閉話 運命の出合い アイザック
アイザック視点
僕は第2王子アイザック
少し前まで離宮の1つで塔のアイザックと呼ばれていたけど、月の妖精に病気を治してもらってから塔から出てお城の中に部屋をもらった。
僕には兄上がいる14歳になったからお誕生会を開くついでに、僕のお披露目をしてくれるそうだ。
塔の中にいたときは、ドルトン隊長とメイドくらいしか見た事がなかったのに、塔から出て部屋を得てから色んな人に会った。
洗礼式の時に、一度だけ見た母上に会えた。
母上はとても美しい人だけど、冷たい目をしていた。
病気が治ったのにちっとも嬉しく無さそうだから。
そして、前王の姉姫様でお祖母様でもあるマージョリー様にお会いした。
「あらまあ、はじめましてかしらね?
あなたが産まれた時に一度だけ会ってるのよ?
フフフ
しばらく見ていなかったけれど、大きくなったわね」
そう言って僕の頭を愛おしそうに優しく撫でてくれた。
「サラサラで美しい金髪ね?あなたは私に似たのかしら?」
「マージョリー様にそう言っていただけて嬉しいです。僕のお披露目のために素敵な服をありがとうございます」
「ふふふ、お祖母様でいいのよ?あなたは私の孫なのだから。
見事な金髪を受け継いでくれて嬉しいわ」
お祖母様に認めてもらえて良かった。
ドルトン隊長が粗相のないように怖い顔で何度も注意をするから怖かったけど、とても優しくて素敵な御方だった。
「お祖母様、僕を塔から救い出してくれた月の妖精はもっとキラキラ光るサラサラの髪でした。
輝くような瞳に艶めく髪の妖精が僕に祝福された赤い実をくれたのです。
それを食べたら治りました。
お祖母様にもジャムにしたものをお渡しします。
僕の宝物ですが、長いこととっておける物じゃないから食べてしまいなさいって言われたのですが、もったいなくて。
でもお祖母様にはお渡しします。
"今日の記念にこれをどうぞ"妖精の言葉です。」
僕はお祖母様に赤い実のジャムの小瓶を渡した。
色鮮やかな赤いジャムお祖母様が驚いたように見る
「あら、本当に祝福された実だわ!
アイザックは本当に妖精の奇跡をたまわったのね?
ほら、小瓶の中を覗いてみて薄っすら光っているでしょ?
ホホホ、わたくしがいただいていいのかしら?」
「お祖母様は見えるのですね!そうです光ってますよね!他の人は見えないって言うのに。
赤い実のままでも甘くとろけるような味がしました。」
「そうね、お礼にアイザックに奇跡を教えるわ。甘くなる奇跡よ?
わたくしが子どもの頃に一度だけ妖精の奇跡を賜ったのよ。特別にあなたに教えるわね」
お祖母様の指先が光った!素晴らしい魔法を僕に見せてくれた!
特別って言葉が僕の胸をくすぐる。
思い出すあの子の言葉だ"特別よ"って
「やあ、アイザックだね?
同じ母上から産まれて私の弟でずっと塔にいたアイザック。
ずっと会いたかった、弟がいることは知っていたんだ。
これから仲良くしよう」
この人は僕の兄で第1王子のレイナルド
そして王太子だ。
僕は大きくなったら、お祖母様のように臣籍降下するか大公として兄上の公務のお手伝いをするように言われているし、塔から出て毎日そう教育を受けている。
「レイナルド第1王子殿下どうぞ仲良くしてください」
「アイザック
君は私の弟だよ?兄上って呼んでくれないか?
同母の兄妹なんだ、君とは仲良くしたいと思ってる
月の妖精に会ったんだって?
その話を聞かせてくれないか?」
「レイナルド兄上
塔に来た月の妖精はキラキラしていてとても可愛くてそして、僕の病を治してくれました」
僕が話し始めてすぐに兄上の側近がむかえに来て、また来ると言って帰った。
兄上には婚約者候補が何人かいてその一人はまだ4歳の子どもだって聞いた。
わがままな公爵令嬢が賢くならないと、その4歳の子どもと結婚するって本気なのかな?
