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俺の異世界冒険記!  作者: ワシュウ
領主の娘 領地に行く
66/372

魔ウンテン 三種の神器

スパイスの香りで目が覚めたら、アンナがお越しに来ていた。

「お嬢様!

朝食のパンを聞きにきました!

昨日のスパイシー肉をパンに挟んだやつか

生地の段階で挽肉を中に入れてオーブンで焼いたのと

油であげたのどれがいいですか?

油であげたのは熱くてザクザクでした」


すでに味見したんかい!


「普通にいつもの朝食でいいわよ。朝からスパイシーはちょっとね、お兄様は?」


「僕もいつものがいいかな」


アンナが厨房へ行くから、サイモンにヨハンの迎えを頼んどいた。


「おにーさま、大使様を足湯へ案内してくれませんか?長旅で足に豆が出来ているそうですわ」


「うん?そうなんだ、まあ隣国遠いもんね

・・・それも昨晩聞いたの?足湯は行かなかったんだ」


「混んでるじゃないですか、それに彼等は目立ちますし。

おじいちゃまに頼んで、人をかき分けて入れてあげて下さい」


「わかった、連れてくよ。」


そう言って俺の頭を撫でて、着替えに部屋に戻った。

俺は急いで魔ウンテンさんにメッセージを送った。昨日の夜はメッセージするの忘れたからな。

今晩辺りにスコットを連れて行そうかな。



朝食の時に、カヤックと目があったからニコっと笑うと、あっちもニコニコしてペコっと頭を下げた。隣のハッサムはビクッとしていた。

まあ、なんて言うかハッサムとは友達になれないかな。

昨日、露天風呂で見たときに腹筋エグかったし、自分よりイケメンとは友達になりたくない


スコットとじーさんがカヤック達を足湯に連れて行った。

見送るときにカヤックが頷いていた。足の豆が治った演技をしてくれるんだろう。


しばらくして、ヨハンが帰ってきてヨシュアとお付きの人を連れてきた。

サイモンから香辛料の話を聞いたんだろう。

多分だけど、アンナがサイモンに朝食の自慢をして、サイモンが昨日食べたカレーの自慢をヨハン達にしたんだろう。


「マリーウェザー様、こちらは僕の叔父でスチュワート商会の支部長をしています」

そう紹介されたのは色違いの狸だった。こっちのほうが黄色っぽく見える。

お父様とおばあちゃまに挨拶してる姿なんて、会長狸と瓜二つだ。弟狸だな。


ヨシュアは屋敷から漂うスパイシーな香りが気になるらしい。

アンナが朝に食べたカレーパンを自慢していて、ヨシュアとヨハンが羨ましそうにしてて、俺も小腹が空いてきたから人数分持ってくるよう頼んだら、なんと揚げたてがきた。

朝の残りは全部はけたんだな。


丸々一個食べると昼食に響くから、俺は半分割って落し穴にこそっと入れといた。

半分にすると中から湯気がでて香りがひきたつ。


「アチッ、パク、ハフハフ揚げたては美味しい、辛いけどやめられないわね」


ヨシュアも半分に割って

「これがカレーパン!なんて芳しいんだ!このスパイスの香りと中から溢れる肉汁が食欲をそそる!あげてあるから、表面がザクザクでこんがり色になってるんですね!

