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俺の異世界冒険記!  作者: ワシュウ
領主の娘 領地に行く
38/385

忘れてたピッピ

俺はすっかり忘れていた。そもそも、嫌われてるっぽいからな・・・。

産みの親ではないが、温めの親なんだよ?




その日は、曇空だった。

スコットのお誕生会をするって聞いて、俺はホームパーティーを思い浮かべたが

スコットは貴族の次男で、ここの領主の息子だったのだ。


館の庭に馬車が何台も入ってきていた。

領地内の親戚や近隣領地の中立派閥のお友達貴族を招いて、時間を作らせてスチュワート商会や集まってきた商会の人達も呼んで

大きなホールでお誕生パーティでした


ひぇー


朝からパタパタ忙しそうにしてて、メイド姿が板に付いてきたアンナはテキパキ動いていた。

俺は邪魔にならないように、スコットの部屋で大人しくマリアンヌと待機していた。


「おにいさま14歳おめでとうございます。盛大なパーティーですね。こんなにたくさんの人がくるのなんてお披露目以来です」

親戚たくさんいるなぁと思ってたら


「開拓区の話し合いも兼ねてるんだよ。そうでもないとこんなに人が集まらないからね」

と照れながらスコットが話す、複雑な家庭環境だったからな。

こんな最大なことは初めてだと嬉しそうにしてる。


パーティーがはじまり、高座にいるスコットにみんなお祝いの言葉を贈っていく

照れながら、しっかりと挨拶を受けている姿は、なんとなく大人の顔に見えた。


スコットも大きくなったなぁとしみじみしていたら、お母様が

「スコットもいつの間にか大きくなりましたね、男の子も成長が早いものね・・・立派に育って嬉しいわ」

と涙ぐんでいた。母の愛だな。


宴も酣、終わりに近い頃になってから、バンと扉が開いて「注目しなさい」と、ど派手な衣装の女の子が現れた。

後ろで侍女に「お、お嬢様もっとおしとやかに」とか言われてるのに、ズンズンと奥までやってきて、スコットの前で止まり


「ミシェランド・マディリーンよ!

公爵令嬢であるわたくしが、こんなど田舎の伯爵領までわざわざ挨拶に来てあげたのよ!感謝なさい!

今日は、わたくしの歓迎パーティーかしら?

ショボい伯爵領だし、館はボロいけど、まぁ料理だけはマトモね!

コーネリアス様はいらっしゃらないの?時期伯爵令息だもの一番にご挨拶したいわ!」


開いた口が塞がらないとは、この事だろう。

すげー娘が来たな。



ミシェランドとはこの国の3大公爵家のひとつで、国の東側を南北に伸びてるデカい領地だ。元が小国で、大昔に侵略戦争しかけて来て、この国に負けて土地を削られた亡国の1つだ。


もう1つが、寒い北の地のダビルド公爵だ。貧民が発生し流れてきたところだ。こちらは、アルプスみたいな雪の山脈が邪魔で侵略より食料とか欲しかったから、すり寄ってきた元小国だ。歴史上では属国→合併した感じかな。

3大公爵のもう1つは、南西の海側にもあるがそれはおいおい。



公爵令嬢が俺を見つけて

「あ、あんた!あの生意気なチビじゃないの!

王太子殿下の婚約者候補の一人に選ばれたからって調子に乗ってるようね!

こんな田舎に隠れたら殿下に会えないわねアハハ!残念だけど王都にあんたの居場所なんてないわよ!

ミネルヴァに天才児がいるんですって!

あんたみたいなチビおよびじゃないのよ!オーホホホ!」

と高笑いしながら突進してきたが、近くにいたお母様ではなく

離れた所で般若の顔をしてるおばあちゃまの所まで走り、そのドレスの後方に隠れる。


この会場で誰が1番なのか、俺は知ってる。


そして、おばあちゃまのうしろは、侍女が出入りする開けっ放しの扉だ!


公爵令嬢が俺を追いかけて来たが、おばあちゃまが立ち塞がり


「まあ!