それから、兄上は忙しくなってお披露目の舞踏会まで会うことは無かった。
時折、お祖母様が会いに来て下さって珍しいお菓子や異国の布をくれたする。
お祖母様はいつも優しく頭を撫でてくださる。母上は会いに来て下さらないけどお祖母様がその分優しくしてくださる。
お城の舞踏会は、たくさんの人間が来ていてみんなが僕を値踏みするような目でみている。
挨拶が終わって、たくさんの人が僕にすり寄ってきた。みんな笑顔の中に野心が見え隠れする。
同じ年頃の娘を持つ親が引っ切り無しに我が娘自慢してる。
少しも心に響かなかった。
「アイザック、みんなお前の無事を心から祝福してくれてるよ。これからはどんどん前に出てこれるな。お前の活躍を期待してるぞ
疲れた顔をしてるな、まずは体力をつけないと何も出来んからなハハハ
今日はどうだった、楽しめたか?」
「素直な感想を言うなら、娘を紹介してくる親がたくさんいて疲れるだけのお披露目なんてもうしたくないです」
父上が笑って僕の頭を撫でた。
ある日お祖母様が来て
「アイザック
あなたは毎日お勉強を頑張っているそうじゃない。王族として立派よ。
公務として領地を視察に行きましょう」
公務として領地を視察?なんでそんなことをするんだろう?
「フフフ、最近お茶会で話題の領地を観光したいのよ。わたくしが1人で行くと寂しいじゃない?
アイザックを誘ってるのよ。
素敵な出合いがあるかもしれないわ
コルチーノ伯爵のご令嬢は一度だけ見た事があるのよ。
妖精のように可愛らしい娘だったわ」
「妖精のように、ですか?
でもコルチーノ伯爵と言えば、兄上の婚約者候補ではないですか?」
「フフフ、そうねぇ」
一目だけ見てみたいな。
妖精のように可愛らしい娘なら少しだけ
そうほんの少しだけ気になる。
城の執務室にコルチーノ伯爵がいると聞いて挨拶に行った。
僕の初の公務に選ばれて光栄でございますと挨拶してくれた。
公衆浴場がまだ建設工事中だから来年改めて招待するって。
妖精のマリーには会えていない。
お祖母様が準備の全てをしてくれて、ドルトン近衛騎士隊とメイドを連れて大所帯で領地を目指して出発した。
城の外も初めてだし、王都から出るのも馬車の旅も何もかもが楽しかった。
馬車ってとっても揺れるんだ、お祖母様は道がまだマシになってるって言ってた。
街道はにぎやかで、途中の休憩場は新しくてお祖母様も知らない間に変わったのねって思い出に浸ってた。
領地に入ると、前領主自ら出迎えてくれて先導をした。アクティブな土地柄だ。
当代の次男はレイナルド兄上と同い年のようだけど、馬でかける姿が格好良くみえた。
馬車が伯爵邸に着いた。
「しっかりした門番がいるわね・・・なかなか立派だわ。領地も相変わらず満ちてるし」
お祖母様がボソッっと呟いた。門番は確かにガッチリしてた。
屋敷の前に人が並んで待っていた
「あ、月の妖精がいる」
ハッとして僕は慌てて口を塞いだ。お祖母様に聞かれてしまったかもしれない。
お祖母様を恐る恐るみるとニコっと笑ってから口に人差し指をあてて
「コルチーノ伯爵家のご令嬢よ。
素敵な出合いがあったのではなくて? フフフ
ここからでもわかるわ、アイザックにもあの輝く艶の美しい髪が見えて?」
「はい、あの時と変わらず・・・いえ、あの時より輝いて見えます」
お祖母様は知っていたんだ!
だから僕を誘ってくれたんだ、凄い、運命の出合いだ。
僕らの運命が動き出した
「ようこそお越し下さいました
馬車の旅はお疲れでしょう?どうぞ中でお茶をどうぞ。ああ、こちら妻のマルリーンと娘のマリーウェザーです」
美しい母君が挨拶したあとに月の妖精のようなマリーが挨拶してくれる
ドキドキする、ずっと会いたかったマリーだ。
マリーウェザーって言うんだ
「マリーウェザー・コルチーノがご挨拶申し上げます
両殿下のお越しを心待ちにしておりました、お会いできて嬉しく存じます」
目が合った!僕を見て笑ってくれた!やっぱりマリーだ!