パク、ハフハフ、アッ、ハッ辛さが美味しい」

と食レポしていた。


サイモンのために米粉でオーブン焼きを用意してる料理長優しい。小麦粉の香りもいいんだよな。

食堂で子どもたちがぱくついてたら弟狸も来てヨシュアから半分もらっていた。

どのスパイスか聞かれたから、昨日のレシピをささっと描いて渡したら喜んでた。


大使がヨハンの絵を泣くほど感動して気に入ってるから譲りましょう、と話してヨハン先生すごーいと持ち上げておいた。

「僕なんかの絵を隣国に飾られるんですかね」

ヨハンは照れてうれしそうだったけど、俺はノリで描いてしまった白銀の衣装を少し後悔した。ちゃんとした聖女の描けば良かったかなと思わなくもない。

サイモンが苦笑いしていた。


そのすぐ後にグスコーブ商会が来たと連絡があり、俺宛にドールハウスのプレゼントがあるから見に来るよう言われ皆で行った。


そこには魔ウンテンことロバートさんもいた。

マックイーン子爵も来ていて、ホントは昨日いたんだけど俺がいそがしくて挨拶出来なかったからと改めて来たようだ。


「昨日はご挨拶も出来ずに 御無礼をいたしましたわ」

俺も令嬢のカーテシーをしてお礼を言っておいた。


「いやいや、ハハハ、なんと言うか、とんだパーティだったね。

紹介しておこう、こちら、ジョルジュの養子むすこでロバートです。シャンプーやハンドクリームの開発者です」


「初めまして

マリーウェザー・コルチーノでこまざいます

お噂はかねがね、お会いできるのを楽しみにしておりましたわ どうぞよしなに」


初めましてのていで挨拶をする。

ロバートさんはジョルジュに拾われて商会で働いてると挨拶をしてくれた。

昨日は温泉街の安宿にとまっていたらしい。

もしかしたら、ダンジョン・コアの露天風呂に行っていたのかもしれない。

カヤック達が来ていなければロバートさんと風呂に入っていたかもしれない。


ジョルジュのドールハウスを皆で見せてもらって、監修がロバートさんなんだなと何となくだけど思った。


ヨハン「細かい仕上がりですね、これなんて凄いです」


俺「木ならではの木目を上手に使ってるわね

この木は元々が白いのかしら?良い木ね」


ヨシュア

「凄いドールハウスだ、この人形は手足が動く!あ、椅子に座らせる為か・・・細かい」


俺「ジョルジュおじさま

素晴らしいドールハウスをありがとう存じますわ、フフフみんな夢中ですわね

この人形のチョコレートがあったら売れそうですわね」


チョコレートの人形というフレーズにヨハンがピクリと反応をして

売れそうに商人達が反応した


マックイーン子爵はお父様とおばあちゃまと話していて多分だけどあの開けた川沿いの土地に工事を建てる話だと思う。

弟狸が、自分たちも出資すると頑張って食い込んでいた。


ロバート「チョコレートですか、隣国の香辛料の中にカカオがありましたか?」


俺「ご覧になります?

珍しい香辛料がたくさんありますのよ。

アンナ、サイモン、香辛料を箱ごとおもちして、ヨシュアもみたいでしょ?」


今朝メッセージでカカオがあったからチョコレートの開発を頼んでいたけど、みんなに見せるための茶番だよ。

ロバートさんだけじゃなくて、ヨシュアやヨハンも興味しんしんだ。


ロバート「良かった、私が知ってるカカオの形だった。さすがに種なんて私も見た事なかったからね」

そうだよな俺もカカオの形だったからわかったんだよ。

多分だけど、カカオバターとしぼりかすの乾燥させたのが一緒に入ってそうだけど俺にはわからん


俺「出来そうでしょうか?」


ロバート「はい、多分大丈夫です

まあ、開発に時間はかかると思いますがね、実験するために少しいただいても?」

そう言うと、ジャケットの内ポケットから袋を取り出してカカオや他のを入れていく。

多分だけどアイテムボックスに入れたんじゃないかな。上手に使ってる。


すると、じーさん達が帰ってきて

みんなが大使に挨拶をして、輸送ルートや取引きの話になりテーブルのほうへ行った。


スコットはじーさんに

「大事な話だから、まだ内容がわからなくても一緒に聞いていなさい」

と言われて、期待されて照れたような嬉しそうな顔をして大人達に混ざっていた。


香辛料の木箱を見ながらカヤックが説明してヨシュアやヨハン等、子どもたちの相手をしていた。


俺とロバートさんは壁際に椅子を寄せて座り、ボソボソと喋る


ロバート「この香りはカレーですか?」

俺「ああ、はい。昨日はキーマカレーだったんです、さっきもオヤツにカレーパンつまみました

なかなか市販スーパーの味にならないです。

カレーの香辛料ってクミン、ターメリック、コリアンダーくらいしかわからないですよ」


ロバート「ハハハ、まあそうだよね

シスコンさん実家暮らし?むしろよく出来たほうだ」


俺「あー、母と姉に付き合って一時は料理教室へ行ってました。それにキッチンのバイトもしてましたし、ある態度は。

ロバートさんこそ一人暮らしですよね?

