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俺の異世界冒険記!  作者: ワシュウ
領主の娘 領地に行く
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隣国のダンジョン生贄編2

俺は次の新階層に行くためにハシゴをのぼった。

うっかりだ、むしろブーツだと登るのが遅いから気を使って1番に進んだんだ。自分の白いガーターベルトのパンチラを忘れてたんだ!


ロバート「フライ

シスコンさん、ちょっと女の子なこと忘れ過ぎじゃ無いですか?もっと愼みなさい!」


ロバートさんがフライで飛んできて、ハシゴの中程から俺を抱えて上に向かってくれた。


俺「あ、すいません忘れてました。俺もフライ欲しいです・・・魔ウンテンさん?」


ロバート「あ、駄目!振り向かないで!好きになっちゃいそう!

シスコンさんノーブラじゃ無いですか!初めて女の子抱きしめたけど、全身柔らかい。

オッパイが腕に乗ってる・・・あ、女の子の良い匂いがする。

シスコンさんってわかってるけど!いや君、無防備過ぎない?

それに、あの居合抜きは何?すごく格好いいけど!太ももズルくない?」


ドン引きですよ、こんな時に何いってんだこのおっさん!


俺「あの居合抜き!わかりますか!!昔、動画で見て練習してたんです!

いやぁ~異世界で出来ると思わなかったです!

俺どんなんでした?格好いい?イカしてました?」


上に着いて、床におろしてもらったけど最初に口から出た言葉がコレだよ!俺もたいがいだな。


すると、日本刀が俺と魔ウンテンさんの目の前をにゅっと入ってきて、マリアンヌが殺人鬼みたいな顔で『おい、離れろ』と怒ってる。


俺たちはスッと離れて、魔ウンテンさんは両手を軽くあげて降参のポーズをとった。


「落ち着きたまえ、マリアンヌくん

心配しなくても、私には彼女が2人いる!

前にも言ったが略奪愛は趣味じゃないんだ。大丈夫だ私は君たちを応援してる。

頑張りたまえ!」


『フン、どーだか!

お前もお前だぞ!簡単に他のやつに触られるなよ!特にそいつ!僕は嫌いだ!僕の知らないお前を知ってる!ムカつく!』


「落ち着けって!

あ、チョコレート食べる?ほら、剣を仕舞え、こっち来なさい口開けなさい!多分美味しいよ?」

俺はパキッとかじって半分をマリアンヌの口に近づけた

バニラの香りがする!お高いチョコの香りだ!


『フン、はんぶんことか今更だ!全然嬉しくないからな!』

ハムっと俺の指ごと口に含んでチュッと離した

そーゆーのどこで覚えて来るんだろう?

これが好きな彼女とかだったらムラァっときたりするのに残念だよ。


『甘いな・・・魔力が回復してる!なんだよこれは?』


俺・ロバート「「え!」」


俺は魔力が回復してるのか、さっぱりわからなかったけど魔ウンテンさんは持ってたチョコを一枚食べながらダンジョンボードを確認した。


ロバート「本当だ!チョコにこんな効果があったとは・・・なんだろう?どの食材だ?」


俺「レンジ・マミィのチョコだからじゃ無いですか?

ダンジョン・コアの神器ですよ?

ロバートさん、毎日食ってるからそのうち不老不死にでもなりそうですね」


ロバートさんが考え混んでるうちにみんなハシゴを上がってきた。


カイン「この礼拝堂の中心で賛美歌を歌うと隠しアイテムが出てきます

一小節でもいいので歌って下さい」


俺「え、わたくしに言ってるの? 無理だよ知らないもん。魔ウ・・・ロバートさん歌えますか?」


ロバート「クリスマスソングなら、もろびとこぞりてとか賛美歌でしょ?

も〜ろ〜びと〜こ、ぞ、り、て〜、フンフンフンフン♪」


俺「・・・ロバートさん知らないじゃん!

あ!アメージング・グレースなら一小節くらいなら歌える!

カヤック、ハッサム!お前ら歌える?」


カヤック・ハッサム「「歌って下さい!」」

2人が顔を見合わせて頷き答えた。


俺は大昔に学校の英語の授業で習わされテストに出たアメージング・グレースを歌った。

意味はもう忘れちゃったけど学生の頃習った歌ってなんか覚えてたりするよね。


大きく息を吸って――…


自分の口から、女の声が聞こえて自分でびっくり!