「アイザックです
お世話になります よろしくお願いします」
前伯爵のおじいさんがお祖母様をエスコートに誘った。
なるほど、ああやるのか。とてもスマートで格好いい。
僕も同じようにする。
マリーをエスコートする為に手を差し出すと、マリーの白い手がゆっくりと重さなる。
あの時の白くて柔らかくて、しっとりと汗を感じる生きてる人間の手だ。
マリーの潤んだ瞳が僕を映す
視線が彷徨い目が合ったら遠慮がちに微笑まれてドキッとした。
城の舞踏会で紹介される女の子たちの肉食動物のような視線と大違いだ。
暗い塔の中で会うよりも、明るい顔色と頬をさす朱が白い肌を彩る。
マリーはこんなにも可愛かったかな
それに、半年ぶりだからか背が伸びたのかな?
僕も早く大きくなりたい。
こちらの前伯爵夫人はお祖母様とガレッジで御学友だったようだ。
仲良く昔の思い出話に華を咲かせていた。
マリーも10年後にはカレッジに行くのかな?
お祖母様が子ども同士でゆっくり話して来なさいとおっしゃって
マリーがモジモジしながら僕を自分の部屋に誘ってくれた
僕もドキドキしていたけど、マリーもドキドキしているみたい。
マリーが側近達をチラリと見ていたから、ドルトン達を扉の外で待たせた。
部屋にはマリーと兄のスコットと僕の3人だけになるとマリーが丸くなって
「どうもすみませんでした。
妖精とか調子に乗りましたごめんなさい、全然妖精でも何でもないです。
ただの子どもです!どうか家族の命ばかりはお許しを」
と言って泣き出した。
「「マリー!?」」
僕らの声が重なった。
マリーは愛称だったんだ!
兄妹、家族だけが呼んでる愛称を僕に教えてくれたんだ。すごくうれしい。
僕が驚いたり愛称に喜んでると
「うわ〜ん、おにーさまぁ
粗相は一家揃って打首って言ってたよぅ!ごめんなさーい」
「シャンプーで帳消しよ!ってお祖母様がおっしゃってただろ?まだ大丈夫だよ。
それより何をしたの?何かやらかしたんでしょ?」
「妖精って嘘ついてました。公爵令嬢と同レベルです」
「うわぁ、それは・・・」
スコットはチラリと僕を見る
確かに妖精じゃなくて生きた人間だったけど、僕は嬉しい。同じ国の同じ時代に生まれて出会えただけで嬉しい。
「マリー、僕は別に嘘をつかれたと思っていませんよ。
それにマリーに会えたから今こうして外に出られました。もう一度会ったらお礼を言いたかったのにちっとも現れないんだもん
怒ってないし、不敬じゃないから泣き止んで?
また僕に笑いかけてよマリー。
僕たち友達だって約束しただろ?そんなことで罰したりしないから」
僕がそう言うと、マリーは顔を上げてこちらを見た。大きな瞳から涙がポロポロと落ちていた。そんなに泣いたら目が溶けてしまいそうだ
「あの、なぜアイザック殿下が?
マリーウェザーといつどこで会ったのでしょう?それにマリーって??」
「おにーさま 実は、春の宴の時に迷子になって、それで、お城で会いました・・・」
「宴?・・・なんとなく解ったから。ほら泣かないのヨシヨシイイコイイコ」
兄が妹をなだめてるだけなのに、とても仲が良くて僕は羨ましく思った。
僕もあの中に入りたい。泣いてるマリーをなだめたいし、僕が泣いたとき側にいて、あんなふうに涙を拭ってほしい。
僕の胸がツーンと苦しくなった。
スコットに涙を拭いてもらって、マリーが遠慮がちに申し出る
「あの、本当に?罰はないのでしょうか?わたくしは、王族に嘘を吹いてしまいました・・・
ごめんなさい」
「ふふふ、マリーは僕には妖精に見えるよ?