最新家電の神器なんてパネェっス!どんなとんでも能力なんスか?」


ロバート「凄いんだようちのレンジちゃん

ダメ元で家電頼んだらダンジョン・コアに作って貰えてね、依り代に5歳までの記憶が無くなったよ。まあ元々そんなに覚えてないしね。

アイテムボックスと合体してて、レンジと冷蔵庫に任意で移せるんだよ

モニターに可愛い女の子が表示されてね、毎日私の健康管理してくれるんだよ。野菜も食べてねって叱られると嬉しくて」


俺「え、色々とツッコミ所満載ですけど、記憶とかって大事なんですか?」


ロバート「それ以上のものを得たからね、私は今とても幸せだよ」


にこやかに笑ってるけど、ドン引きだ。

この人は人間の彼女を作る気ないだろ、今生も賢者を目指してるの?


ロバート「さっきのカカオでチョコレート作れるよ?」

ロバートさんは、自分の神器カノジョを自慢したいのだろう付き合ってあげる。


ロバートさんのアイテムボックスは体の一部が(靴や手袋可)触れていないと収納出来ないようだ。

さっき収納したカカオと、俺には枝にしか見えなかったけどバニラがあったらしい。

オレンジや季節の果物もどんどん冷蔵庫からレンジへ入れて行く。

ちなみにアイテムボックスは時間停止機能がついていないらしい。だから冷蔵庫を欲したようだ。


ダンジョンボードは普通の人には見えないから、この人は堂々と電子レンジにお願いしていた。

隣に座ってるから見えてしまうんだけど、こういうのは個人の性癖が出るよね。

レンジちゃんは、茶髪のセミロングを緩い巻き髪にしていて、優しそうなタレ目と、ぷっくり厚い唇の下にはエロいホクロがあった。

今はまだ夏の終なのに胸元がよく見えるカシュクールセーターを着ていた。


この人が結婚出来ないのがなんかわかった気がする


カカオもオレンジもそのままレンジへ入っていく。

ものの数分でチン出来たようだ。

『恵太くん、甘いものもほどほどにさないよ?』


レンジが喋った!しかも実名だし、しかもお姉さん系の声だ!

うわぁ~、魔ウンテンさんがデレてる


ロバート「わかってるよ、マミィ」


ヒヤァ!まさかのマザコンだった!


ロバート「あ、違う違う、マミィって魔女っ子マミちゃんじゃなくて、ほらオンラインのあのギルドのマミさんだよ?似てるでしょ?」


どーでもいいです。


俺「チョコ出来たんですか?」


ロバート「出来たよ。

カカオとかオレンジの皮がちゃんと捨てられるようになってるんだよ!凄くない?