ご挨拶が遅れて申し訳ございません

わたくしは前伯爵夫人のコルチーノ・コンスタンツェでございます

公爵令嬢のお嬢様

公爵閣下はご一緒におこしかしら?

大昔ですが、あなたのお祖父様からの求婚を断って以来お付き合いがございませんでしたのよ。

久しぶりにご挨拶できるかしら?

どうやら、手違いがあったようですのよ、招待状が届いていませんでしょう?」


俺には顔が笑ってるようには見えないが、声だけは普通のトーンで話す。

招待状が届いてないのに、このお嬢様来たの?

ひぇー


「伯爵家程度の手違いなど、わたくしは心が広いのよ気にしませんわ

お父様もお母様も王都で忙しいのよ、ちょうど私も領地の別荘に勉強しに戻っていたの、私も王都にいたいのに。

本当に、私のお祖母様は元王女様だから、世間知らずでわがままなのよ。私に領地で勉強しろっておっしゃるのよ。

退屈な勉強の合間のお茶会で、こちらでパーティーがあるときいたの。

私がいた別荘からこちらは近いのよ!

最近、なにか賑わってるみたいじゃないの?

面白そうだから見に来てあげたのよ!

私の領地は広いでしょう?近隣から貴族の子女が奉公にくるのよ、その時に教えてもらったの」


「まあ、お嬢様

お勉強不足でしてよ?呼ばれてもいないパーティーに来るのはいささか不躾なのよ?ご存知ないようなので申し上げますわ!

訪問したのにお茶も出なかったと言われても結構ですわ!お帰りいただけるかしら?

コーネリアスは王都ですの、会うことがあればよろしくお伝えくださいませ」


おばあちゃまが怖くて見れない俺とは違い、お嬢様はチワワか何かなの? 昔、キャンキャンとライオンに吠えていくのをTVを見たことがあるなぁ


「わたくしに帰れとおっしゃってるように聞こえましてよ?

わたくしは公爵令嬢なのよ!

お茶とそこの美味しそうなケーキの新しいのを出しなさい! 耳が遠いのかしらおばあさん?

ほんと、田舎の領地は気が利かないしダメね!使えないわ!」


ヒィィ!真っ赤になったおばあちゃまから湯気が出てるよ


「マ、マディリーンお嬢様!

本日は僕の誕生パーティーにお越し下さりありがとうございます。

コーネリアス兄上がいつもお世話になっております。次男のスコットでございます。

遠くから来られてお疲れでしょう?

庭の花が美しいのです、お茶はそちらに運びましょう、四阿に貴女をご案内する栄誉を私に下さいませんか?」

とスコットがキラキラしい笑顔で手を出して会場から連れ出した。スコットも金髪碧眼のイケメンだもんな。

満更でもない顔でバカ娘が「あら、お誕生会でしたの?気が付きませんでしたわ」と頬を染めて出ていく。


あんたは英雄か!お兄ちゃんかっこいい!


おばあちゃまが早馬を出させて、公爵領と王都の両方にクレームの手紙を出していた。

バカ娘が連れてきた従者と侍女が最初は偉そうに高圧的だったけど、おばあちゃまの顔を見てだんだんと空気を読んで大人しくなった。


暗くなる前に帰れみたいな事をおばあちゃまが侍女に言っていて、この時間だとボロ宿屋しか泊まるところがない、お嬢様に怒られる泊めてくれと侍女に懇願されていたが、耳が遠い振りして聞こえなかった事にした。