その艶めく髪も輝く瞳も優しい声もみんな妖精のようだよ。嘘じゃないよ
だから、僕には笑っていて欲しい
君の泣顔も可愛くてドキドキしたけど、女の子に泣かれると、どうしていいのか分からなくて困ってしまうよ。
僕はまだ、君の兄のように上手になだめられそうにないから」
マリーとスコットがお互い照れたように顔を見合わせて笑った。それだけなのに胸がチクチクする
すると、コンコンとノックがして、メイドがお茶を持ってきた。
扉が空いたときにドルトンたちがこちらを覗いていたけど、部屋に入っては来なかった。
3人でお菓子を食べて、開拓区の足湯が王都でも有名な話をした。
工事も終わってないのに足湯だけが有名になっていて、無料だから毎日たくさんの人が利用してるらしい。
お金をとったらいいのにと言ったら、足だけなのにケチケチしないのが領主だって笑っていた。
領地に余裕があるんだな
マリーが、お祖母様とコンスタンツェ殿の学生時代は本音で語り合える良きライバルだったに違いない、遠慮のない言葉の裏に愛を感じると話して笑った。
お祖母様にもそんな友がいるんだな。
お祖母様が今日の宿を街に用意してるからそちらに行くと言う。
明日の準備に忙しい伯爵家が苦肉の策として街に準備したようだ。
そうか、明日のお誕生会の準備があるのか。
明日また会える、そう思っても顔が曇っていたようだ。
「アイザック一人なら伯爵家にお世話になってもいいのではなくて?
アイザックは賢くてお利口さんですもの、迷惑をかけないでしょう?」
「はい!
お祖母様ありがとうございます」
お祖母様がにこりと笑って
「アイザックをお願いするわ コンスタンツェ?」
「おおせのままに」
コンスタンツェ殿が迫力のある笑顔でにこやかに笑ってお祖母様をみおくった。
僕とドルトンたちが残りお祖母様とその側近が街へと向かった。
「夕食まで時間があります。殿下も湯浴みされますか?
シャンプーがありますのよ。他にはないオリジナルブレンドですわ。試してみますか?」
マリーに言われて小瓶を渡された
中にはトロリとした爽やかなオレンジの香りの液が入っていて髪を洗うものだと説明された。
ドルトンと侍女が髪を洗うように説明を受けているけど、やり方がわからないと困っていた。
あれよあれよと言う間に、マリーが洗ってくれることになった。
僕の従者の1人がタオルを持ったまま立っていて、仕切の後方にさがっている。
服を着たまま、肩に布を何枚も巻いてから桶に髪をつけて濡らしていく。
何度もすくってかけてくれる小さな白い手。
液を泡立てたものがすでに用意されていて、頭に泡の塊をのせてワシワシ洗う。
マリーの小さな手が一生懸命動いて、気持ちよくて少しだけ気恥ずかしくなる。
目に入らないように顔を布で隠せてよかった。
きっと僕は真っ赤だろう
「マリーありがとう
君に会えた奇跡に感謝する、僕は君に救われたんだ。やっと会えた。ずっと君に会いたかった。
物語のお姫様は、素敵な騎士様が救い出して助けてくれるだろ?
どの物語も最後は2人で幸せに暮らすんだ。
君にブーゲンビリアの花を贈りたいのだ
・・・許されるだろうか?」
「あの、殿下・・・侍女の顔が赤くなるのでそのあたりで」
躊躇いがちな声にドキリとしたけど、そうだ静かな時間だったから2人きりだと勘違いしてしまった。
背伸びした告白を他の人にも聞かれてしまった、恥ずかしい!
そして、髪を洗い終るとマリーは退室し、僕はそのまま服を脱いで湯浴みした。
洗髪とても気持ち良かったなぁ
髪から爽やかなオレンジの香りがして、頭がとてもスッキリした。マリーと同じ香りだ。
乾かすと艶が出てサラサラの髪になった。
城の石鹸はちょっと臭くて洗い終わりがそんなに良くないのに、ここのは凄い!