今まで喋ってたけどさ。

俺ってこんなに歌えたっけ?

聖女コスプレだからハマりすぎてるだろうな


歌ってる途中から寂れた礼拝堂の空気が震えて俺の立ってる場所から、薄汚れた床が綺麗に正常化されていき光り輝き出した。

みるみるうちに全体に広がり、汚かった壁や天井が本来の白さを取り戻し、ボロボロの扉が白銀の縁取りの扉に変わった。


神殿の波動?みたいな正常化された空気の中、正面の教卓?説教台に光る神父さんが薄っすらと現れて

『祝福があらんことを』

そう言ってまたフワリと消えた。

かわりに説教台に宝箱が出現してカインが開けた


俺「お前消えてなかったのな、良かった

なんか俺の歌で浄化されてたら悪いなぁって思って」

『僕は悪霊じゃない!消えるかよ!

せっかくの聖女感が失せるだろ、お前凄かったのに!

歌ってるとき、お前自身が光ってたんだ!

いつもちょっと光ってるけど、さつきのは凄かったのに!僕の感動を返せ!』


カヤック・ハッサム「「聖女様!」」

2人が跪いて拝みだしたから聖女って言わないでと立たせた!


スコット「今の本当にマリーなの?

何だか別人に見えた。その、意味はわからないけど素晴らしい歌で感動したよ!

ピッピの体も一緒に輝いてたんだ。

やっぱり聖鳥なんだね。」


あの怪鳥も光ってたの?フェニックスっぽいもんね飾尾羽欲しいなぁ


俺「フフ恥ずかしいです

お耳汚し失礼いたしましたわ」


ロバート

「素晴らしき神の恵み、なんと甘美な響きかな。

私のような人でも、救われた。

私は見捨てられていたが、いま見出された。

私の目は盲目だったが、今は見える。

こんな意味だよ」


俺「俺の習った意味と、なんか違いますね。

年代で違うのかな?」


ロバート「君まで私をおっさん扱いしないでくれ!」


俺「別にしてませんよ

和訳なんてレコード会社によってマチマチですから」


カイン「ちっ、僕では装備出来ませんでした」

と言って、宝箱を渡してきた。

小さな声で舌打ちしてたけどカヤックに聞こえてるぞ?


中身は聖杯っぽいアイテムだった。


ロバート「回復の聖杯だ!

清い人・・・膳とか光とか聖属性の人が持って傾けると聖水ポーションが出てくるみたいだ。

わっ、私でも使えるの?私でも清い人なのか?

どういう判定基準なんだ?」


あんた童貞きよいひとじゃないか。

魔ウンテンが聖杯を傾けたら水が滴たり落ちていた。


俺「なんでカインくんが使えないの?

もしかして、もう済ませたの?ねぇ早くない?」


あー!

よく見たら子どもの姿なりをしたおっさんじゃねーか!何なのドワーフ?ホビット?

魔ウンテンさんより年上じゃね?ちょっとキモい

こんなんがカヤックの弟なの?

あ、孤児拾って来たんかな?

こりゃ済ませてるな!コイツは非童貞だ!


俺「その聖杯は童貞だと使えるんだよ!カヤック童貞か?」


カヤック「なんでそこで俺に振るんですか!違いますよ!」


違ったんだ、そうか。


俺「ハッサムは?」


ハッサム「す、すみません。私は・・・汚れています」


俺「別に非童貞が汚れてるとか、非処女が中古とか思ってないからね?

俺はそーゆーの本当に気にしないよ?

中身が大事だよ。今まで生きてきて、そーゆーのがあって今の自分があるんだからね?」


カヤック「た、大使は童貞です!

13歳の時に拷問で潰されて、この前の聖女様の御業みわざで治ってからまだ使ってませんから!

大使は清い人です!」


拷問で潰されてたんか・・・いゃぁ

ロバートさんとカインがキュッってなってた


俺「・・・じゃあ、これ

帰ったら大使に預けとくから使ってもらって?

わぁ、俺が持つと溢れてきた」


俺はアイテムボックスに入れて濡れた手を振った。

何となくだけどマリアンヌに水滴が当たるとジュワッと火傷しないかな?


カヤック「大使は一生童貞か・・・気の毒に」


そこ!そんなこと言わないの!