おばあちゃま凄い! 聞いたら断れないもんね、公爵家って怖そうだ。


程なくして、さっきは英雄だったのに、しょぼくれたおにいさまが

「お祖母様、力及ばず申し訳ございません。僕の手に負えません」とうなだれる。

おばあちゃまがどうしてくれようと怒っていると


庭から

「きゃあああ!」

と叫び声がして、慌ててみんなで外に出ると


輝く赤いでっかい鳥がバカ娘を口に咥えていた。


2メートルくらいの鶴みたいな細身の鳥で尻尾にクジャクのような羽がついてる

ファンタジーで言うと、ファイアーとか不死鳥とかそんな感じで格好いい鳥だ。


「お嬢様ー!」

と侍女に従者が外に出て駆け寄ったら足でガシィと2人とも倒された。

クエーっと鳴いて、翼を広げると、もっと大きく見えてとても美しかった。

赤い怪鳥がバサバサァと羽ばたくと、ものすごい風が巻き起こりそのまま3人をつれて大空へ飛んでった。

怪鳥が、とんでいった空はいつの間にか晴れわたり空気がとても澄んでいた。


そしてその場は、阿鼻叫喚となりあわや怪鳥の討伐隊を結成しようとお祖父様が叫んだところで


俺が描いて、立派な額に飾ってあった温泉につかる美女の絵から、輝く温泉姫が出てきた

その姿は、慈愛に溢れ美しく微笑み、後光が指していた。みなが息を呑み顕現した姿を見た人は跪いたり臣下の礼を取ったりして誰もが頭を下げた。俺以外な。


あれ? こんなに神々しかったかな? 美談にし過ぎた? 流されやすいなあの精霊

と俺が思っていたら


『あの生命力に溢れた美しいお方は聖鳥にございます。

かの者が願い聖なる鳥は叶えたのです。親の元に送り届けたに過ぎません』

討伐はしないでねと告げて、温泉姫は絵の中に戻って行った。


温泉姫がいなくなると、初めて姿を見た人々が騒然となり、大騒ぎになった。涙を流して敬ったり、話し半分に美人の湯の話を聞いていた人は腰を抜かしていた。


聖鳥うんぬんよりも、俺の描いた絵に温泉姫が宿っていると騒いで絵の競りが始まってしまい、お父様とじーさんが商会やら親族やら近隣の貴族たちとワチャワチャ話し合いをしていた。


わがままな公爵令嬢が連れ去られた事など、些末すぎて話にも出なかった。


スコットが冷や汗をかいて顔色わるくしていたので、休むようにお母様が言って俺とスコットとサイモンは部屋に移動させられてアンナがお茶を運ぶと出ていった。


「あの鳥はピッピなんだ・・・」

スコットがつぶやく


「は? ピッピ・・・

とは、私が温めていたのに、孵化したら、おにいさまのペットになってしまったあのピンクのピヨコでしょうか?」

多少の棘はゆるせ、温めの親は俺なのに!

スコットが苦笑いになってから、そうだよと言って

「僕があの令嬢に耐えかねて、その・・・

そんなに田舎がいやなら王都に帰って勉強すれば?と言ったんだよ、そしたら怒りだして手がつけられなくて、もう帰って下さいって言ったんだよ。そしたら――――」

そうしたら、輝く赤い怪鳥が飛んできてバカをつまみ出したと言う。


「飛んで行く際に僕をみていたんだよ。あの目はピッピだった・・・。離れている間に大きくなってたんだなぁ」

成長しすぎじゃね?


えー、本当にあのバカ娘を王都に持ってったの?その辺に捨ててないか?

捨てるにしても、よその土地にしてね!うちの領地で公爵令嬢が死んでたら嫌だなぁ


「スコット様、公爵令嬢はそこら辺に落とされて死んでたりしませんか?

暴れて怪我してても、こちらに文句を言ってきますよ!

どうしましょう!探しに行かなくていいですか?」

サイモンが俺と似たような事を考えていて、口に出していた。

不安を煽るような事言うなよ、と言いたいけど、ありえそうで嫌だなぁ


「おにいさまのピッピなら、また呼んだら来るのではありませんか?