マリーの髪がサラサラで良い香りがしたのはこれのおかげなんだ。
お祖母様にも教えてさしあげねば!
夕食がとても豪華だった。パンはとても柔らかくて新鮮な野菜と魚がとても美味しかった。
マリーがアトリエに案内してくれた。
寝るまでの時間おしゃべりしようと思っていたけど、絵を描いてくれるみたいだ。
マリーは絵を嗜むようだ。また新たな一面を知った。
生きてる人間なんだ、当たり前だけど、マリーがここで生活しているのがわかる。
マリーが食事してお茶を飲んで絵を描く、そんな普通の人間の営みを眺めるだけでフワフワと不思議な感じがする。
マリーが向日葵畑の絵を描いてくれた。
青い空の下向日葵畑の奥に人影がある、とても上手に描けていた。
宮廷画家でもこんな自由な絵を描かないだろう
モチーフの人物が遠すぎて誰だかわからないんだ
「この人影は、これは、君なの?」
「適当に・・・んん、誰でも良いのです。
自分だったり友達だったり家族だったり、会ったばかりの知らない人でも良いのです。
誰か想像すると、この距離も変わってきませんか?
遠くで待ってるのか、迎えに来ているのか、ただそこにいるのか
重なっていて一人じゃないかもしれませんよ?
好きに想像して良いのです。特に決めていませんわ」
「君は、面白い事を考えるんだね!
自由に考える絵なんて、新しいね。
それに、向日葵ってその・・・素敵だ」
そう言う事なんだよね?
ブーゲンビリアの花を贈ると言った僕の返事なんだよね?
ブーゲンビリアの花言葉は"あなたしか見えない"
向日葵は"あなただけを見つめる"
マリー、君って情熱的なんだね
澄んだ瞳が僕を見ている、目が合うと笑ってくれる。
この部屋にはドルトンや侍女に屋敷のメイドもいて、それなのにロマンチックに想いを贈ることができるなんて!
君は、なんて素敵なんだろう。
幼い容姿なのに、なんて成熟した考えなのだ。
僕の胸が甘く痺れる。君を想い切ないため息がでた、そのため息ですら愛おしく感じる
「殿下はお疲れのようですね、馬車の旅は疲れたのでしよう。遅くまで引き止めてしまいました。
今日はもうお休み下さいませ
明日はパーティです。楽しんで下さい」
そうだ、明日はマリーのお誕生パーティだった。
遅くまで僕に付き合ってくれるなんて、そんなことさせちゃいけなかったのに。
僕はまだまだ子供で考えが足りない、反省しないと。
「絵が乾いたら差し上げます。どうぞ持って帰って下さいね
ではまた明日、お休みなさい」
用意された部屋で休ませてもらう。
同じ屋敷の中にいて、今だって会いに行こうと思えばすぐ会える距離で・・・だけど、まだ遠い。
もっと仲良くなるには、僕はどうしたらいいだろう
まだ幼いのに、話せば話すほど大人びて見える
僕も早く大人になりたい
君はきっと美しく成長するだろう、それまでお互いを思っていられるだろうか
誰かに盗られてしまわないだろうか
考えれば考えるほど想いが募る
頭を横に向けたら、髪からマリーと同じ香りがした。
それだけなのにドキドキする
早く明日にならないかな。
おばあちゃま
「うちの街1番の自慢の高級宿に高級シャンプーをご用意させていただきましたの。
私達に気兼ねなく、ゆっくりと極上の気分を味わっていただきたく、当家1番の洗手を待機させてありますのよ?当家で夕食を「あら、宿の準備をしていたなんて嬉しいわ。コンスタンツェの気遣いを無駄には出来ないわね!明日の準備など忙しいでしょ?私達は宿にむかいましてよホホホ」
コンスタンツェの髪が艶めくなんて!何をどうしたのよ!キィー!早くシャンプーなるものを使わせてもらうわよ!
ってな感じでアイザックを置き去りにして自分は宿でゆっくり寛ぐ化物様
おばあちゃま無事に追出し成功しました。




