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俺の異世界冒険記!  作者: ワシュウ
領主の娘 領地に行く
47/384

ドールハウス・人形

工房でヨシュアから開拓区の話をきく。

足湯に女の子達が2時間も座って長話ししてたと教えてくれて、長すぎて足がふやけないか?と皆で笑った。

アンナが早く自分も行きたいと言う。

反響が良かったから他の場所にも作ろうと温泉を引っ張ってくる計画が出てるらしい。


帰宅して湯浴みのあと寝てしまって、変な時間に起きてアンナとスコットと厨房で夜食を食べようと向い、料理長に断って料理をさせてもらった。


俺の分は残してあったけど、温めなおすついでと、アンナが「お嬢様、私も食べたい」と言ったので軽く作ることにした。


料理器具は、王都の伯爵邸より整っていた。

「マリー、何を作るの?このスープはどうするの?」

スコットが興味深そうに見ながら聞いてくる。

「もちろん使いますわ」

と笑って、さあ、いざ料理します! アンナさんが。


ベーコンとキャベツのスープも美味しいけどな。

俺はスープをお玉1つ分もらい下味の代わりにする。

キャベツの千切りと塩と卵と米粉とスープをアンナに混ぜてもらいベーコンも加える。洋風お好み焼きだ。


卵黄と塩と酢を混ぜながら油を垂らしていくとマヨネーズだ。異世界人あるあるマヨネーズ。


お好み焼きソースが無いから、刻んだニンニクをフライパンに入れて油に香りをつける、トマトを刻んで潰したら塩とスープと一緒にフライパンで煮る。簡単トマトソースだ。


スープがしっかり塩味ついてるから、基本の塩は少なめだ。

フライパンでお玉1つで1枚のお好み焼きを焼いてもう。


「アンナ、生地を押したらダメよ

マヨネーズの卵白が余分に入ってるから、膨らむはずなのよ。フワッとした【お好み焼き】の方が好きよ」

ベーコンだけど豚玉

お好み焼きソースの代わりにトマトソースとマヨネーズだ。


ニンニクの香りは反則だったらしく、ちらほら厨房に人が集まったきた。

ヨハンとサイモンも来ていて


ヨハン「サイモン様がお嬢様が夜食を食べるはずだから見に行くって言うんで僕も見に来ました。良い香りがしますね!なんの料理ですか?