魔ウンテンさんがさっきから無表情でクソ怖いんだよ!


その後、礼拝堂の外に出て次の敵が湧くまでのインターバルにカインが墓荒らししてアイテムを回収してた。

俺とロバートさんは、いいものあったじゃんへぇ~と見ていたが他のメンバーはドン引きしていた。

特にカヤックは弟の豹変ぶりにショックを受けている様子だった。

俺もスコットにこんな思いをさせているのかと思うと罪悪感が湧いてきて胸が痛くなった。


でも拾ったアイテムは見せてもらう。

破魔のネックレスとか魔力が上がる腕輪とか妖精の声が聞こえるイヤリングとか細剣レイピアもあった。

何よりコイン?銀貨とか金貨がたくさん落ちていた。墓場のゾンビを倒すとドロップするようだ。

棺桶に一緒に入れてたんかな?

前回の分と合わせてかなり拾っているように見えた。


ロバート「やはり盗人シーフがいると違いますね。拾うのが早いものだ」


本当にね。俺なんてそういうの拾わずに先に行っちゃうタイプだから


カイン「にーちゃんこれで土地を買って皆で暮らせるよ!お母さんも治せるよ!」


あ、ちゃんと弟キャラしてる!まあ妹キャラしてる俺は人の事言えないけどね。


俺「カヤックのお母さん病気なの?壊血病?」


カヤック「いえ違います

その、酒に酔って階段から・・・

あ、いえ何でもないです気にしないで下さい」


ハッサム「・・・カヤックの父と兄や姉が死んだから母親が酒浸りになったんです」


カヤック「ちょっ、言うなよ!」


ハッサム「カヤックは末っ子でした。

父親と上の兄姉が皆、重税に耐えかねて飢えや病気や戦で死んでしまって、そこのカインが現れるまでカヤックは家の事も仕事も全部一人でやってて。

以前の戦で左腕が斬られ落ちてしまったのですが、それもこの前の聖女様の御業で癒やされて・・・

私たちは皆感謝してます。

それを邪教どもが生贄を捧げるなどと!

実際に送られても生贄なんてもらっても困るだけだと、今になって思い至りました」


スコット・ロバート「「・・・・」」


現代っ子の俺たちには重すぎる話だ、邪教潰そう。


俺「なんかゴメンネ。俺、昨日お前に末っ子とか言っちゃって・・・上が死んだから長男になってたなんて、知らなかったんだけど(自分に似てるとか思って)ごめんなさい

カヤックめちゃくちゃ苦労してんだな」


カヤック「そんな!俺は別に気にしてませんよ!

むしろ末っ子って言い当てられて本当は嬉しかったんです!

俺の中で、ちゃんとにーちゃんねーちゃんが生きてるんだって気がして、それがわかって泣きそうになって。

誤魔化すために長男って言っちゃったんです!

俺マリーウェザー様と友達になれて本当に良かったって思ったんです!

・・・だから、そんな顔をしないで下さい。じゃないと俺が惨めだ」


俺「うぇ〜ん、カヤックめっちゃいいヤツじゃんか!俺ずっとお前と友達だよ!

離れて会えなくなってもお前と友達でいたいよぅ!

カヤックゥ~うわぁ~ん」

ねーちゃんってフレーズに涙が出て来た。

俺も大事な家族ともう会えないって思ったら泣けてきた。伊達に長年シスコンしてない。


カヤックが躊躇いがちに手を伸ばしてきて、俺はその胸に飛び込んだ。

15歳の体は抱きしめ合うのにとても居心地がよかったのだ。

静かに男泣きしてるカヤックが落ち着くまで俺も泣いた。

そして、顔が涙でぐちゃぐちゃで鼻も赤くて目が腫れてひどかったから

「お前(眩しいから)目をつぶってろよ」

とヒールをかけて元通りになった。

カヤックが照れて嬉しそうに笑っていた。


言い出しっぺのハッサムは気まずそうにしてて、スコットとロバートさんがグスッともらい泣きしてる中でカインは次の階層の扉を探していた。



ロバート「さて、次の階層は最奥の間だったかな?最奥の間って言うから地下か塔の先かな?」


俺「あ、前に来た時は礼拝堂のうしろは洞窟の壁でしたけど道が出来てる!

