれたらあかんやろ!

間違って温泉卵と思われて食べられなくてよかったよ。

黄色い方が、カインの頭にのってつついていた


俺「この鳥こうやって増えていくのね」


黄色い雛は俺やスコットが触っても怒らないけど、カインの頭に戻りたがる。

え?俺また雛鳥の親になれなかったの?何なんだ!


カイン「うぅん、はっ、ここは?」


俺「起きたか?その雛持って帰って?」


ピッピの片割れだと説明すると、黄色いからサンダーとかかなってめっちゃ喜んでた。


俺はスコットに着替えさせてもらって、髪もブラシ入れてもらった。


スコット「あんまり寝てないはずなんだけどね、温泉のおかげかな?ぐっすり眠れて疲れてないんだよ」


カイン「僕もです。なんだか目覚め良くてスッキリしてます。頭を洗ったおかげかもしれません」


スコットは雛ピッピと自分の部屋に戻った。


カイン「あんたたち兄妹キモイくらい仲良いいね?シスコンにブラコン?」


俺「まあな、後でご飯持ってくるけど、まだ寝てる?それともどっか行ってる?

街の近くに俺の職場の工房があるんだよ

手紙書くから、それ持ってそこで待ってる?」


カイン「・・・その、すまなかった。

ダンジョンで色々と言って悪かった、あんたの兄いいヤツだな。

俺みたいな知らないヤツと添寝してくれて、抱きしめてくれて。兄ちゃんいい匂いがしたし。

この世界に来て1年ちょっとだけど、初めてフカフカの布団で寝れた。あんた前世よりいい暮ししててズルいな?

まあネットもテレビもないけど。

ってゆうかさ、その年でもう働いてんの?羨ましく見えてもこの世界やっぱりブラックなんだ」


俺と間違って抱きしめて寝たんじゃねーの?

いい匂いがしたのは認めるけど、もう二度と添い寝なんかさせないからな!


俺「そうか」


色々と言ってやりたかったけど、言葉が出て来なかった。コイツは今から隣国に帰るからな、何を言っても嫌味に聞こえそうだ。


そして、工房で待つことになり、手紙に隣国の客人で後で迎えを寄こすから丁重に預かって欲しいと書いて落し穴に入れて工房の近くにカインを出した。

ついでに朝食も出しといてと書いておいた。


更に手紙をもう一枚書いて

カヤック達に帰りに工房に寄ってカインを回収してもらうことにした。

もしじーさんが同行しようとしたら、ゆっくり街を観光してみたいと言えば気を使って見送ってくれるだろう。


屋敷の侍女に手紙を書いたけど大使のお供どっちでもいいから渡して欲しいと頼んだ


カヤックとハッサムは案の定、20代の2人は眠たそうにして朝食を食べていた

カヤックは視線が合うとニコっと笑ってウインクくれるがハッサムは顔を赤くして支線を下げた。相変わらず性格も固い奴だ。


大使がヨハンに絵をありがとうと大袈裟に喜んでいて、ヨハンは逆に凄く恐縮していたけど、

俺とスコットがヨハン画伯と持ち上げて褒めたら、照れて満更でもない顔をしていた。

いかにもな少し丸みのある絵で、神殿の柔らかい感じがヨハンらしいと思った。


じーさんが領地のはしまで見送ろうと言い出したけど、ゆっくり観光してみたいのでとカヤックが断っていた。手紙はしっかりと届いたらしい


カヤック「マリーウェザー様スコット様お世話になりました。

もし我々の国に来ることがあれば、街をご案内いたします。

この2日間のことは、生涯忘れない思い出です。ありがとうございました」


カヤックが涙をためて挨拶するからこっちも、もらい泣きしそうになる、湿っぽいからやめろよ。

大使がヨハンに涙を流して感謝していたから、カヤックの泣きそうな顔が目立たなくてよかった。


スコット「お元気でお過ごし下さい、こちらこそありがとうございました」


俺「道中お気をつけてお帰り下さい、旅の無事をお祈り申し上げますわ ごきげんよう」


令嬢のカーテシーで挨拶終わり。

貴族ってこんな時寂しく思うな握手の一つも出来やしない。


門の所で馬車が見えなくなるまで見送った。

スコットが俺の頭を撫でてくれて


「なんか色々とあったけど、楽しい人達だったね

マリー大丈夫?