僕も食べたいです。」


サイモン「ちょっ、ヨハン!バラすな!その、様子を見に来ました。なんの料理ですか?」


「フフ、みんな順番に焼いてもらいましょうか」


料理長が、たまらずと出てきて

「アンナちゃん、俺が後は焼いてやるからお前も座って食べな。前みたいにお嬢様の横に座っていいからさ。

お嬢様、アンナが隣に行くことをお許し下さい。狭い厨房ですから、すまねぇな」

と言って、テキパキお皿を出してきてアンナとスコットの分を1つのフライパンで2つ焼く。流石だ


アンナとスコットが俺の両サイドに来て、並んで食べる。洋風お好み焼きもうまい〜

マヨネーズいらんかったかもな。カロリーを気にしないからガツンと食べるぜ、へへ


「はふ、はふ、美味しいでふ!このソースもおいしいけどキッシュ?みたいなのも美味しい

キャベツを千切りにしただけなのに美味しいわ!」

アンナがみんなに見られながら美味しそうにほおばる。

うん、洋風お好み焼きな。


「トマトソースキッシュ美味しいね。

フライパンで焼くなんて、キッシュってオーブンで作ると思ってたよ。うまく丸く焼けるものだね」

とスコットも言う。

うん、もうトマトソースキッシュでいいや。


従業員たちもフライパンの周りに群がり、最後の方は1枚に4人くらい群がって食べていた。

サイモンとヨハンは2人で仲良くはんぶんこだ。

お茶を飲んで解散した。


部屋に戻り寝るとマリアンヌが現われて

『僕も連れてってよ』とフランス人形が恨めしそうにホラー動画みたいな事を言う


「厨房に人形は連れてけないよ、何だ?お好み焼き食べたかったの?」


『寂しかったの!あ、じゃなくて、退屈だったの!』

コイツは、さみしがり屋の構ってちゃんだったな。まあ俺にしか見えないんじゃそうなるかな。


「わかった。

明日は工房を休みにするってヨシュアが言ってただろ?働いてる人達に休みがなかったんだって。俺はブラックにするつもりはなかったけど、そこまで気が回ってなかったな。

ってことで、明日アトリエでお前をモデルにフィギュアを作るぜ!」


『ついにか!忘れてると思ってた!お前忙しそうだし』

楽しみだなぁと、嬉しそうにしてる。催促しないで待ってたのね

俺を気遣ってくれてたんかね?中学生も成長しとる。



翌日、

午前中は皆と勉強会をしていて昼から俺はアトリエに行って、ヨハンは絵を描く為に一緒にきた。

アンナは街まで他の侍女達と「お嬢様は、今日はアトリエでしょ?私は出かけるわ。大人しくしててくださいね」と買い出しについて行って

サイモンはコミュ力の低さを気にしたスコットが乗馬の練習にと一緒に連れてった。

ヨシュアも今日はどっか用事があるから屋敷には来れないと言っていた。


来ると聞いてたけど、教会関係者が王都を出発したと、商人達の噂で教えてもらい、早ければ今日か明日あたりにでも開拓区に到着だろうと言われていた。

王都で何かイベントがあるらしくて、長男と出席すると言って、お父様が急遽王都の伯爵邸戻ることになり


開拓区にはおばあちゃまが行っていて、心配したじーさんが開拓区の辺りへ見回りをしている。

教会関係者が来るかもしれないしな。


おばあちゃま一人でもエネルギッシュに開拓区を回してるし工事ラッシュで勝手に回っているけど、小さなイザコザや問題の為に責任者おばあちゃまがいる。いるだけで皆、気が引き締まるみたいだ。


そして、お母様が今日はグスコーブ商会のジョルジュおじさんがバラのハンドクリームを持ってくるからと楽しそうに準備をしていた。

俺がアンナにあげて、アンナから仲の良い侍女にハンドクリームのお裾分けがまわり、手元からバラの香りがすると、おばあちゃまやお裾分けにありつけなかったお局系古株女性使用人たちが、自分たちも欲しいと言い出し

おばあちゃまが、鎮火のために普段の苦労に感謝を込めてと、大量にハンドクリームをまとめて買うことになっていたらしい。

アンナがそんな感じのことを言っていた。


じーさん、お父様、スコット、俺は蚊帳の外だった。水面下でそんなことがあったんだぁ、へぇー

あのバラのハンドクリームそんな凄かったのね。



お母様が俺の様子をアトリエに見に来て

制作途中のフィギュアを見て「今度のは可愛らしいわね」と言って褒めてくれた。

侍女に来客を知らされて、お母様と侍女は部屋から出ていった。


マリアンヌ実体化を作るのだが、デフォルメして普段の半分くらいの大きさで和装で作ってたんだが背中の羽が烏天狗みたいだなと思ったら、それにしようと思い烏天狗を作ったのだ。

ちなみに嘴ないタイプのほうだ。

小さいからパーツごとに乾かさず、一気に作り上げた。ぼっちじゃ可愛そうだから対でもう一体作っておく。

髪の毛長いバージョンだな。女の子っぽいから男女の烏天狗が完成だ。


『これは、僕?服がへんてこなんだけど、何で2体なの?あ、一体はお前か?

お揃いなんだな、そう見ると可愛く見えてきた!

へぇ~、たいしたものだな!気に入った!』


「乾かして色をつけたら、完成だな」


ヨハン「あ、お嬢様また作ったのですか?

ほぅ、今度のは可愛らしいですね、こんな可愛いのも作れるのですか。天使様でしょうか?それとも温泉姫関係ですか?