フフフ、俺の神器凄いよね!」


俺「めちゃくちゃ凄いッス!多分だけど異世界で魔ウンテンさんより幸せな人はいないですよ!」


俺は両手を器にしてちょーだいのポーズをとった。


ロバート「出来てすぐだから、冷凍庫で急速冷凍するから待ちなさい、帰る前には渡せるから」


俺「そうだ、カレーのルーいけますか?」


ロバート「ふふん、とーぜんだ!残りのスパイスをよこしてみたまえ!」


ロバートさんが手を出したからその上に俺の手を重ねて落し穴からだす。

俺のアイテムボックスは落し穴タイプだからポトポトと落としていく。

ロバートさんの手に触れたものから冷蔵庫に入り、レンジに移るらしい。


ロバ「フフフ、これで次からは夏野菜カレーがそのまま出てくる。米も水もあるからな。

彼女の手作りカレーは美味いぞ、きっと」


皿も野菜も色々と冷蔵庫に入っていて、傷むまえに冷蔵庫が教えてくれて、レンジが料理してくれるらしい。


『恵太、カレーのルーも冷蔵庫にいれとくわよ』

冷蔵庫さんはメガネの黒髪ロングのちょっと若い女の子で幼馴染とかそんな雰囲気だ。

眼鏡に隠れてた、エロい泣きぼくろがチラ見えした。ちなみに、裸エプロンと見せかけてキャミとミニスカだった。


ロバート「食材傷むまでほっとくとトウコが泣くんだ、可愛いだろ?」


ちょっと機能が羨ましいと思っていたけど、

賢者への道のりを順調に進んでいる姿にドン引きした。


俺はふたたび、ちょーだいのポーズをする

すると、冷えた瓶に入った粉状のルーが魔ウンテンさんの手のひらに出てきて俺の手の平を通って穴に入った。


俺「魔ウンテンさん、もしかして、味噌と醤油とかって?」


ロバート「フン、とーぜんだ!私のマミちゃんに出来ないわけがないだろ?既にトウコが持ってるよ!」


俺「スッゲー!魔ウンテンさんやっぱカッケーッス!シビレますね!おなしゃッス!」


俺は厚かましくもちょーだいのポーズをして頭を下げた

ドヤ顔で俺の手の上に瓶に入った冷たい醤油と味噌をくれた。

トウコさんに賞味期限切れに注意するように言われたけど


俺「それは大丈夫ッス、俺のアイテムボックス時間停止ですから!アザッス!ッシャー!やった!」


俺は飽きてきた顔をしてるアンナに声をかけて、粉状のスパイスを渡してカレーライスを頼んだ。

シチューみたいにドロドロになると教えて

ロバートさんが「牛肉は大き目に切って焼いたほうが好きです」と注文をつけていたから

「私は、鶏肉にすりおろし林檎と蜂蜜で下味をつけといて。蜂蜜が焦げるから私のだけ別に焼いたほうがいいわよ」と言っておく。


今更ながら小麦だからサイモンに謝って、完成図と作り方を描いて持って行かせた。

ライスとルーが別々で出て来たら食べにくいからな。

最初からご飯にかけたスタイルだ。


ロバート「相変わらず絵が上手いですね、昨日もマックイーン子爵が絵を買ったとか言って見せてもらいました。温泉姫のじゃなくて、聖女様のあれってシスコンさんでしょ?」


俺「え!聖女画ってまだあったの?

もう一人の、ほらあっちのヨハンの趣味です

俺の知らない間に色々と描いてるみたいです。

今回、大使が聖女画を涙を流して拝んでって、

あ、そうだ、俺この前隣国のダンジョンにいきなり飛ばされたんですよ!

聞いて下さいよ、そこってR指定だったんです!

だから15歳のアバターで本格的ゾンビダンジョン踏破してきたんですよ!

俺は僧侶を選んだんで、モンスターターンアンデッドで狩りまくってたんですけど。

なんか、そこでやらかしちゃって

あの隣国の人達に俺だってバレちゃいました。

あのダンジョンにいたんですよ彼ら」


ロバート「ちょ、ちょっと待って!

ちょっと待って?え?また違うダンジョン?え?隣国って、アルラシード王国へ行ってたの?」


俺は一部始終をかいつまんで話た。


ロバート「本当に君は危ういなぁ、私を巻き込まないでくれたまえ!

同じ世界にいるのに君は違うゲームをしてるね・・・ちなみに、1階層のボスは」


すると、カヤックがこっちに来て挨拶をした


カヤック「こんにちわ、カヤックです

えっと、そちらの商人さんがマリーウェザー様の言ってたお友達ですか?」


俺とロバートさんは顔を合わせた。


俺「昨日の話に出てきたのは、あちらで頑張ってるヨシュアよ」

大人達の話にいつの間にかまざっていたヨシュアを見る


カヤック「あー、お邪魔でしたか?すいません話の途中に」


ロバート「いえ、お気になさらず、もう話は終わりましたから。

グスコーブ商会で働いてるロバートと申します

。隣国よりはるばるようこそ」


カヤック「えっと、マリーウェザー様と仲良さそうに盛り上がってましたね、何の話か聞いても?」


ロバート「珍しい香辛料の話をさせていただきました、この厨房から漂うスパイシーな香りがたまりませんね」


俺「もう、お昼過ぎちゃっいましたね

多分、早めの夕食にカレーライスが出ますわ。

ロバート様もごいっしょしますでしょ?楽しみですね」


カヤックが俺をじ~っと見る

俺は、ニコニコして令嬢の皮を被っているが、何だろう?