小さな後ろ姿が寂しそうに見えたから。

そう言えばカインくんは?まだいるの?」


「すでに工房ですわ

おにーさまも行きますか?カインさんを荷馬車に乗せたらその馬車をダンジョンに送ります

私はダンジョンの外を知らないのですわ・・・」


「僕はいいよ。2人していなくなったら変に思われない?」


俺は工房の裏手に出て馬車を待った、程なくして馬車がついてカインが出てきた。工房の人達に挨拶をしてカインを馬車に乗せた所で出て行って声をかけた


俺「この馬車をカインと少女を乗せてダンジョンに送るよ?」


カヤック「マリーウェザー様!え!」


俺「静かに!」


カヤック「あっ、すいません。先回りしてたんですね。今生の別れだと思ってたのに・・・すぐに会えましたね。

あ、大使に見つからないように!まあ幻でも見たことにしてもらいますが

大使はあの絵をずっとながめてます・・・」


俺「あんまり目立ちたくないからとりあえず馬車に乗せてよ。

少女を寝かせるだけのスペースあけて?」


カヤック「ハッサム呼んできますさっきまで泣いてたんです」


俺「別にいいよ、関税かかりそうな荷物とか、こっち入れといたら?公爵領って関所通る時高いんじゃないの?

馬車を送ってくれるアルバイトを見つけたって大使には言っておいて?」


カヤック「あ、はい」


カイン「この鳥って何を食べるの?」


俺「赤い実食わせてたけど、何でもいいんじゃない?魔力で成長するから。

カインさんの魔力吸って大きくなると思う。」


その後、ガサゴソして馬車に毛布を敷いて少女を寝かせた


俺「じゃあ本当にバイバイだ。カヤック元気でな?

貴族って挨拶の時に握手も出来ないのかって寂しく思ったもんだ」

俺は手を出して握手を求めた


カヤック「俺たちの国ではこうやって別れを惜しむんですよ」


カヤックは握手した手を引いて、ギュッとハグをした。

まあ、俺の体が小さいから抱っこだな。


カヤック「マリーウェザー様

色々とありがとうございました。俺たちずっと友達です。大人になっても俺のこと忘れないで下さい。

お 元気 で グスッ」


俺「カヤック泣くなよ〜、グスッ幼児は涙もろいんだようぇーん泣いちゃうよバカー!

あ!邪教が祭壇組んでたら大使に言って壊してもらって?あの大使なら壊してくれそう。

聖女おれが正式に認めるよ!聖女の祭壇は壊してもいい」


カヤック「マリーウェザー様って何だかまた、あの遺跡に呼ばれそうですね。案外すぐ会えたりして」


やめてくれよ!


カイン「僕がレベル上げする時に呼んだら来てくれないの?経験値周回ボスってあのアンデットでしょ?

墓のドロップも僕が拾うし?行きましょーよー、マリーウェザー様ぁ。

もう動かなくてターンアンデッドって叫んでるだけでいいですから?ね?」


カヤック「え?」


俺「お前も期待した顔をするんじゃあない!

面白そうだけどな!いや面白そうだけどね?変な噂になっても困るだろ?

聖女のいる洞窟とか言って観光地化して御参りされても困るしね?

イヤイヤ行かないよ?また祭壇組まれちゃうよ!

だいたい、カインさん自分が供物にされたの忘れてない?10年後の受け取りだったら大変な事になってたからね?

せっかく色々と賢者ロバートさんに押し付けたのに!やだからね?」


カイン「この人土下座したらヤラせてくれそうだ。中身はともかくあのムチムチは良かった。

にーちゃん押しが肝心だからね!

この人なんだかんだ押しに弱いよ頑張ってね!

僕応援してるよ!」


カヤック「カインありがとう、にーちゃん頑張るからハハハ」


俺「お前らもうヤメロよな!

じゃあ本当にバイバイだ!風邪ひくなよ元気でな」


カヤック「はい、また待ってるッス 大使とハッサムと会いに行くッス」


カヤックに馬車を降りてもらい、馬車を人気のないところまで進ませて穴に落とした。


俺「じゃあ達者でな」


カイン「にーちゃんの時と全然違くないですか?僕にもハグしてくださいよ。まあ幼女とハグしても何とも思わないけど」


そして隣国の洞窟ダンジョンポイした。



俺は部屋に戻ってアンナが探しに来るまで爆睡した。

フラグ立ちました。

カインの誘いは断れるけどロバートさんの誘いは考える

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