エキゾチックな衣装が素敵ですね」

と、俺の横に来てまじまじと人形をみた。

山伏の衣装って、どんなんだったかなぁって感じで作り始めたけど、それっぽくなったな。

八つ手の葉っぱも作り終えて、温泉宿の間取りを考えて書いていたら

執事がグスコーブ商会のジョルジュおじさんを連れてアトリエにきた。お母様は一緒にいない。


どうしたのか聞くと、なんと教会関係者が先にこちらの伯爵邸に来てしまったらしい。


あれ、開拓区に行くんじゃなかったの?と大慌てになり


向こうは、わざわざこちらに先に挨拶に出向いたと言う。

お母様はジョルジュおじさんをお迎えするため、ちゃんとした格好でお茶とお菓子を用意してたので、それをそのまま使うことになり。


向こうからしたら、自分たちのためにちゃんと準備して待ってたのね、おもてなしありがたいとお茶を飲んで。

道中の旅話や王都の街の話をしはじめてしまったようだ。


そして、ジョルジュおじさんが屋敷に来てしまったので執事がこちらへ案内し、お母様が終わるまで時間稼ぎを頼まれ今に至る。


屋敷の侍女にお茶の用意をしてもらい、俺のオヤツだった焼菓子を出すように指示した。

今日はマリアンヌ人形を椅子にちょこんと置いていて、ジョルジュおじさんがチラリと見ていた。


「ごきげんようジョルジュおじ様

ようこそいらして下さいました。バラのハンドクリームは当家で争奪戦が起きるほど人気でしたのよ。今日を心待ちにしておりました。」


「マリーウェザー様ごきげんよう

何かタイミングの悪いときに来てしまったようだね、出直そうか考えたんだけど

マリーウェザー様が何をしているのか気になってね、見てもいいかい?」

追い返すと、執事があとでおばあちゃまに怒られそうだしな。必死にとめたに違いない多分。


「どうぞ、見せるほどのものでもありませんが

お母様もお出迎えの準備をして楽しみにしてましたのに、急な来客ですみません」


「見たところ、教会関係者のようだね?まあ、あまり詮索もなんだし・・・。

おや、今回は可愛らしい人形だね。それにこの絵は?屋敷かな?天使の家かい?どんな家なの?」


間取りだけの絵だからな外観とかわからないだろう。ジョルジュおじさんにはドールハウスに見えかな?

こっちの世界にも、マナリアンヌの使うミニチュアテーブルがあるんだろう。


俺は適当に話を合わせておこうと思い

シルバ○アファミリーのドールハウスをささっと描いていく。昔、ねーちゃんと一緒に遊んでたな。

こんな感じだったかな?着せ替え人形の方と混ざってそうだがいいや。

ウサギや猫のファミリーも描いてジョルジュおじさんの時間潰しに付き合った。


「これは、また可愛らしい家だね。動物の人形もこうすると遊び方が広がる。

いやはや、子どもは考えが柔軟だな

マリーウェザー様が欲しいなら、私の商会で作りましょうか?

これなら、粘土ですぐに作れそうだし1つの家に何体も使って(買って)遊べる。

あ、スチュワート商会にもう頼んでるのかな?」


これは、あれだな。

ジョルジュおじさんが人形の事なら我が商会が1番って売り込みかな?

どうしよう、俺は別にいらないんだけどなぁ

お母様まだ来ないし時間潰しにもうちょい話すか


「スチュワート商会は、ドールハウスは作ってませんよね?

私の事は、そのおかまいなく。マリアンヌいただきましたから。

もし作るんだったら、木彫でも粘土でも布でも何でも良いと思いますわ。

大事なのは大きささえ揃えて規格を同じにすることです。それさえおさえておけば何で作っても遊べそうですね。

木彫が1番頑丈でコトコト動かしても、大丈夫そうです。布なら手足の可動域が増えますから服を着せ替えたり出来ますね破れても自分で縫って直せそうですし。

粘土は安く作れますけど、耐久性に乏しいので子どもの玩具には少し向きませんわねやっぱり却下で。

こう、お顔を可愛らしくこんな感じにして。

リアルすぎると怖いので可愛く見えるようにします」


「壊れるけど、粘土の方が仕上がりがいいじゃないかい?」とジョルジュおじさんが言うが


「その通りなので小さなコップやお皿など備品は粘土で良いと思いますが、壊れてしまって欠けた破片で子どもが怪我をしてしまいますし、人形は丈夫に越したことはないのです。

この手の玩具は、母から娘へ孫へと続いていくものですわ。

規格を同じにしておけば、新しく買い増やしてもまた使えますでしょ?

新たに買ったうさぎの子どもが親より大きくて椅子に座れなかったら興ざめですわ。

他の動物を年々増やしていったり、小さな椅子やテーブルなどのミニチュア家具は大人でも手にとってみたくなりますわ。

女の子は食べ物のミニチュアは好きだと思います。ケーキやお菓子のミニチュアを並べてお茶の時間よとかママゴトしてますね。

それに頑丈で壊れなくても必ず無くしてしまいますのよ。」


「なるほど、確かに小さいしすぐに無くなりそうだ。(セット売りよりも小分で売れるな)

この家は?」


「ドールハウスも反対側は壁がないので家の中は丸見えで遊びやすいですわ。こんな感じで。

パカッと半分に割れる仕様の家だと、閉じた時にコンパクトに収まりますわね。他の家とハシゴや吊り橋なんかで繋げられるようにするのも姉妹や友達と遊ぶときに楽しそうですわね。