罠じゃなかったら行ってみましょう!」


少しだけ暗くなった洞窟を進んでいく。

怪鳥ピッピが光って見えるから先頭を行ってもらって、マリアンヌと俺とトモエがスコットの守りに入った。


カイン「スライムがわいてる!気をつけて!」

さっき拾った細剣レイピアで的確にスライムの核を攻撃してる。


え、めっちゃ動けるじゃん!さすが盗人シーフ


ピッピもファイアジャベリンでスライムを攻撃してて、当たるとドロリと溶ける。

ハッサムは何度か切りつけてスライムを倒していて、カヤックは三節棍もどきをこん棒のように使ってスライムを叩き潰してる。

ロバートさんは殿しんがりを努めている。


俺はスコットに寄ってコソッと話す

俺「今まで敵が死人ゾンビだから聖女が強く見えただけで、私は基本的に雑魚なのですわ

トモエのミラーフォースで弾き返せない敵が来たら戦線離脱しましょう?

敵前逃亡?いえいえ、私達は騎士でも戦士でもありませんわ!戦略的撤退というやつですわ」


スコット「そうだね。僕なんかが着いて来ちゃっても、何も出来ない足手まといなのに。

いるだけで皆の迷惑じゃないかな?」


ショボーンとしてるけどスコットいなかったらピッピも帰りそうだからいて下さい


俺「お兄様、巻き込んでしまってすみません。

でも私よりおにーさまの方が強いですわ!

ピッピに乗って指示を出してたではありませんか。

普段の乗馬がこんな事にいかされるなんて思いませんでしたわね。

私はピッピに乗って飛ぶのがちょっと慣れてなくて怖いです

おにーさまは凄いですわ!」

俺なんか癇に障ったら振り落とされそうだし。


ロバート「ダンジョンボードを確認してみなさい!さっきのでスキルが開放されてる

あ、魔法剣士がもうすぐ選択出来そうだ!

経験値を上げよう!」


ソレって、さっき俺のオッパイ揉んだから経験値上がったんじゃないか?もう触らせないよ?


俺はダンジョンボードを見るとスキルが1つ開放されていた。


【聖女の歌声】

聞くものの心を癒やす

暗示の解除 隷属の解除 憑依の解除

精神支配の解除 鬱の治療 沈着冷静効果

EDの改善 メンタル強化 


凄いの来たけどさぁ

モンスター倒せないじゃん!


俺「ダメです!攻撃系のスキルじゃありませんでした。暗示とかメンタルの解除系です

ここから先は、ただの回復要因として使って下さい」


ロバート「え、私がリーダー役なの?シスコンさんしないの?」


俺「この先は多分アンデッドいないんじゃないですか?クソザコがリーダーやってもねぇ?

"絶境の暁の塔"の時みたいに頑張って下さい」


ロバート「あれはゲームの話だからね?

実際の経験値豊富なあなたがしてくださいよ

さっきまで指示が的確だったじゃないですか」


俺「さっきまでは1度来た道でしたから、HP500代ですよ!すぐに詰みですから!

このパーティ火力不足だし」


カイン「ゴブリン複数だ!体制を整えろ!」


カインがリーダーやってる!よし任せよう。

俺とロバートは無言で頷いた。


俺「マリアンヌ、俺から離れるなよ!攻撃されたら俺すぐ死ぬからな!

トモエちゃんミラーフォースかけて」

『はっミラーフォース』


『僕が絶対にお前を守るから!絶対に絶対に死なせないから!死ぬなよ!』


前の方でカイン・カヤック・ハッサム・ピッピがゴブリン集団を相手にしていて、うち漏らしや飛び道具をロバートさんが「ウオーターウォール」とか「スタン」で動きをとめて、マリアンヌがトドメをさしてる。


ゴブリンって最初は邪教に攫われた貧民の子たちだったらどうしようと思っていたけど、緑とか紫色の血が出てたから人間じゃないと安心した。



戦いが長引く中、ついにピッピがゴブリンの矢に当り墜落してしまった


スコット「ピッピィィ!マリー、どうしようピッピが!」


届くかな?「ヒール」

あ、ギリギリとんだね。近づかなくていいなら俺ずっとここにいよう。

ついでに全員に「ヒール」を飛ばして


奥の手ってほどでもないけど、妖精直伝(見様見真似)の光の矢をいくつも展開した。


俺「みんな伏せなさい!」


伏せたかどうか確認せずに飛ばして、一本一本が地面をえぐる凄い攻撃になってしまった。

この矢の手加減の仕方がイマイチわからないから、やっぱり便利道具扱いでいいと思った。

ダンジョンのスキルとはまた別の法則なのかな?