俺「お腹すいてるの?ハイ」

俺はアイテムボックスからさっきのカレーパンの半分を出して渡そうとしたらロバートさんに腕を掴まれ小声で話しかけられた。

ロバート「ちょ、出して大丈夫なの?」


俺「あー、はい大丈夫だと思います。

彼らは、さっき言ったダンジョンにいましたし。もうあのアバターが俺だってバレちゃいましたから」


ロバートさんが俺の腕を離して顔お覆い、ため息をはいた。

俺は半分をさらに半分にしてカヤックに渡して

カヤック「あの?えっとどうも」


俺「半分の更に半分をロバートさんも食べますか?まだ熱々ですけど」


ロバート「いや、私はいいよ、何だかなぁ ハァ」


カヤック「あのー、2人はどういう関係ですか?恋人?」


俺はロバートさんと顔を見合わせ、吹き出した。

俺「ブっププ、違うよ。えーっとそうだな、この人は頼りになる先輩かな」


ロバート「はあ、まあ、そうなるのか?

お得意先のご令嬢と商人のところの職人さんが正解かな」


カヤック「頼りになる先輩?もしかして!」


俺「あー当たってるから、言わなくてよろしくてよ?」

俺はウインクして人差し指を口につけて内緒なってジェスチャーする。

カヤックなるほど~、そういうことですかと笑っていた。

俺「そうだ、足湯はいかがでした?豆は治りまして?」


カヤック「ちゃんと、治りましたよ!足湯は人気ですね」


ロバート「あの、癒やしの足湯でしょ?

今、整理券が販売されてて、もう無料じゃなくなってるね」


俺「整理券?知らなかった」


ロバート「あんな付加価値をつけるからだよ」


俺「あれをやったのはマークフェルドですよ、まあ温泉街が完成してちゃんと機能するようになったら落ち着くかな?

あ、下に無料の混浴露天風呂を作るんですよ

まあ、来るのって村のおばちゃんばっかだと思いますけどね」


整理券が販売されてるんじゃ、マークフェルドはもう三種の神器を得ているかもしれない。

あの足湯は不本意ながら、マークフェルドと俺の合作扱いだ。

マークフェルドの祈りなのに温泉姫の奇跡にすり替わってる


カヤック「ブフッおばちゃんばっかって、マリーウェザー様も入ってたじゃないですか」


ロバート「え!もう混浴してるの?

まあ、見た目幼女だし中身が・・・んん

何でもないです。貴族のご令嬢様があんまりそういう事しないように!」


俺「小学生くらいまでは合法ですよ、今だけです子どもの特権ですから」

そう、わがままは今だけなのだ


カヤック「なんかロバートさんが先輩なのわかった気がするッス!

でも今は俺が1番年上ですよ?25歳ですから」


ロバート「フッまだまだ若いですね、今のうちにやりたいことやっておきなさい。

勢いがあるうちにどんどんぶつかって砕けなさい。若いと立ち直りも早いものだ。

若さとはいつまでも続かないんだ、後悔しないように。失敗が許されるのも20代までだよ」


俺「ロバートさんが言うと違いますネ

人生の先輩!」

今生も賢者を目指してる人が言うと重たい言葉だ。


カヤック「本当ッスネ、ありがたいお言葉です。とても若造の自分からはでません」

カヤックにも伝わったようだ。


その後皆でカレーライスを食べた。皆はでかい牛肉の固まりで俺のはチキンカレーだ。

カレーは辛いんだけどチキンは甘めの味付けだ。


電子レンジのマミちゃんのカレーは美味しかった。

ロバートさんはもう人間の嫁では胃袋が満足しないだろうな。


大方の話がついたのかお開きになり、ロバートさん達は帰っていった。

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