真っ直ぐに止まらずに飛べば、遅くとも3日ほどで王都につきますわ、4日後にでも呼んで確かめましょう? どこかに落ちていても私達では探せませんわ・・・

おにいさまの責任ではありませんわ。あの令嬢の面倒を見きれなかった公爵領の方達の責任です。

それに、会場からあの令嬢を連れ出した時は英雄に見えましたわ! カッコ良かったですわ、おにいさま!」


「そうかな。

ちゃんと王都に帰ってることを祈るほかないね」

スコットが照れて言うと

サイモンがいたたまれなくなり、みんなの様子を見てきますと部屋を出た。


スコットを褒めつつ、俺のアルバイトでやってる絵描きの続きをしていたら、アンナがお茶を運んできて、あの絵を描いたのは誰だと騒いでて、見つからないように俺達を隠していると教えてくれた。


サイモンも戻ってきて、結局あの絵は誕生会に来ていたマックイーン子爵家の人が買ったとの情報を持ち帰ってきた。ちゃんと情報収集できてるようだ。

マックイーン子爵はお父様が雪で足止めされてた街道の領地の人で、マリアンヌ人形をくれた人だ。

絵を買ったのは領主の叔父とか言う方で、商会を立ち上げている小金持ちの貴族らしい。


サイモンがその叔父さんに捕まって、あの人形を取り扱っているのは自分の商会で、人形の問い合わせがたくさん来て儲かってる、宣伝効果抜群のお嬢様に感謝してると伝言を持って来た。


「どうせなら、温泉姫のフィギュアでも作って温泉街で販売したら儲かるのになぁ

おばあちゃまが彫師を探してたでしょ?別に石に彫らなくても、このマリアンヌ人形みたいに木彫りに色を塗ればいいのよ。粘土で作ってもいいわね、石粉粘土か樹脂粘土があればフィギュアを作れるのだけどね」


「あの・・・それをお伝えしてきても良いですか?

マックイーン子爵の叔父上殿は、お嬢様が絵の制作者だとご存知でした。商会関係者なので、お嬢様が描いた文字表も、お買い上げでお持ちだそうです。

それに―――――」

それに、サイモンがペロッとしゃべってしまったらしい。まあ、バレちゃうのも時間の問題だしね。


「粘土があれば欲しいわね、絵よりうまく出来ないけどデフォルメされた温泉姫なら作れるかもしれないわね」


この言葉を俺はとても後悔する。

作れるかもしれないと言っただけで作れるなんて言ってないよ?




その日の夜、スコットが疲れていたのかすぐに寝た。そしたら部屋にフワッと光る温泉姫が現れた。


「あら、絵から出て来ないの?」


温泉姫『お嬢様は、契約者様ですからどこにいても来れますわ。

それより、昼間は聖鳥があらわれて驚きましたわ。お嬢様のペットなのでしょ? わがまま娘を追い出すのに聖鳥を呼ぶなんて流石ですわ』


「俺が契約者なの?温泉街と契約し直してくんないかなぁ?土地神的なやつでいいじゃん?みんなに敬われてるよ、よかったね?

あの怪鳥は俺のじゃないよ、そこで寝てるスコットのだよ。」


マリアンヌ『そうだぞ!こいつは僕と独占契約してるんだぞ!お前はあそこの地でやっていけるだろ?クーリングオフだ!』


「別に独占契約とかしてないけど

貴女は、おばあちゃま達がなんか神殿みたいなの作るんでしょ?出来たらそっちにどうぞ居て下さい。

女湯出来たら、こっそり混ざって一緒に湯に浸かって、お肌が綺麗ですねぇとか言ってちょっと触るくらいは許されるだろ、多分。

(この精霊は俺の趣味の美人だけど元があれだからなぁ)

って、それよりあのバカ娘死んでない?大丈夫?スコットが悲しむよ?

あの怪鳥は、俺が温めて孵化させたのにスコットのペットになったからね!」

酷くない?と話すと


温泉姫『合法おさわり最高ですわね!お嬢様は天才です!

わたくしはお嬢様と契約が切れても開発区と呼ばれてるところのパワースポットでエネルギーを得られますし、お嬢様のお陰で依代の絵がどんどん増えてますし、信者も増えて皆様よく拝んでくださるので困りませんから。

聖鳥が連れ去ったのです。あのわがまま娘は大丈夫でしょう。死んでませんよ多分』


社もないのに信者が増えてんの?!凄っ!