俺「みんな無事?ピッピごと吹き飛ばしたりして」


スコットが、え?みたいな顔になり走り出した。

トモエについていかせて俺も駆けつける。

一応生きてたか!

「ヒール」


スコット「ピッピィ君にばかり戦わせてごめんなさい!もういいよ!僕たちの為に傷つかないで!」


いやいや、パーティ最大の火力だからね!最後まで酷使させるよ?


カイン「パーティ最大の火力ですから、無理です!弱い人は黙ってて下さい!

それともまた跨って戦いますか?

貴方を庇いながら戦わせてもいいならね!

全然使えないし!」


似た事を他人に言われるとイラっとくるな!


ロバートさんがいち早く空気を読んで

「まあまあ、ここで険悪な空気を出さなくてもね?」


それでもカインは止まらなかった。


カイン「それに貴女だ!なんですかさっきのヤバい攻撃!切り札の出しどころをわかって無さすぎません?

こんな洞窟で使うなんて馬鹿でしょ!ほら曇って向こう側が見えない!

もっと厄介な敵が現れたらどうするんですか?

そこの黒い影だって下げちゃうし。

キャラがいまいちつかめないし。

さっき攻撃系のスキルがないって話してましたよね!嘘ついてたんですか?

仲間に嘘つくとか、聖女なのにちょっとありえないです!」


俺「嘘じゃねーし!ダンジョンボードにのってない妖精の技だよ!

そこの黒いのもムラマサトモエだって俺のだからね?

ありえない?

じゃあもう帰るよ!

この国は俺らの国じゃないもん!他力本願もいいところだ!

お前の友達だろ?なんで俺が助けるんだよ?自分の友達でもないのに!

このコスプレ見て勝手に聖女像押し付けんな!

状況が変わったら撤退するなんて普通の事だよ!戦力揃えて出直しなんて当たり前じゃん!

知らん奴のために死にたくねーよ、こんなところで!

スコットを馬鹿にするなよ!スコットいなかったらピッピも来てないわボケ!」


カインがなぜかショックを受けたみたいな顔をしていた。

邪教に関しては俺のせいだから関係なくもないけどな。マリアンヌが俺のって所でドヤ顔してた。


スコット「マリー、僕の事はいいよ」


ロバート「ちょっと落ち着いて下さい」


カヤック「カイン、マリーウェザー様に謝れよ!」


ピッピ「ピィィィ!2人ともスコットいじめるな」


え?俺も入ってんの?

下手に庇うと余計に虐められるってやつか?なんかごめんなさい。



スコット「ピッピ動いちゃ駄目だよ、まだ休んでて」


ピッピ「スコット契約して」


ロバート「これの事かな?」

ロバートさんがさっきゲットしたなんかの指輪を出してきた、契約の指輪って侍従契約の事なの?


俺「ちょっと見せて下さい」

俺は指輪の断面をみた。よくわからないのをスコットに嵌めさせられない


ダンジョンボードを開いて

「ダンジョン・コアさん

楽しそうに見てるの知ってるんですからねこの変態!

ヤバい指輪の情報開示してください!使えないゴミアイテムだったらそのケツにぶちこみます!」


ちょっと強気に言ってみたらすぐに情報開示がされた。何となくだけど、ダンジョン・コア達ってどいつも構ってちゃんだと思う。とくにここってドMっぽいから。

普通、ダンジョンに呼び出し食らうとか無いからな


光の矢で前に修道女の衣装を作り直したみたいにヤバい指輪の情報を書き換えれるかな?

あ、出来そうだ。

予想通り指輪の装着者から魔力流れる仕組みになっていた。

指輪を縦に2つに割って、1つを魔力供給用にする。俺はATMでいいんだよ。

もう一つの指輪を契約者にする。

ピッピは元々酷使させる予定だったから、多少ダサくてもフェニックスの全身鎧フルプレートアーマーになってもらおう。

スコットのステータスを爆上げさせる為だ。

申し訳ないけど防御に特化しとく。今度は翼は忘れない。

聖属性の炎の剣士だな、なかなかカッケー!

