表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の異世界冒険記!  作者: ワシュウ
領主の娘 領地に行く
5/384

狸の商人

毎朝ベッドにスコットがいることに、だいぶ慣れてきた

お兄ちゃんだもんな 妹に世話焼いて構いたいんだよな

俺も妹欲しかったからわかる

「もうお兄ちゃんっば!」とか言われたかった

待ってろ、いつか言ってやんよ


着替もベッドも手繋ぎも今だけだからな

小学生くらいまでだからな



「今日の予定は、マリーウェザーのドレスの生地選びをするんだよ

マリーウェザーは何色が好きなの?」

手を繋いで歩きながらスコットが聞いてくる


「ドレスの生地選びですか? わたしは何色でも好きです

スコットおにいさまは何色が好きなのですか?」


「僕は青色が好きかな マリーウェザーは青のドレスも似合いそうだね」


ドレスの生地選びだって

お店に注文しに行くもんだと思ってたわ


お抱え商会から生地を仕入れて、仕立て屋呼んででサイズ測って作るんだって

もちろん全部手縫い スゲーな貴族


窓からちょうど来客の馬車が見えた

中から出てきたのは、これまたファンタジー

なんと服を着た狸の商人だった


「おにいさま 見に行きましょう 早く早く」


「ドレスが楽しみなんて マリーウェザーも女の子なんだね 可愛いなぁ」


走ってはいけませんよ とは言わせんよ

足音建てずに早歩き

ふ、弁えてるからな



でも この後やらかしたようだ


「ごきげんよう

マリーウェザーともうします

本日は わたくしのためにお越し下さり感謝いたします


ところで

商人の方は みなさま 狸でいらっしゃるのですか?」


挨拶そうそうかましてしまった

好奇心が抑えられなかった


「ぷくく、、狸って?

マリーウェザー どこで覚えたのそんなこと

本当に小さい子は、大人の話をどこで聞いてくるのだか」


たまらずスコットからフォローがはいる


「スチュワート商会 

会長のロバート・コムサスでございます

以後お見知り置きを 

可愛い妖精のお嬢様におかれましては

この狸爺をお気に召されましたかな」


ワハハと格幅と毛艶のよい狸が笑ってる

儲かってるなこの狸


「もう

マリーウェザーったら

あなたには、もう少しお勉強が必要ね」


その後、とてつもなく長い時間のように思えた買い物も終え

昼食も狸と一緒にとるようだ



「本当にお嬢様はお利口さんでございますな

うちの息子のヨシュアもお嬢様より少し年上ですが

お嬢様とは比べ物になりません」


「まあ 年の近い子どもがいるのね

お披露目までに慣らしておきたいから

次に来るときに一度連れていらして」


「は はぁ、ですが

息子に粗相があるやもしれません(汗)」


「よろしくてよ

マリーウェザー

お披露目では失敗出来ないのよ

今日みたいに失礼のないように練習なさい」


え、子狸に会えるの?お母様には悪いけど

子狸とか、めっちゃ楽しみなんだけど!


「ヨシュアさんに会えるのが楽しみです」


「お嬢様にそう言われては、

粗相がないよう、よく言い聞かせておきます」


この世界には、獣人がいるのか ぐふふ



「メアリー先生

はじめてお会いする方に 何をあげたら よろこばれますか?」


「まあ もうすぐお披露目ですものね

マリーウェザー様が何か用意する必要はございませんよ

明るく笑顔でご挨拶すればよろしいのですよ」


「では 質問をかえます

個人的にお会いするときには 手みやげなどを持って行きますよね?

狸・・・じゃなかった

お友達の場合は、何がよいでしょうか?」


「それなら・・・

お手紙やお菓子でしょうか

仲良くしたいと思うなら刺繍とかも

昔、マルリーン様からハンカチに刺繍したものいただいたのですが

とても嬉しゅうございましてよ

お友達の証のようなものでございます

お手紙と一緒に今も大切にしておりましてよ」

フフフと昔を懐かしむメアリー先生


「ありがとうございます 参考にいたしますわ」




ヤン先生にも同じ質問してみたら

「お嬢様からいただけるなら何でも嬉しいですよ」

と、模範解答が返ってきた


「では、ヤン先生がお誕生プレゼントで一番嬉しかったものは何ですか」


「子供の頃、叔父から銘店の焼き菓子をもらいました

試験の結果が良かった時の事です

皆には内緒にしてもらえたので、独り占めして食べることができました」

一番の思い出です、としみじみ言う

お菓子の取合い兄弟喧嘩が想像できた



ハンカチに刺繍かぁ

まあ頑張ろう

出来なかったら手紙だけでもいいかな


俺は、狸のモフモフに触りたい!

子どもなら触ってもいいよな

どこの世界でも女の人の買い物は長いです

子どもには退屈な時間ですよね

スコット相手には幼い喋り方してます理想の妹を妄想して

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