吊り橋って、なんか楽しいですわね。ツリーハウスにくっつけたりもいいかも。

布で庭のマットを作り池や花壇など描くか刺繍してもいいですね。」

とサラサラ適当に描いていく。


「ほぉ~、なるほどなるほど

これはどうなっているのかな?」

こっちは?と話してるうちに、お母様がようやくジョルジュおじさんを迎えに来て

「マリーウェザー様、楽しいお時間をありがとうございます、また後ほど」とアトリエを出て行った。


教会の奴らが来たときに、従者の一人がおばあちゃまのところへ早馬で行き、知らせを聞いたじーさんが急いで戻って来て教会関係者を連れて開拓区へと行った。


スコットとサイモンは帰ってきて、乗馬楽しかったですねとか言って顔がスッキリしていて

アンナ達も帰ってきて、街で買ったお菓子を出してお茶してくれて皆でホッと一息ついていた。

俺のお腹は紅茶でタプタプだけどな。


ジョルジュおじさんが帰りに

「マリーウェザー様、ドールハウスが出来たらお持ちいたします。」と言う。


え、いらないけど?


「あの本当にお、おかまいなく。その、高価なものですよね?作るのに時間もかかりそうですし。

色々と話しましたが、催促したみたいになってしまって、本当にすみません、私そんなつもりじゃなくて。

あの、私たちは雪が降る前には王都に戻りますもの全然そんな、本当に申し訳ないですわ」


俺も子どもの頃はやったけどさ、今更ドールハウスなんて、もらっても遊ばないよ?


「マリーウェザー様は、まったくなんと聡明なかたでしょうか

私に気を使ってくれたのですね?

子どもは遠慮なんてするものじゃないですよ。

良いものが出来たら王都に送りますよ。楽しみにしてて下さいね」


困った顔でお母様をチラチラみると

「マリーウェザー、せっかくのご厚意よありがたくお受けしときなさい。

必要以上に遠慮することは、時として相手に失礼にあたることなのよ。

あなたはいい子だから欲しくても気を使って遠慮したのかもしれないけどね」

と頭を撫でてくれた。

違う、違うんだ、くぅ〜


「ありがとうございます楽しみです」

と笑っておいた。本当にいらないのに申し訳ないです。

「せめて、ちゃんとお支払いいたしますわ、悪いですもの」


「まあ、マリーウェザーったら、おませさんね

お金の大切さを学んだのね?いい事よ」

ホホホとか笑って、お母様が受け取るときにちゃんとお支払いしますと約束してて

ジョルジュおじさんがそんなに年いってないのに、孫でも見るように微笑んで帰っていった。



夕食の時におばあちゃまが帰って来たんだけど、教会関係者を連れて帰ってきた。

屋敷には、先に知らせがあったようだけど、今日はうちに泊まって明日帰るらしい。

話がはずんで、おばあちゃまがうちへ招いたんだと。


くすんだ金髪をオールバックにしてる、眼光鋭い思ってたより強そうでガッシリしてて、しっかり意見を言いそうなおっさんだ!


「こんにちわお嬢様

私は教会本部のミカエル・マークフェルドと申します。お噂はかねがね、お会いできて光栄です。」


「お初に御目文字いたします。

マリーウェザー・コルチーノでございます

こちらこそお会いできて光栄ですわ」

俺はペコっとカテーシーして挨拶するとスコットの後ろに隠れた。


何の噂か知りたくもない、教会関係者だろ?

あのバカ公爵令嬢を聖女だと祭り上げてる組織の噂だろ?怖くてきけないわ。

目立たないように大人しくしてよう。

ってかねえ、アンナさんサイモンさん俺にも教会関係者が来ることを報告してよね?君たち俺の側近でしょ?


マークフェルドさん、開拓区を褒める褒める、管理が行き届いてると、おばあちゃまを褒める褒める。

おばあちゃま楽しそうだ。

そこで気が付く、おばあちゃまのタイプなんだなこの人。なんかわかった。ガッシリ系好きなんだなおばあちゃま。




寝る前に、マリアンヌが

『今来てる教会のおっさんな、たぶん見える方の人間だよ。僕は大人しく人形に隠れてるからお前も気をつけろ?』

と言う。

「あ、そんな感じするわ。目ヂカラあるな、あの人。挨拶の時、ちょっと怖かったもん。」

『僕も視線を合わせられなかった。』

「お前、お祓いされちゃうもんな。本職の人だもんね?」

『僕を悪霊扱いするな!おっさん!』と鼻を摘まれた。

「俺はまだおっさんじゃない!」

鼻声で抵抗しといた。

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