聖女の衣装同様5分だ!アーマーは描きやすいからな。

いつの間にか背後にロバートさんとカインが来て俺の作業を眺めていた。

ステータスとかも見られちゃうんだけど、まぁいいよ。これが終わったら10年後までマジでもう来ないから。



俺「ダンジョン・コアさんありがとう

おにーさま、手を出して下さい」


スコット「マリーなにしてたの?その指輪どうするの?え、あの」


俺は、なんか癖でスコットの薬指に指輪を嵌めた。

そしてもう一つを自分で嵌めてMP半分ほど吸われた。大天使の息吹みたいな大技って今回はないから多分最後まで持つだろう。


俺「おにーさま、契約してください!」


スコット「え!」


俺「おにーさま、強い思いがあれば良いのです

守りたいとか強くなりたいとか何でもいいです」


って言ってる間にピッピが光ってスコットに飛んでった。

無事に契約出来たようだ。

ダンジョンでばえるフルプレートの炎の戦士だ!

剣を抜くと炎で出来ていた。


え?そんな仕様はしてないんだけど?

ダンジョン・コアの趣味だろうか?大天使の息吹同様オマケ機能か?

認めたくないけど、趣味が合うんだよな俺たち


スコット「鎧がとっても軽いんだ!凄い!わっ飛んだ!」


俺「おにーさま格好いいです!使い心地はいかがですか?」


カイン「なんなんだぁ!なんでそうなるんだ!

卑怯だぞ!そんな手があったなら最初っからしたらいいのに!

炎の戦士ズルい!

どいつもこいつもズルい!ズルい!ズルい!」


カヤック「カイン?落ち着けって」


カイン「にーちゃんだってズルい!可愛い聖女様に抱きしめられて!特別扱いされて!

にーちゃんが捕まってたら、この人も最初っからフル火力で助けに行くのに!ズルい!」


カヤック「・・・カイン」


カイン「僕も魔法使いになりたかった!ズルい!みんな嫌いだ!」

そのまま洞窟の奥に走り去ってしまった


ロバート「いかん、止まりなさい!

駄目だ追いかけよう。シスコンさんも大人気ないですよ?

・・・一仕事終えたようなスッキリした顔してますね、切り替え早すぎません?」


俺「MP半分持ってかれました。

大技ないんでいいですけど、長居は出来ないかもしれません」


スコットが翼でピューっと追いかけて行った。トモエをついて行かせてみんなそれぞれ走った。


当たり前なんだけど、女子でブーツでオッパイが揺れるから足が遅い俺はどんどん引き離されてしまった。

マリアンヌが隣にいなければ泣いてたかもしれない。


『抱っこして飛ぼうか?』

「お願いします!ハァハァ・・・わぁ!」

お姫様抱っこして空中を浮いた。マリアンヌの首に腕をまわして必死にしがみついた。コイツ細いから安定感なくて怖いんだよ


『お前を抱えて飛ぶのも悪くないね。必死にしがみついて可愛い奴だな。

あ、分かれ道だ!みんなどっちへ行ったんだ?』


『こちらにトモエの気配がしますが、あちらで戦ってる感じもします』

ムラマサが教えてくれる。

トモエはスコットについて行かせたから優先されるのはこっちだろ!


「トモエの所に案内しろ!」

『はっこちらです』


そして、なんと全員いました。


俺「あれ?あっち側でバトルしてなかったの?」


ロバート「え、こっちの奥は行き止まりです。

バトルって、誰か他の人がモンスターに襲われてるんじゃ?急ぎましょう!」


今度は、マリアンヌがいるから先頭を進んだ。

細腕でよく俺を抱えて飛べるな。やっぱ人間じゃないんだな息すらきれてないよ。

なんて使えるやつなんだ!

横に凄いとトモエが並んで飛び、開けた場所にでた。

最奥の間って言うに相応しい、コロッセオみたいなホールになっていた。

そこではモンスターが人間を襲っていて、剣や斧やハンマーで応戦していた。

近くにまだ生きていそうな怪我人がいたから、マリアンヌからおろしてもらい声をかける


中級ミドルヒール

大丈夫ですか?あなたはどこの誰ですか?」


「ゔゔゔ、殺す!殺す!」


回復させたのに、襲いかかってきた。

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