あの絵がすでに信者を集めてるのか!


マリアンヌ『あの鳥はいいんだよ。ほっとけ!

気になるなら、僕が王都のどっかに穴を繋げて見に行ってやるから、鳥にもう構うな。

僕がいるのに他のやつにあんまり構うなよ!

それに僕のフィギュア?とかいうのも欲しいとか思ってないからな!』


コイツは、これはあれだな、ヤキモチ焼いてたのか? 最近、温泉姫の絵めちゃくちゃ描いてたからな。

「ああ、粘土があったら作ってやるよ」


ふくれていじけてるから仕方ない、コイツを描いてやる。

黒髪黒目の中学生男子だ。

ひとりだと寂しそうだから、隣に今の俺も描いておく黒髪黒目の4歳児だ。

「手を繋いでると、兄弟みたいだ!

本当は俺の方がおにーさんだけど今は幼児だからな」


マリアンヌ『お前にはこう見えてたの? おお!絵にするとわかりやすいぞ! そうか兄弟か、いいな。ハハ

この絵だと、僕の方がお兄さんじゃないか』

マリアンヌが照れて嬉しそうにしてる。気に入ったかよしよし


温泉姫『お嬢様にはこう見えておりますのね!

不思議な感じですわ!それに、みんな黒髪です素敵だこと。

あら、こちらの黒いモヤのお方が私にも認識できましたわ!

改めましてよろしくお願いいたします、先輩殿』

温泉姫がマリアンヌに向かって一礼する。

今まで見えてなかったのね!


温泉姫も描いて、3人で家族写真みたいにしてみた。温泉姫にはセーラー服を着せてマリアンヌが学ランで俺はワンピースだ。


温泉姫『見慣れない服ですわね?どちらの民族衣装ですか?』


「異世界の学生服だよ、温泉街だとやっぱり浴衣の方がいいかな?こんな感じ」

サラサラと浴衣姿も描く。浴衣だと男子中学生は大人っぽくなるな。


温泉姫『お嬢様は異世界のお方でしたか!

畏れ多くも私と契約していただいてありがとうございます』


「あー、俺はそんな偉い人じゃないから。気にしないで、敬うとかしなくていいです。普通でいいです。今まで通りで、あ、温泉街で頑張ってね?」


マリアンヌ『そうだぞ、コイツは僕がついてるからな! 後輩は命令通り温泉街で頑張れよ。』


温泉姫『確かに拝命いたしました。開拓区が整いましたらあちらに移ります』



こうして、俺はまた机に絵を出しっぱなしにしてそのまま寝落ちしてしまった。寝た俺はマリアンヌが運んだんだろう。


朝起きたら、アンナが絵を全て回収して販売元のお父様に提出していた。


「温泉街の家族絵バージョンかぁ、これも売れそうだ! 次から次に色々と考えてくれる!」

ウハハと絵は立派な額に飾られていた。



そして、オウムサイズのピッピが窓の外にいました。

「おにいさまのピッピではなくて?昨日のより縮みましたね・・・もう帰って来ましたの?早くないですか?」


うわー、やっぱり公爵令嬢どっかに捨てて戻ってきたの?


「わぁ、ピッピじゃないか!どうしたんだ?」

スコットが、窓を開けたら俺の頭に乗ってオウムのように喋りだした。


「スコットお誕生日おめでとー

あのバカ娘 ちゃんと王都に捨ててきたー

スコット大丈夫 クケーケケケ」


なんで俺の頭に乗ってるの?ピヨピヨサイズなら許せるけど、ちょっとデカくなって怖いんだけど?糞落とさないでね


「ああ、良かった!王都に帰れたんだね、安心したよ。このくらいの大きさならまた飼えるかな?僕に会いに来てくれたの?フフありがとう」

ふぅ~っとスコットは息をはいた。

ピッピのことを忘れていたので

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